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学会発表|第20回日本抗加齢医学会総会で ホットヨガの効果検証を発表

2020/09/28

LAVAのホットヨガが身体にもたらす各種効果について、3ヶ月間(12週)の検証試験を行い、長寿遺伝子「サーチュイン6※」を含む遺伝子・抗酸化・肌・体構造(体脂肪)の項目で、有意な改善効果が認められました。

「ヨガを通してひとりでも多くの人を幸せに」という企業理念を掲げ、全国に430店舗以上のホットヨガスタジオLAVAを展開する株式会社LAVA International(本社:東京都港区/代表取締役:鷲見貴彦/以下:LAVA)は第三者機関である株式会社SOUKEN (臨床試験室)と連携し、日本人女性を対象に3ヶ月間(12週)に渡って「ヒト試験」の調査を行い、ホットヨガによる、肌・体構造(体脂肪)に関する項目のみならず、長寿遺伝子「サーチュイン6」や抗酸化などの項目において経時的に有意な改善効果が認められました。本研究成果は、人生100年時代のアンチエイジングをテーマに9月25日(金)~27日(日)に開催された「第 20 回日本抗加齢医学会総会」で発表しました。

研究の要点

●これまで、ヨガと心身の健康に関する研究は行われてきたものの、ホットヨガがヒトにもたらす作用について、日本人を対象とした検証は十分にされていませんでした。そこでLAVAは、今回日本人女性を対象に、「ホットヨガ」が身体にもたらす各種効果に関する検証を行いました。

●対象者に12週間ホットヨガを週2回ずつ受講させ、その調査前後の数値を比較し検証した結果、長寿遺伝子「サーチュイン6」を含む、遺伝子・抗酸化・肌・体構造(体脂肪)などに関する項目において、経時的に有意な改善が確認されました。

分類検証項目検証方法結果(12週後)
ホットヨガ試験実施
改善効果の確認
遺伝子 長寿遺伝子サーチュイン6 血液検査 ・SIRT6の値が増加
抗酸化 体サビ付き(酸化) 血液検査 ・8-OHdGの値の低下
・ROSの値が低下
肌水分量 皮膚水分量測定 ・皮膚水分量の値が増加
肌柔軟性 皮膚弾力性測定 ・皮膚弾力性(振幅最大値)の値が増加
肌キメ キメレプリカ画像・数値解析 ・キメ体積率の値が増加
・キメ個数の値が増加
体構造 体脂肪 体構造測定(身体測定) ・体脂肪量の値が低下
・体脂肪率の値が低下

※サーチュインとはメタボリックシンドロームやエイジングケアの評価指標の一つとして、今注目されている遺伝子です。
サーチュインの活性化は、人体の健康を改善する可能性があり、様々な研究が進んでいます。

●長寿遺伝子「サーチュイン6」の発現量について

本試験の特筆すべき点として、ホットヨガが長寿遺伝子「サーチュイン6」の発現量にも影響があることがわかりました。血液検査の「サーチュイン6」において、試験前0.95±1.40、12週後において6.23±15.60という数値でした。試験前と比較して、ホットヨガ12週後において+5.28であり、12週後統計学的(P=0.024)に経時的に有意な改善が認められています。

学会発表の概要

学会   :第20回日本抗加齢医学会総会
日程   :2020年 9月 25日(金)~ 27日(日)
タイトル :ホットヨガが身体にもたらす遺伝子・抗酸化・肌など各種効果に関する検証
形式   :ポスター発表(オンデマンド配信)※オンデマンド配信は~10/10まで

研究の内容

背景

ヨガは呼吸、ポーズ、瞑想を組み合わせて行うことで心身に良い効果が得られると一般的に言われています。近年、運動などにより⾎流を増加させることでテロメラーゼやサーチュインなどのアンチエイジング関連遺伝⼦が活性化されることが着⽬されてきています。ヨガには様々な種類があるものの、その中でも室温35度前後、湿度60%前後の室内で行う「ホットヨガ」は、ヨガのもつ効果に加え、柔軟性の向上や発汗効果が期待できるものです。株式会社 LAVA Internationalは独自で開発したウッドストーンスタジオ(床面に独自鉱石を採用)等でホットヨガを行うことでヒトにもたらす作用について検証しており、本試験では、ウッドストーンスタジオ環境によるホットヨガも含むLAVAのホットヨガプログラムによる長寿遺伝子の変化や抗酸化作用・アンチエイジング効果・肌諸症状の改善、体構造の変化といった各種効果を検証しました。

方法

ホットヨガが身体にもたらす各種効果を検証するために、健常かつ普段ヨガなどの運動を行っていない日本人女性48名を対象に、試験期間中「室温35度前後、湿度60%前後」の環境内で行われる1回60分のホットヨガのレッスン(ヨガビギナー・ヨガベーシックのいずれか)を3ヶ月間(12週)、必ず週2回を受講させ、試験実施前と実施後でアンケート調査、血液検査、検体提出、身長測定、体構造測定(身体測定)、皮膚水分量測定、皮膚弾力性測定、キメレプリカ画像・数値解析を行いました。試験期間中は開始以前と同様の生活環境(睡眠、食事全般)を管理しました。

結果

・血液検査により長寿遺伝子「サーチュイン6」の項目で、経時的に有意な改善が認められました。
・血液検査により8-OHdGとROSの項目で、経時的に有意な改善が認められました。
・皮膚水分量測定では皮膚水分量の項目で、経時的に有意な改善が認められました。
・皮膚弾力性測定では皮膚弾力性の項目で、経時的に有意な改善が認められました。
・キメレプリカ画像・数値解析ではキメ体積率とキメ個数の項目で、経時的に有意な改善が認められました。
・身体測定では体脂肪量と体脂肪率の項目で、経時的に有意な改善が認められました。

まとめ

ホットヨガがもたらす各種効能を検証した結果、長寿遺伝子「サーチュイン6」・抗酸化・肌(キメ、水分量、柔軟性)・体構造(体脂肪)などに関する項目において、ヒト試験により経時的に有意な改善を確認されました。
1. ホットヨガによりSIRT6のmRNAの発現が有意に増加しました。
2. ホットヨガにより酸化ストレスを改善できることが⽰唆されました。
3. ホットヨガにより⽪膚⽔分量や弾⼒性が改善されることが明らかになりました。
またホットヨガにより⽪膚のキメが細かくなることも実証しました。
4. ホットヨガにより脂肪量と体脂肪率が有意に減少しました。

本研究成果は第 20回日本抗加齢医学会総会【2020年9月25日(金)~27日(日)】にて発表しました。

株式会社SOUKEN(臨床試験室)について
種々の被験品(医薬品、医療機器、食品、健康食品、健康機器、化粧品、美容機器、施術等々)に対するヒトのデータ(有効性・安全性)を取得する会社です。本試験において、第三者機関として試験実施機関を担っています。

経時的に有意な改善が確認された項目の試験結果推移

※ホットヨガによる、長寿遺伝子「サーチュイン6」を含む遺伝子・抗酸化・肌(キメ、水分量、柔軟性)・体構造などの試験結果

・血液検査により、長寿遺伝子サーチュイン6の項目で経時的に有意な改善が認められました。

・血液検査により、8-OHdGとROSの項目で経時的に有意な改善が認められました。


・皮膚水分量測定では皮膚水分量の項目で経時的に有意な改善が認められました。

・皮膚弾力性測定では皮膚弾力性の項目で経時的に有意な改善が認められました。

・キメレプリカ画像・数値解析ではキメ体積率とキメ個数の項目で経時的に有意な改善が認められました。



・身体測定では体脂肪量と体脂肪率の項目で経時的に有意な改善が認められました。


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