皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~ 肺経の流注(るちゅう) ~
前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは –その10 –では、東洋医学における肺の役割の続きをお伝しました。
今回は、肺の経絡についてお伝えします。

十二経絡の中でも肺経は、肺の機能を担い、肺のエネルギーが通る重要な経絡です。
経絡の説明をする際に、イラストがあるとわかりやすいので、いつも私が使っている経絡図も参考にご紹介しますね。
肺経の経脈は、胃・脾などの消化器系のあたりから始まり、大腸と絡みながら肺、喉、肩、腕の前面内側を通って、最終的に親指へと向かいます。
経絡を鉄道に例えるなら、気が集中して出入りする「経穴」は、駅のような役割を果たします。
肺経が胴体を通る部分には体表に現れていないため、経穴は存在しません。
鎖骨の下から初めて体表に現れ、外気と連動するため、烏口突起の前には「天府」と「雲門」という二つの経穴があります。

~ 呼吸が浅い人の共通点 ~
烏口突起(うこうとっき)は肩甲骨の一部であり、肩甲骨が動くたびに、烏口突起に付着している筋肉も伸び縮みします。
烏口突起にはいくつかの筋肉が付着していますが、その中のひとつが「小胸筋」です。
この筋肉は烏口突起から始まり、第3~5肋骨に付着しています。
小胸筋が過度に伸縮し、損傷すると、筋肉が短く硬くなり、第3・4・5肋骨を強く引っ張るようになります。
その結果、胸郭の動きが悪くなり、呼吸が浅くなります。
このような場合、烏口突起の前にある「天府」と「雲門」のあたりを押すと、痛みを感じることが多いです。
呼吸が浅い人の多くは、この部分を押されると強い痛みを感じます。
次回は、肺の経絡の上にあるほかの経穴についてご紹介します。
お楽しみに♪
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