西鉄二日市店ブログ
ヨガのお話し【八支則:アパリグラハ】
2018/12/10
皆さまこんにちは★
インストラクターの有村です。
今日はヨガの哲学についてお話します★
ヨガには、八支則(はっしそく)という8つの段階があります。ヨガの古典「ヨーガ・スートラ」の中に出てくる、基本的な教えです。
ヤーマ(Yama)/禁戒日常の中で行ってはいけない5つの心得。
今日は、その5つのうちの1つをご紹介しますね。
アパリグラハ(Aparigraha)/不貪貪らないこと。次から次へと湧き起こる欲望に身を任せない、何かを過剰に所有しない。程度を超えた欲を持たないこと。独占欲を抑えることでもあると言われています。
過剰に所有すると、執着がわいて、それを失うことへの恐れと怒りと嫉妬を生みます。
不貪(ふどん)と言うと分かりづらいですよね(笑)
どん欲の"貪"ですので「むやみやたらにモノを欲しがらない」という意味です。
例えば、自分が必要だと思っている以上に物を持つと、それ自体に執着が湧いてしまい、それを失うことを恐れてしまいます。
そして「奪われるのではないか?」と他者に対して恐れや怒りの感情を持つと言われています。
ヨガ・ストーラには『アパリグラハが定まると、人生の目的が定まる』と書かれています。
外の世界に縛られること無く、自分の内面での満足感を高めることにあります。
外の物質的なものでも「自分が何を持っているか」ではなく、「自分はどんな人間なのか?」を見つめていき、必要かどうかから、考えていくことが出来るようになるでしょう。
私も、あれも欲しい!コレも欲しい!となるんですが、
アパリグラハを意識して、
本当に今の自分に必要か?を心に問いかけてみるようにします。
そうすると、今の自分に本当に必要なものと、そうでないものに気付けるような気がします。
以上、有村でした。