インストラクター日記

さて。

これを書いているのは早朝です。
昨夜、とても早く寝たせいか、今朝３時すぎころに目がさめてしまいました。だいたい早起きですが、三時台はちょっとはやいですね（笑）。
二度寝するかと思いきや目が冴えてしまい、もう一度寝る感じでもなければ、かといって瞑想するとかいう感じでもなく。
窓を開けてみたら空はもう白んでいて、でも空気はちょっと涼しくて、夏だなあと実感しました。夏の朝の新しい空気って、本当にいいなとか思いながら。
 
お茶を飲んだり、日常的なことをとりとめもなくボソボソとしながら、早朝の時間がいっぱいある感覚の豊かさを味わっていました。
 
ただ座ってぼーっと、理由のない幸福感に満たされていました。
なんでもかんでもただありがたくて、やるべきことも、表現すべきこともなく、「いる」ことだけがここにあって。
 
 
そしたら、なんだか「何か」が聴こえるんですね。
一定の、切れ目のない音が。
耳をすませると精妙になって、微細になって、フルートみたいな、クリスタルボウルみたいな音に。
 
あ、ナーダだ。
 
と思いました。

 
ナーダは、サンスクリット語の「音」という言葉です。
ハートチャクラと喉のチャクラあたりから放たれる宇宙の音、聖音。
瞑想をしていると聴こえてきたりします。
瞑想してなくても聴こえる時があります。
始まりも終わりもない途切れることのない音で、本当は至る所にいつでもある音で、心と体が静まり、ハートが開かれ浄化されると、聴こえてきたりします。
 
思考が混雑していたりマインドが忙しかったりすると聴こえない、あっても気づかない、という側面もあるんですが、逆に、ハートや喉の混沌を癒すために「聖音」が集中して注がれることもあり、そういった理由で聴こえたりすることもあり。
「清い人でないと聴こえない」とかそういうわけでもないんですね。混乱してる時や、混濁した感情の中でナーダを聴くこともあるかもしれない。そこにナーダが注がれる。
・・・いいですよね、宇宙の采配で強制的に浄化される感じが（笑）。
 
今日のわたしが、清かったから聴こえたのか、混沌を癒されたのかはわかりません（笑）。
 
でもね。
本当は、清いも清くないもなく、なにがどうであったとしても、「ただここで安心して居る」というそれだけでしかない自分に寄り添っていると、真我は胸に座すのですね。
 
最近は、目覚めの瞬間はいつも聖音で。
そのまま、ある意味「起きないで」いればいいんですよね。
睡眠の中の夢から覚めてもまた、私たちが「現実」と呼ぶものは幻でしかない。
夢から、違う夢に移っただけ。
 
聴こえてくる聖音のままに身体の感覚機能だけを起こし、「思考は起さない」で体を起すと、聖音のままに「現実」を過ごしていられる。
起きたままの瞑想は続く。

ただ理由なく、こうしていればいいだけの自分で、「ありがとう」なだけの存在で、日常はただのシータ波の連続になります。
 
生きていることがナーダに、祈りになれば、私たちは何か特別な事を成し遂げようという立身や優越のエゴから解放されるのではないかと、思うのです。
日々やっているその動作が祈りになれば。
 
わたしが、寝起きのまどろみの中で聴くナーダは、少年や少女の合唱の声とほぼ同じ、子どもの声の和音だったり、クリスタルボウルの音と同じです。
 
 
最近は、「メディテーションヨガ」というLAVAの新しい素敵なクラスを担当している中で、レッスンもそうだしインストラクターさんへの研修の中でも、ナーダを聴く事が当たり前になってきました。ふと気づくと聖音。
みんなで、意識がつながって拡大する。
そういう事が当たり前の時代になってきて、本当に嬉しいですね。
ヨガを編み出した古代の人々も、さぞ、喜んでおられると思います。
 
「そうそう！その感じだよ！シャンティだよ♪」
 
偉大なグルたちがこの時代にエールを送ってくれてると思います。
メディテーションヨガのクラス、各店での開催が増えておりますので、みなさんぜひ参加してみてください。
 
何度も参加してみてほしいです。
一回一回の瞑想は単独の体験ではなく、一回一回の瞑想たちはすべて水面下で、天空で、ひとつに繋がっています。天の川や織物のようにね。
いつかふと、その美しさに気づくんです。
あまり瞑想に深く入れなかった時とか、体得できているように感じられなかった回も、上の方から見るとすべてがつながった一枚のきれいな織物みたいに広がっているんです。
肉体を持っていると、時間と空間の概念の制約から、「その一回」しか一度に体験していないように感じられますが、その一回の瞑想が、多次元的に煌めきをつなげあっているのです。
だからこそ、何度も、何度でも瞑想すればいいんです。
うまくいったとかいかなかったとか、そんなことは、本当はどうでもいい。
任せていればいい。
 
 
 
今日は、アファメーションを送ります。
アファメーションとは、「前向きな宣言の言葉」。私たちの意識を洗い、前へと進ませる言葉たち。
ヨガではサンスクリット語でマントラを唱えることも多く、サンスクリット語はその音だけでも意味を知らなくても浄化の作用があります。
日本語もまた、潜在的な呼び覚ましの力が大変強い言語です。音の運びに魂が宿ります。
 
わたしは日本語のアファメーションがとっても好きです。
自分が人と話している時や発言するとき、発言そのものがアファメーションであるように、なるべくそうであるように気をつけています。
それくらい、日本語とは、真なる意図、そのプラーナが宿る言語だと感じます。
 
 
私たちは今、精神的な時代のターニングポイントを迎えているんですね。
競争と分離のパラダイムを手放して、許し、調和と喜びの時代に入っていることをもっと積極的に、ある意味パワフルに認めないといけません。
自分の中にある、中途半端な見せかけの満足を得ようと何かを欲するエゴを手放し、許し、自分が本当はどう生きたいのかに正直になって、自分の中の「潜在力」によって生きる生き方に完全にシフトしないといけない、そういうターニングポイントです。
もう、古くて鍵のかかっていない檻の中にいつまでも自分を置いて甘やかす時代は終わり、「気づいているならそれを行動に移す」時代に完全に入らないといきません。
地球と世界のスピリチュアリティは加速し、人々は気づきの日々を送っていますが、本質的な事への「気づき」はすでにもたらされています。ありあまるほどに。
 
「その気づきを、表現・行動すること」。
そこに宇宙の創造があります。
 
 
最初の4行は、マントラ、♪アサトーマー♪、の訳です。最近よくメディテーションヨガでみんなで歌ってます。
その後の文言は降りてくるままに。

声で読むか、心で唱えてみてください。
 
 
 
 
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どうか私たちを、真ならざるものから真なるものに導いてください
 
暗いところから明るいところへと導いてください
 
終わりあるものから終わりなきものへと導いてください
 
平安あれ　平安あれ　平安あれ
 
 
 
太陽の符号による進化の恩恵を与えてください
 
満月の光の慈愛にすべてを委ねさせてください
 
どうかわたし自身の才なる能をもって、人類の調和と進化に貢献させてください
 
わたしの中の才なる能を開花させる機会を
 
みずから創りだす力を与えてください
 
自分自身と、つながりつづけられるよう導いてください
 
 
世界の美しさから目を離さないでいられる集中力を与えてください
 
まぼろしの世界に隠された真理に気づき続ける目を与えてください
 
 
未知なるものへの開かれた心を、さらに照らしてください
 
怖れを手放した先の自由へと導いてください
 
歩み続ける私たちの背中を押してください
 
 
私たちの本質は、生きる喜びと平和です
 
すべての奉仕の機会に感謝します
 
創造と存在のすべてに感謝します
 
 

ナマステ

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ちょっと前、４歳の娘が描いた絵です。素晴らしい作品。
そして・・・わたしの絵に似て来ているのもおもしろいです。
 
 

こっちはわたしが最近、友人のに贈るために描いた絵。
色の使い方、塗り方、よく見てるんだなあと思います。
 
   

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
 

よい夏を！
プラーナと、夏の草花の精霊とともに。
 

 シャンティ。ナマステ。  

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