ヨガの考え方が生まれたのは、紀元前2500年前頃のインド地方に栄えた、インダス文明にさかのぼると言われています。当時は食料なども豊かでなく争いごともあり、人々が願う「平安」には程遠い世界が目の前に広がっていました。
そんな中、せめて生き方や考え方で心の中を「平安」にできないかと、当時の生活環境の中で階級の高い僧侶を中心に、儀式や、修行が生まれ、大元となるヨガの哲学や、瞑想が生まれたとも言われています。そして、その頃の教えはすべて口伝形式が用いられ、書物や文字では残っていませんでした。
そして2~4世紀頃、インドの哲学者パタンジャリによって経典となる「ヨーガ・スートラ」が編集されました。スートラとは「糸」という意味で、この経典が「糸のように紡がれた物語」であるということも意味しています。
ただ、一説によるとヨーガ・スートラの1節は1年かけて学ぶほど奥が深い!とも言われており、読むだけで理解するということではなく、読んで実践して読んで、を繰り返しながら、自らの体験をもって理解していくことが必要と言われています。ヨーガ・スートラは4章195節から成り立っており、これを1年で1節となると・・・学び終えられない可能性があります。
この「知れば知るほど知りたくなる ヨガ哲学の世界」では、ヨーガ・スートラはもちろんのこと、バガヴァッド・ギーター、アーユルヴェーダの考え方、インドの神様、神話など、ヨガが生まれた時代の哲学や、物語などさまざまなヨガ哲学の世界を、現代の言葉でわかりやすく紐解きながら皆さんにお伝えいたします。
またヨガ哲学を学ぶと心や思考が柔軟になり、ポーズはもちろんカラダの反応も変わってくるとも言われています。
私たちの目の前に広がる世界は、当時とは全く違うかもしれません。ただ、現代社会にいても心の中を「平安」にしたいと願い、その答えや方法を模索している人もたくさんいます。
必要な人にヨガ哲学の考え方が届き、道しるべになることを願って。知れば知るほど知りたくなる、ヨガ哲学の世界をどうぞお楽しみに。
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