インストラクター日記

かみさまからの石けん

2013/09/27

みなさんこんにちは。師岡絵美里です。



だんだんと秋めいてきましたね。

空の色合いがクリアになって、薄い雲が清々しいです。


陶芸をやっているのですが、最近続々と作品が焼き上がって、

自分の作った食器で食事ができるのが本当に幸せで、満ち足りた気持ちになります。

今は花瓶を制作しています。これから寒くなってくるので、スープボウルとか、子供用のカレーボウルも作りたいです。作るって楽しい。


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今年の春から始めた、LAVA での「はじめてのヨーガスートラ・入門編」のワークショップ、

だんだん参加者が増えてきて、密度に濃くなり、みなさんの「学びたい」「知りたい」と意識の高まりだけではなく、みなさんのヨーガの教えを「キャッチする能力」もあがってきているなあと感じます。

情熱、ってすごいなあと思います。
情熱が、私たちを生命の本質に気づかせる原動力となっているのを感じます。

私自身、真理に対する情熱がヨーガを学ぶエネルギーとなっています。

その情熱はけして荒っぽいものではなく、静かに燃えている私自身の内なる「知」なのだと感じます。

スートラのワークショップに集まってくださるみなさんの中にも、そんな静かな『知』が感じられます。

 


また同ワークショップには最近インストラクターさんも多く来てくださるのが密かに嬉しいです。
同じヨーガを伝える者として、共に真理の教えの中に浸っていられる時間は、とても幸福な時間です。


「どうか私たちの学びが、別々のものになりませんように。」

「sahanavavatu」というチャンティング(祈り)の中に、上記の聖句があるのですが、

 

まさにその心ですね。

ひとりひとりの提供するヨーガのクラスは多様に咲く花のようにみえても、

その根っこは同じ土に根ざしているものでありますように。

同じ母体に還りますように。

集い、願い、また咲いていくんですね。

 

ワークショップは随時開催しています。叡智を日常に活かせるよう、噛み砕いて説明しています。

「入門」といいつつ、開くとやはり、どうしても深くなってしまいます(笑)。

でも何度でも、ヨーガの教えに浸りに来てほしいな、と思います。

厳しい修行気質な面も実際はありますが、本当にひも解いて行けば、人の心を自由にする、ヨーガの優しさがわかると思います。

<ワークショップのおしらせ>

 

『はじめてのヨーガスートラ教室 ~入門編~』

ヨーガは精神の科学、意識の探求です。

このワークショップは、ヨーガの基本経典である「パタンジャリのヨーガスートラ」から、ヨーガの基本思想と概念を学ぶ講座です。ヨーガの本来の目的を知ることで、より深いヨーガ体験がもたらされるでしょう。

座学のパートでは、難しく感じられがちな古典の文献内容を、現代のみなさんにわかりやすく説明し、日常生活や人生になぞらえてお話します。

体を動かすヨーガのパートでは、スートラの内容をなぞらえながらハタヨーガを行い、心の安定と体の調整をはかります。

内容

チャンティング(マントラやスートラの詠唱)

座学(40分程):ヨーガスートラから、ヨーガの基本思想と概念を学ぶ

実践のヨーガ(40分程):その日の座学内容に合わせたヨーガ

瞑想

【講師】師岡絵美里

 

【日程】

10月5・26日(土)9:10-10:50@LAVA大森店

詳しくはこちらから

<今日のヨーガ的コラム。>

神様からの石けん

日々いろんなことがあると思います。

ノーマルな出来事から、珍しい事、驚くような事、嬉しい事もあればそうでない事も、 心の作用というものを通じて、私たちはいろんな「出来事」を経験しながら生きています。


そんな出来事たちについて、心が軽くなる考察。


すべての出来事は、「自分自身をシンプルにするために起こってくれている」ととらえてみるのはどうでしょうか。


毎日の出来事は、日常的なことから珍しいことまで、あなたを「悩ませたくて」起こっているのではなく、神様が、「もっとシンプルになっていい」という意図のもとに差し出してくれる洗浄剤のような、もしくはクリーニング券みたいなもの(笑)、だとしたら。


毎日一枚づつ皮が向けていき、いつかスッピンのピカピカになって

存在そのものが「感謝」とか「祈り」そのものになった時はじめて気づける「自分の人生の本当の価値」というものがあるように思います。


毎日の出来事。

それがどんなものでも、神様が私たちの心に石けんを差し出してくれている、洗浄の機会として捉えるとどうでしょうか。

「出来事」って、本当は外側で起こってることじゃなくて、自分の内側で起こってることですよね。
自分の中の感情や感覚の反応。それら反応している自分をもってして「何か起こった」と思っているだけ。

だからその内側の「出来事」をちょっと冷静にとらえて、

「なにがどうであれ、シンプルになれる機会ってことだ」 と、思ってみます。

そして自分の考え方や感情、またそこから生まれる行為の

「物事をもっと複雑にさせる性質」

という荷物を、ひとつ降ろしてみてください。

きっと楽になります。

 

「出来事」は、神様からの石けん。

ヨーガをしていると、日々の出来事がそんな風に捉えられるようになります。

 

では今回はこのへんで。

みなさん素敵な秋をお過ごしください。

 

ナマステ

Peace!

師岡絵美里


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