インストラクター日記

カルマと光・2014

こんにちは。師岡絵美里です。

今年もよろしくお願いします

2014年はとてもパワフルな年になるんじゃないかと思っています。
私だけではなくみなさんにとっても。

そんな2014年の覚悟を決めるために、今日は、カルマについて話してみます。

私たち人間は、現在の世界に生を受ける時に、「カルマ」を持って誕生します。
カルマに関して説明するには、その思想背景から語らないといけないので（それはあまりに長くなりそうなので、笑）
今日のここでは割愛しますが、現代を生きる人に知っておいてほしいヨーガ的人生観の根幹を、噛み砕きシェアします。

カルマ。

私たちは今回の人生に
「こういう質感のエネルギーを、このくらいの量を持ってうまれよう」
という感じに、自分で設定を決めて生まれてきます。

「質感」、というのは、そのエネルギーの種類や特性の事で、つまり、「熱い」とか「素速い」とか「すぐに広がる」とか「集める」とか「繊細な」とか「勢いがある」とか「じっくり進む」とか、そういったエネルギーの性格のようなもの。
そして、何色で、どんな形状で、どんな働きが可能で、どんな稼動域なのか、などのパフォーマンスのことも指します。
 
それがその人の人生の「個性」であり、
”その質感を最大限活かすとで、この世界に貢献し自らも豊かに生を送れる”
という個人の人生のエッセンス中のエッセンスです。
 
その持って生まれたエネルギーを、
できるだけ「純粋な」かたちで使い切ることで、人生を全うし、
カルマを昇華させることができます。
 
つまり、才能を使え、ってことです。
そして、中途半端に使わないで、限界まで使え！って事です。
なぜなら、それらには「運動量」があるからです。
 
私たちが「生まれる」という瞬間に、
そのカルマは、ポンと押し出されるように「人生」というステージに転がされます。
神様に、”さあ行っておいで”、と背中をおされるみたいに。
 
するとそのカルマは人生の中を走り出します。
どんな走り方をするかは、先ほど話した「質感」次第なんです。
 
私たちの「体」もそうですが、ご飯をたらふく食べてエネルギーを蓄えても、蓄えっぱなしで活動をしなかったらそれらのエネルギーは体に残って、重くなり、しだいに具合も悪くなってきますよね。
食べたら、適切な運動で消費しないとです。
 
人生についても同じで、
私たちは、持っているエネルギー量に見合った「運動」がないと、
一番よきコンディションが保たれず、人生がうまく機能しなくなります。
 
エネルギーを「持ってるなら使え」という事です。
で、それは誰でも持っているんです。
持ってるから人間をやっていられます。
 
こどもが好きな、小さなおもちゃの車ありますよね。ミニカーとかチョロQとか。
それを平な所に置いて、バックさせると、ねじがじりじりっと巻かれて、
手を放すとシャーっと走っていきます。
 
巻かれた分のねじ（つまりエネルギー）があるかぎり、
障害物がないかぎりは走ります。
そしてエネルギーが使い切られれば止まります。
 
これは私なりの説明の仕方ですが、
カルマも、「持って生まれた運動量」と考えることができると私は思っていています。
 
今生、生まれる前に、
 
『次の人生でこういう事を成し遂げるのだ！そのために必要なエネルギーを充足させよう』
 
と、エネルギーが蓄えられます。
 
「こういう事を成し遂げよう」と決めた「テーマ」が、
エネルギーの「質感」になります。
 
これはつまり、
「私は”こういう事”を通して、人類や世界に貢献する事を成し遂げよう」
って決めてるんですね、あらかじめ。
これは誰でもであって、個人的な願望ではなく、普遍的な人間存在の意図です。
 
「何を以て（＝どんな職業で、どんな立場で、なにを使って、どこで、）」調和への貢献を為すのかの「設定」に個人差があるだけです。

みんなみんな、