【渡航記②】えっ!!インドにはカレーもナンもないの!?
2016/07/19
こんにちは。
ホットヨガスタジオLAVAです。
本日の【暦と暮らすヨガ】では、
この1年半の間になんと5回もインドを旅している
LAVA本部社員M.O氏より寄せられた
『インド渡航記~カレー編~』をお届けします。
現地のレストランでメニューを見て衝撃...!
インド料理と言えば、カレーとナン!
日本でどんなインド料理屋さんに行っても
ほぼほぼ「ナン」はあります。
お店によって多少味が違うこともありますが、
もっちりアツアツのナンと
カレーとナンの相性は抜群で、
あぁ~インド料理大好き!となりますね。
ところが、本場のインド料理を食べようと、
インドへ渡り、レストランでメニューを見ても、
「○○カレー」や「ナン」の文字がどこにもない...!
えーーーーーーーー!!
日本のレストランでは、チキンカレー、野菜カレー、
マトンカレー、ダルカレーといった具合に、
メニューには「○○カレー」と記載されていて、
「カレー」というカテゴリーだってありますよね。
しかし、本場のはずのインドでは、
「カレーをください」と注文したところで、
「それはいったいなんですか?」という話になるのです。
インドでは、
野菜やお肉をどのような味付けで調理したかということが
書かれているだけで、「○○カレー」という記載はしていません。
つまり、
・○○の野菜を辛めのスパイスで炒めたもの
・○○の野菜をスパイスで煮込んだもの
・○○と●●の炒め煮
などに分かれていて、それぞれに名前があります。
例えば、ひよこ豆のカレーは「チャナー マサーラー」、
ほうれん草とカッテージチーズのカレーは「サグパニール」、
チキンカレーは「チキンマサラ」など。
現地の言葉で書かれたメニューに
「カレー」にあたる共通の文字は見当たりませんよね。
ですので、インドでカレーを食べたい!という場合は、
予めお好みのカレーの名前を覚えておくのがオススメ。
もちろん、その場で決めて、どんなカレーが出てくるのか
ちょっとしたスリルを味わうのもまたいいかもしれません(笑)
辛さは本場のものもありますが、
概ね味付けはスパイスの効いたいわゆる「カレー風味」。
なので、日本人でも美味しく食べられますよ♪
ナンは日本人の好物、インドではぜいたく品!?
では続きまして、ナンのお話!
以前、日本在住のインド人からインド料理を学んだ際に、
その方に伺ったウソみたいな本当の話をご紹介します。
「はい、皆さん。インドにナンはありません。
インドの家にタンドールは無いですし、
小麦粉はぜいたく品でもあり、頻繁には食べません。
北インドでは主に小麦で作った丸形のロティや、
全粒粉で作ったチャパティを食べていて、
南インドの主食はお米なのです!
インド人はナンを食べません。
でも日本ではナンが広がっているので
日本のインド料理店では出していますが、
インドでナンは食べられないので知っておいてください!」
この話を聞いた当時はビックリしましたが、
確かにインドであのいわゆる「ナン」を見たことも
食べたこともありませんし、
南インドでは毎食のようにご飯やチャパティが出てきました。
でも、実際にインドに行ってみると、
温かくて湿気のあるあの気候の中で食べるには、
確かに、さっぱりとしたご飯やチャパティの方が
おかずとの相性がバッチリ!
ん~、本場のインド料理というのは、
インド独自の空気とともに味わってこそ
楽しめるものなのかもしれませんね。
皆さまもぜひ、機会がありましたら
ヨガとカレーの本場インドへ足を運んでみてください♪