皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~ 肺経にある経穴 ~
前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは –その13–では、東洋医学における肺経にある他の重要な経穴の中で、手首の近くにある肺経の重要な経穴をいくつか紹介しました。
今回は、今回からは、数回に分けて大腸経についてお話しします。

~ 五行でみる大腸の気~
『五行』とは、常に運動している気を、その活動状態に基づいて分類し、わかりやすくするために「木」「火」「土」「金」「水」という5つの要素で表したものです。
この、「木」「火」「土」「金」「水」で表す気は、常に動いていて、その動きにはそれぞれにパターンがあります。
例えば、大腸の気は「金」。
上から下に沈むイメージが「金」の気です。金属は重く、水の中に入れると沈みます。この重い金属が沈んでいくイメージは、気が下がる金のイメージにぴったりです。
この上から下に沈む「金」の気を司るのは、大腸と肺です。 なので、この2つは密接な関係を持ちます。
大腸経は肺経と表裏の関係があり、腕の前外側を通る大腸経が表で、腕の前内側を通る肺経が裏です。
~ 五行でみる便秘のメカニズム ~
この大腸と肺の密接な関係を、便秘のメカニズムで捉えてみましょう。
排便の際、大腸は経絡を通して肺の気を借り、便を押し出すための気圧を力みながら高めます。
なので、肺の機能が弱い場合は借りる気が少なくなりますから、気圧が低くなり、大腸の中の便を押し出す力が弱くなってしまいます。
だから、力んでも出ない!これが『五行』でみる便秘のメカニズムです。
また、横隔膜は呼吸の度に上下運動を繰り返し、その度、大腸をマッサージします。なので、呼吸が浅く、横隔膜の上下する幅が小さい場合は大腸をマッサージする力も弱くなります。
これも便秘を招く原因です。

~ 朝は排泄の時間って本当? ~
私たちは、カラダを形成するために飲食物や空気を体内に取り込みます。
これに対し体内にある老廃物をカラダの外に追い出す機能があり、この「外に追い出す機能」すなわち「排泄」により、健康状態を保っています。
なので、健康を維持していくためには排泄器官が正常に働き、老廃物をカラダの外に正常に排出しなければなりません。
この「排泄」を、体内の気の流れの法則からみてみましょう。
東洋医学によるカラダの気血の巡りに時間制があります。朝の5時~7時は、大腸の経絡にエネルギーが集中し、前日に食べた物を消化・吸収した後に残った残渣を排泄し、カラダを空の状態にして新しいものを取り入れる準備をします。
つまり、朝は「残渣(老廃物)」を排泄する時間です。
~ 朝は大腸機能のバロメーター ~
ですから、大腸の機能が正常であれば、朝の5時~7時の間にトイレに行きたくなるはずです。また起床時間が遅い方の場合は、起床から30分~1時間後位の時間帯に便意を催すのが正常と言えます。
✓朝の時間帯に便意を催さない
✓出したい感覚はあるけれど出ない
もし身に覚えがあるならば、あなたの大腸は機能が低下していることを意味します。
次回は、便秘など大腸の機能低下を招く生活習慣についてお話しします。
お楽しみに♪
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