海外セレブやモデルが夢中になる「ヨガ」の魅力
ここ数年、雑誌や多くのメディアでも取り上げられるようになったヨガ。
海外セレブや国内外のモデルの方々が生活にヨガを取り入れ、効果を感じ始めたことをきっかけに、一気にヨガ人気が高まりましたね。
ヨガを知ったキッカケや、目的は人によってさまざまですが、ヨガには主に美容や健康、ダイエットにメンタルケアなどの効果があると言われています。
ヨガはカラダを整え、心をリラックスさせるヨガには、さまざまなヨガの流派や種類がありその内容も多様です。
今回は、これからヨガを始める人、もうヨガを始めているけれど、いろんなヨガにチャレンジしたい方、自分に合ったヨガをもっと見つけたい、などなど、ヨガに興味のある方皆さんに向けて、ヨガの種類と特徴を紹介いたします。
今さら聞けない！そもそも「ヨガ」ってなぁに？
ヨガの起源は、5000年前のインドと言われています。元々「揺れ動く心を安定させること」がヨガの目的ですが、継承されていく中でさまざまなヨガの流派や種類が生まれました。
またヨガという言葉には「つなぐ・つながる」という意味が含まれており、ヨガのポーズや呼吸を通して、自分の心とカラダの変化や状態を気づき、自分自身とつながることも目的と言われています。
どんなヨガであっても、根底にある目的は同じですが、ヨガポーズを中心としたカラダを動かすことに特化したもの、肉体への働きかけに特化したもの、瞑想の要素が強いもの、呼吸を重視したものなど、それぞれ特色があります。
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■ヨガの王道・ヨガの基礎から始めたい人は「ハタヨガ」
さまざまなヨガの源流ともいえる「ハタヨガ」は、サンスクリット語で「ハ（ha）=太陽」「タ（tha）=月」という語源を持っていて、真逆のエネルギーを統合するという意味が含まれます。元々は、カラダを使うヨガ全ての総称で、このあとに紹介するヨガも全てハタヨガに含まれます。
ただ現代では、ひとつひとつのヨガポーズをキープしながら呼吸を深める基本的なヨガのスタイルをハタヨガのクラスと呼ぶことが多いようです。
ヨガを基礎から学びたい、またヨガ初心者やヨガのポーズをしっかりと練習したい人は、まずヨガの王道ともいえるハタヨガのクラスを受けることをおススメします。
■ヨガのポーズをじっくり練習したい人は「アイアンガーヨガ」
B.K.Sアイアンガー師によって編み出されたヨガの流派です。アライメント（ポーズの姿勢）を重視して、カラダの隅々にまで意識を巡らしながら、ヨガのポーズの練習をしていきます。
怪我をしていたり、ヨガの経験が少ない人でもヨガの効果を得られるように、ヨガブロックやベルトなど、さまざまなヨガの道具を使用することも特徴です。
ポーズの細部まで指導を受けたい人、アライメント(カラダの各パーツの配置)を大切にしながらヨガをしたい方、カラダが硬い人や怪我、怪我の後遺症を抱えている人などにおススメです。
■難しいポーズも！運動量高めのヨガにチャレンジしたい人は「アシュタンガヨガ」
シュリ・K・パタビジョイス師によって編み出されたヨガの流派です。決められた一連のポーズを、呼吸とカラダの動きを合わせながら練習していきます。
動きに連動して集中力が高まり、心とカラダを浄化します。非常に運動量が多く、最もダイナミックなヨガのスタイルです。
【アシュタンガヨガの4つのルール】
・ポーズの順番が決まっている
・胸式呼吸である
・視線を固定する
・筋肉の締め付け法を重視する
難易度の高いポーズも多いので、ある程度ヨガに慣れてからチャレンジすることをおススメします。
■たくさんカラダを動かしたい人は「ヴィンヤサヨガ」
ヴィンヤサフローと呼ばれることもあります。アシュタンガヨガから派生し、アメリカで生まれたヨガの一種で、現代のヨガのスタイルに多く用いられています。
呼吸と動作を連動させ、途切れることなくテンポよくポーズを行っていくことに重点を置く、運動量の多いヨガです。
アシュタンガヨガよりも自由度が高く、講師によってクラスの内容やレベルも違うので、初めての方はヨガスタジオに確認してから参加してみましょう。
■美容効果もUP！たくさん汗をかいてリフレッシュしたい人は「ホットヨガ」
ホットヨガは、ヨガ発祥の地インドの気候に保たれた室内で、ハタヨガを中心としたさまざまなヨガやエクササイズを行います。近年では、リラックス系のヨガから、運動量の高いヨガなど目的や気分に合わせていろんなホットヨガを受けることができます。
またホットヨガは、室温35℃、湿度60％程度の高温多湿な環境でヨガを行うため、血行促進、ストレス解消にも効果的と言われています。
水分補給をしながら汗をかくことで、体内循環が促進されるため、美肌効果やデトックス効果も期待でき、実際に、ホットヨガを3か月以上続けた方のお肌のキメの数、お肌の柔軟性、お肌の水分量に効果が見込めたという結果もでているようです。
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【参照】▼2020年9月 学会発表｜第20回日本抗加齢医学会総会で ホットヨガの効果検証を発表
【情報提供】ホットスタジオLAVA
またホットヨガは新陳代謝を上げ、効率の良い脂肪燃焼にもつながり、ダイエット効果も期待できます。暖かい環境は柔軟性を高めるので、カラダが硬い人にもおススメのヨガです。
■ポーズと瞑想、両方に興味がある人は「陰ヨガ」
座ったり、寝た姿勢のポーズが中心で、1つのポーズを3～5分キープします。筋肉を緩めながら関節周りの結合組織を伸ばし、気の通り道である「経絡」を刺激します。
リラックスしたい、ポーズの中で自分自身を内観したいという人や、普段たくさん動くヨガを練習している人にも、バランスを取るためにおススメです。
また、運動量が多い、パワーヨガなどの「陽ヨガ」と対になって「陰陽ヨガ」として行われることもあります。
■とにかく癒されたい人は「リストラティブヨガ」
リストラティブ(Restorative)とは、英語で回復の意味を表し、プロップス(補助道具)を使ってポーズを行うことを言い、深いリラクゼーションを目的とした、癒しのヨガです。
運動量は少なく、ヨガの基本の道具であるカラダを委ねながら、ポーズを5～20分キープし、心とカラダをリラックスさせていきます。
誰でも参加できるヨガのスタイルですが、特にストレスを抱えている人、疲れている人におススメです。
※代表的なプロップスと役割
・ボルスター(円柱や長方形のクッションや枕のような物)：柔らかくカラダを支える
・ブランケット：カラダの下に敷いて負荷を和らげる
・サンドバック：カラダに乗せて使い安定をもたらす
・ヨガストラップ(ヨガベルト)：手足を支える
カラダを動かすだけでない、心にも効く「ヨガ」
また、ヨガにはスタジオやご自宅でヨガのポーズを取り、カラダを鍛えるだけではなく、ヨガマットのうえでない日常生活の中でもヨガをすることができます。
マットの外＝日常生活でもヨガの教えを実践し、ヨガの考え方を活かしていく生活スタイルとして、ヨガの世界では「OFF THE MAT(オフ ザ マット)」と呼ぶこともあります。
ここではこの一例を紹介します。
■生き方・人生を考えるヨガ「カルマヨガ」
「行いのヨガ」とも呼ばれ、日々の生活は行いから成り立っていると考え、「行為」を通して実践するヨガです。また、生き方・人生を考えるヨガとも言われています。
見返りとは関係なく、喜びを持って行動し、日常生活の中で実践しやすいのが特徴です。
※サンスクリット語で「カルマ」とは、「業」「行為」「所作」「行為の結果」を意味しています。
■生命エネルギーのコントロールする「クンダリーニヨガ」
「気づきのヨガ」とも呼ばれ、体内エネルギーの出入り口とされるチャクラを活性化させることで、真の強さを身体的・精神的にもたらすヨガ、と言われています。
また「火の呼吸」を用いて、強靭なカラダを養うのも特徴的です。
いかがでしたか？
最近では、海の上でボードに乗ってヨガを楽しむサップヨガ、ハンモックのような布にカラダをゆだね、ぶら下がりながらヨガのポーズを行うエアリアルヨガなど、この記事でご紹介したヨガだけでなく、長い歴史の中で生まれたヨガの種類はもちろん、新しいヨガのジャンルも続々と誕生しています。
他のヨガの種類についても知りたい方は、YogaFullの「ヨガの種類一覧」でもご紹介しております。また、ヨガする上で知っておいてほしい「ヨガの呼吸法一覧」、「ヨガポーズ一覧」、「瞑想法一覧」、また瞑想生活をサポートする瞑想アプリ「MEISOON(メイスーン)」も合わせてご覧ください。
そして気になるヨガがあったら、まずはヨガスタジオに行って体験してみましょう。自分にぴったりのヨガを見つけて、心とカラダを整えてくださいね！
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