アレルギーとアーユルヴェーダ的な冬の過ごし方
2013/01/28
昨年のブログでも少しご紹介したインドとアーユルヴェーダ
ご存知の方も多いのではと思いますが
アーユルヴェーダの説明をほんの少し・・
『アーユルヴェーダ』はサンスクリット語で
「アーユル(ayur)」=「命・寿命」と
「ヴェーダ(veda)」=「知識・知恵」
という2つの言葉の組合せで
日本語では「生命の科学」などと訳されます
宇宙の力によって個人が作られ
個性が生まれるという考え方から
アーユルヴェーダでは
5つのエネルギーを基本要素とします
それは
『空』『風』『火』『水』『地』
の5つ
そこからこの5つの組み合わせによる
3つの「ドーシャ」と呼ばれる
特別な呼び方をして物質の状態を
あらわします
『空』と『風』で【ヴァータ】
『火』と『水』で【ピッタ】
『水』と『地』で【カファ】
これらの3つの質が組み合わせが
一人ひとり違った私たちの体質や
個性となります
【ヴァータ】は冷たい、乾燥、不規則
【ピッタ】は熱い、脂っぽい、気短
【カファ】は冷たい、湿り気、安定性
このバランス=「自然(プラクリティ)」
が整うと健康な状態で
崩れると病気にかかります
ドーシャの割合は人それぞれです
皆さんの中に3つのドーシャの質が
いろんな形で入っているのを
感じますか?
ドーシャは生まれたときに決まり
そのドーシャのバランスを保つためには
季節や食事、生活などを
自分にあった状態をこころがけます
(ドーシャ診断についてはまた別の機会に!)
たとえばアレルギーは
現代の中で最もありふれた症状の一つ
主に都会に住む人たちがその影響を強くうけています
このアレルギー症状は
現代病としてお医者さまを悩ませています
喘息、鼻かぜ、風邪、咳、かゆみ
じんましんなどは、アレルギー反応のひとつ
五つの基本要素
「地」「水」「火」「風」「空」のアンバランスが
病気へと導かれるとすると・・・
バランスを保つために
いくつかはコントロールの範囲を超えます
意識すれば改善できることは
2.誤った生活様式
3.自然衝動の抑圧
4.よくない考え方
個人レベルでは変えられないことは
1.気候
2.環境
現代医学もアーユルヴェーダも
五つの感覚機能とアレルギーとの
関係を指摘しています
聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚
大きい音や明るすぎる光
腐りかけや体質に合わない食事
熱すぎたり、冷たすぎるもの
匂いまたは煙やホコリを吸い込む
などもアレルギー反応を
引き起こすことがあります
アーユルヴェーダの文献によると
アレルギー反応を起こす
組み合わせがあります
よくない食べ物の組み合わせ
(Ayurveda Chronic Diseasesより)
・牛乳と生のマンゴーまたはレモン、バナナ、すもも、
パイナップル、ピーナッツ
・蜂蜜と熱いお湯
・クリームとオレンジのような柑橘系の果物
・牛乳とスイカ
・辛いスナックとヨーグルト
・牛乳とヨーグルト
・牛乳とごまと黒砂糖
アレルギーが強いときには
控えてみてもいいかもしれません
アレルギーを誘発します
例えば、排尿を抑圧すると頭痛や
風邪、鼻かぜの原因になります
吐き気やかゆみ、じんましん、咳なども
我慢するとよくありません
環境公害、過度に暑い、寒いなどの
異常気候や
包装されてすぐに食べられる
インスタント食品や
緊張の多い生活習慣も原因となります
そこで今回は消化力や免疫力を高め
冬を健康で過ごすための
アーユルヴェーダ的な方法をご紹介 シャワーを浴びる前に温めたオイルで全身マッサージ! しっかり食べる!でも冬は食欲が増えやすい時期なので食べすぎは禁物 できるだけたくさんの有機果物と野菜をとる
(酵素が含まれ、抗酸化作用と食物繊維が豊富!) 温かい食べ物をとる
(シチューに消化を助けるスパイス:
クミン、ターメリック、しょうが、コリアンダー
マスタード、フェンネル、タイム、カルダモン、
クローブ、サフラン、シナモン、ナツメグ) 温かいハーブティー
(氷の入った冷たいものを避ける) 日が出ているときは最低20分外に出る 寝る前に足元をオイルでさする 睡眠の質を意識(冬は充電の季節) ストレスを減らし、心を静める工夫
(最低朝晩20回の長めの呼吸をとる)
自然が作り出した一人ひとり違う
とても貴重な存在
自然の法則に沿った生活の知恵が
たくさん詰まっているアーユルヴェーダは
仏陀もその教えを
生活に取り入れていたといわれています
また季節に合わせてご紹介しますね
それではまたいつも最後までお読みいただき
ありがとうございます
寒さの厳しいこの時期を
ヨガと一緒に上手に乗り切りましょう
Hari om tat sat,
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