インストラクター日記

ヨガ的春の過ごし方

2013/04/04

みなさんこんにちは。
LAVAの師岡絵美里です。

いつも読んでくださりありがとうございます。春っていいですね。桜がとてもきれいな午後に、これを書いています。
 


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LAVA大森店の髪林靖子先生の家族、ハナちゃん。
すごく静かでかわいいのです。

たま〜に会えるととても嬉しい。  


24匹のねこ.jpg

最近書いた絵。娘のために猫をたくさん描きました。

娘の保育園にて、「11ぴきのねこふくろのなか」という絵本のストーリーで、クラスの子供たちが劇をやりました。
すばらしくかわいかったので、絵を描いて感動のお礼としました。

こんなにいっぱいいると、なんか愉快でしょ?(笑)

 
 
 

<ヨガ的春の過ごし方。>

さて、この春からヨガを始める人もたくさんいると思います。
そんなみなさんに、ヨガ的な春の過ごし方をひとつおすすめします。
 
春って気分がウキウキしてきて、何か新しいことを始めるには向いている時期だとも思います。フットワークも軽くなりますよね。
 
しかし新学期とか新年度など、環境の変化が多く、職場でのポジションが変わったり担当する事が変わったり、それ合わせて新しい事を覚えたり新しい環境に慣れる必要も出てきます。
 
つまり緊張やプレッシャーが多いのも、春の特徴だと思います。
 
でも体は逆で、春は骨盤も頭蓋骨もゆるんで、あたかも土から芽が出て花がぱか〜っと咲くかのような、ポカーン・・と開く時期なんですよね。
デトックスのシーズンであり、冬の間に体に溜めた老廃物が「春だ〜〜〜、わ〜〜」っと外に出てきます(笑)。吹き出物とか、風邪ひいたりするのもありがちで、あまり薬で止めないで症状のでるがままにするといいかもしれません。
出てくるのにまかせておきたい時期とも言えます。
 

そんな時に、精神的な緊張で頭蓋骨や骨盤をキンキンに締めてしまうと、体的にはとってもキツいですね。
本当はデトックス的に「春だ〜〜〜〜わ〜〜〜い」と自然に解放して出すもの出したいんだけど、入ってくる新しい刺激(情報)の方が多くて、骨盤もぎしぎし締まってしまい、のほほんポカーンともしていられない。「春の矛盾」ですね。
 
この、体のメカニズムと社会的リズムの差異が心身の葛藤となり、この時期の心と体をおおいに疲れさせる原因にもなります。でもみんながんばっちゃう時期でもあります。
そしてそのまま「がんばって」過ごし続けると、五月あたりにガス欠状態になってきます。体が弱り、心が無気力になり、感情は沈みがちに。いわゆる五月病です。
 
日本の春は桜が美しく、入学・進級、入社などには「絵的に」向いているシーズンかもしれません。昔からのリズムなので、日本人には当たり前の情緒的感覚でもありますが、日本がおおらかな頃はこの「春に入学」もよかったのかもしれませんね。
個人的には、現代のこの秒刻みな社会と、状況の方に自分を合わせないといけない一般的な価値観と仕組みの中では、身体にとってはとても無理をしいる時期=それが4月、という構図ができあがっているようにも感じます。
欧米では長い夏休み明けの秋が新学期、が多いようです。どっちがいいとかダメってわけじゃないですが、身体と社会的緊張の葛藤が少ないのは、もしかしたら秋かもしれませんね。
でもわからない。欧米の人は秋に無理してしまい、11月頃に五月病になるのかもしれないし。
 
なので、いろいろ言っても仕方がな〜〜〜い。
ので!
 

ヨガをしよう!
それがいい。
 

ヨガのクラスで、体が体にどっぷり浸れる時間を持とう。
日常では緊張が多いかもしれないけれど、
ヨガのレッスンでは解放し、開きたい骨盤や頭蓋骨を素直に開かせてあげて、
そしてまた社会生活に戻れるようにほどよく引き締めてあげよう。
すっきりリフレッシュするはずです。
 
 
環境的に新しい事を始める人にも、ヨガはおすすめです。
自分自身の中心に戻る時間を持ち、体のコリをとり、集中力を取り戻そう。
疲れた時ほど、シンプルなストレッチと酸素を取り込むことが必要なのです。
 

あとね〜〜〜ぜひ男性にヨガをやってほしいです。
女性はある意味精神的に自由でフレキシブルだと思います。
自分の体をなんとかしよう、という意識も高い。
おそらく毎月生理があったり、妊娠や出産を体験すること(または意識することなど)で、「自分の体」の変化、重要性、臨場感が強いのかもしれないですね。
 
でも男性は、良くも悪くも目線が外に向いていて、仕事や自分の役割に力を注ぐあまり、「体の中がけっこう大変なことになってますよ」というサインに気づかないのか、知ってて無視してるのかわかりませんが、体の優先順位が低い方が多いように感じます。
 
女性は直進的に「結果」を追いかけすぎると、肌がゴワゴワになって老けていくけど、男性は「結果」とか「成果」を実らせてこそ、それを英気に輝き若返るのだと思います。
それは素敵だと思うし、男性が仕事や自分の役割に力を注ぐのはとってもいいと思います。それでこそ男の人生! 
女性がのびのび美しくいれるためにも、男性は潜在的な才能を発揮してがんばってほしい。
 
でも、そこで「何が」活動をするのか、と言うとやっぱり「体」でしかないのです。
思考的なビジネスの方であっても、思考にどれくらい身体のエネルギーを使うかを考えたら、体を適度に鍛えたりケアする必要がないなんて、まったく言えないのですよ。
体です、体。
男性に必要なのは、ハタヨガと瞑想です。ぴしゃり。
 

というわけで、男性のみなさん、ヨガをしよう!してください!ぜひ!懇願!(笑)
LAVAでも男性が通えるスタジオがあるので、ぜひ、ヨガでクリアに、独自の可能性や能力をさらに高めてほしいですね〜〜〜。

(個人的には、男性専用のLAVAがあってもいいんじゃないかっくらいに思います。
もしそれができたら週一回くらいはそこでレッスン担当したいな。LAVAのおすぎ先生と一緒に果てしなくストイックなクラスとか〜(笑)あ〜楽しそう!!!誰か採用してくださいこの意見!あ〜ふくらむ妄想。男性がちゃんと健康で、心が強くあるこの社会。女性はリラックスしてみんなきれいで色っぽい。いいな〜〜〜〜。ユートピア〜〜〜〜。)
 
 
・・・もとい。
 
そんなわけで、もうすでにヨガ大好きなみなさんも、これからのみなさんも、ぜひ、春のヨガを楽しんでくください。

私は、大森の静かなスタジオでお待ちしてます。
 
 
 
 
 
<2013年4月のワークショップ>

春からの新ワークショップです☆

「はじめてのヨーガ・スートラ教室~入門編~」

このワークショップは、ヨーガの基本経典である「パタンジャリのヨーガスートラ」から、ヨーガの基本思想と実践のヨーガを学ぶ講座です。
ヨーガの本来の目的を知ることで、より深いヨーガ体験がもたらされるでしょう。
座学のパートでは、難しく感じられがちな古典の文献内容を、現代のみなさんにわかりやすく説明し、日常生活や人生になぞらえてお話します。
体を動かすヨーガのパートでは、スートラの内容をなぞらえながらハタヨーガを行い、心の安定と体の調整をはかります。
 

■内容

・はじめのチャンティング(マントラやスートラの詠唱) 
・座学:ヨーガスートラから、ヨーガの基本思想と概念を学ぶ
・実践のヨーガ(30~40分程):その日の座学内容に合わせてヨーガを行なって体を整える
・瞑想

<対象>
LAVA会員様

・オールレベル
・より深くヨーガを学び、楽しみたい方のためのワークショップです。
ヨーガ・スートラなどの古典文献が初めての方でもぜひご参加ください。
・資料を配布いたしますので文献をお持ちでなくても受講可能です。
・運動量はそれほど多くありません。

<担当講師>
師岡絵美里

<日程>
4月13日(土)9:10~10:50(1h40m)
4月27日(土)9:10~10:50(1h40m)
@LAVA大森店 詳細は大森店トピックスのページへ

「サイレント・ヨガとワンネス瞑想」
わたくしのだーいすきなワークショップです。
ただただ気持ちいいです。理由なんていらない、と思えます。
 
このクラスはたくさん動きます。
動けば動くほど心は安定してくる、
そんなヴィンヤサの王道的なエッセンスをめいっぱい楽しもう。
心も体もスッキリするヨーガです。


<対象>
LAVA会員様
・オールレベル

詳細は大森店トピックスへ

<日程>
4月6日(土)9:15~10:45(90分)
 
 
みなさん、ぜひ来てください。お待ちしています♪
 
 
 
 
<個人的近況>
今、本格的にサンスクリット語の勉強をしています。
今年に入ってとてもいいご縁で「師」と出会うことができたことも大きなきっかけです。
 
「その文化を知りたければ、その言語を学ぶ」が最短ルートのひとつだと思います。
しかしなんであれ言語を学ぶこと自体は「近道」はなく、
地道な練習と探求の積み重ねですね。きっとどの言語でも言えることだと思います。
 
なぜサンスクリット語か。
それはヨーガの思想や宇宙観、生命観は、インドの古代の言語の中に凝縮されているからです。
そのひとつひとつの単語や文法の中に、宇宙の真理が詰め込まれていています。
サンスクリットのそれの驚くべきは、神がかるほどの綿密さと大胆さで、言葉の中に「世界の仕組み」を潜ませていることです。


とにもかくにも、古代の文献を原文で読み、自分で訳を与える、ということはよっぽどの情熱がないとやれないことだと思うので、おそらく自分はこれが大好きなんだろうと思います。
もともと好きなんですね、古典が。学生時代もそればっかりやってました。
いろいろ楽しい事や没頭できること、向いてないことや苦手な事なども経験して(笑)、巡り巡って元々の気質に戻ったんだと思います(笑)。
文学と言語が好きなのです。

ヨーガの文献は、やはり「聖典」なので、それを読み解くというのは、人間の意識の計り知れない広大な領域に飛び込む作業です。どんなにやってもさらなる気づきがあるんだと思います。誠実に時間をかけなければ修得され得ないものだなあと感じます。
その果てしなさが、私にとっては魅力です。
 
古代の賢人たちが、ひとつの文献を編み出すのに、どれほどの神や宇宙、生命への情熱があったかが、言葉をひも解くことによって見えてくるんですね。
 
今私は、そんな古典の世界と、聖者の心に没頭しています。
私のヨーガ体験は、より一層、敬意に満ちたものになっています。
ワークショップなどでアウトプットしていきますので、ぜひ共に学びましょう。
ナマステ。
 

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サンスクリット語の辞典。この不思議な文字、デーヴァナーガリー文字、と言います。

ではみなさん。素敵な4月をお過ごしください。
 

感謝をこめて

ナマステ
Peace!

師岡絵美里
 

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