心とカラダの巡りを整える 羅さんの未病予防ってなぁに?

皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。

~ 筋肉痛は経絡の滞りの現象 ~

前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは –その3-では、痛みの原理と種類についてお伝えしました。

今回は、誰でも一度は経験したことがある痛みのひとつ、筋肉痛について詳しくお伝えいたします。

~ 筋肉痛が起こる現象について ~

筋肉を激しく動かすと、筋繊維が断裂し、筋繊維と筋繊維の間の隙間が塞がれてしまいます。

筋肉と筋肉の隙間、筋繊維と筋繊維の隙間が経絡ですから、経絡の中の気の通り道が無くなったり、狭くなったり、変形したことになります。

これにより気の通りが悪くなり、その部分に気が詰まります。そして気が詰まった部分が膨張し、そこに熱がこもります。

これが筋肉痛の現象です。

なので、狭くなっている隙間の空間を修復できれば、気の通りが良くなり、詰まりの現象が改善されます。

それによって籠っていた熱が下がり、痛みも無くなります。

~ 筋肉痛を冷やすのは逆効果 ~

傷んだ筋肉の修復方法として、既に詰まっている箇所を上から強く押す方法は、カラダの仕組みを考えたなら良い方法ではありません。

ではその痛みを解消する方法として、どのようなものがあるでしょう。

1つは、氷で冷やす方法です。

氷で冷やすことにより感覚が麻痺するので、一時的に痛みは感じなくなります。しかし、冷やすことにより筋肉が硬直して縮んでしまうので、更に隙間の空間が縮まり狭くなります。

これによって更にエネルギーの通りが悪くなりますから、感覚が戻った時に余計に痛みを強く感じるのです。

炎症が強い時の救急措置としては効果がある場合もありますが、緊急処置以外を除き、筋肉痛をやわらげるに方法として最適なのは、冷やさない事です。

狭くなっている隙間の空間を修復すれば、気の通りが良くなり、詰まりの現象が改善され、籠っていた熱が下がりますから、痛みも無くなります。

狭くなっている隙間の空間は経絡で、気血水の通り道です。

通り道が渋滞することによって筋肉痛の現象を引き起こすため、筋肉痛を緩和するのに最適な方法とは、渋滞を解消することです。

その方法とは、個人ですぐ対処できる方法として、傷んでいる筋肉をやさしく揺らすことです。

揉み押すではありません!やさしく揺らすことです。

高速道路の渋滞解消と同じ原理です。車が一台一台秩序よく移動すれば、渋滞が解消できます。逆に車が一気に動きだすと、渋滞が余計にひどくなります。

優しく筋肉を揺らすと、詰まっている気が少しずつ動きだすので、渋滞がスムーズに解消され、それ伴い痛みもすぐ緩和されます。

~ お年寄が筋肉痛に鈍いのはなぜ? ~

また、筋肉痛を実感する時期については、年齢によって違いが有るようです。

例えば若い人の場合は直ぐに痛みとして現れますが、高齢になると2~3日後に痛みが訪れるケースがほとんどです。

これについての私の解釈ですが、若い人は普段からカラダの中に気がたくさんあるため、筋繊維が切れ、その部分の隙間が狭くなると、気がすぐに詰まってしまい、膨張し熱が籠り、痛みとしてすぐに出てきます。

これに対し高齢になると体内のエネルギーが元々弱まっている状態なので、気が足りない、または少なくなっています。

なので、気の通り道が狭くなり詰まったとしても、一定の閾値(しきい値)を超えるまでに時間がかかり、膨張して熱が籠って神経を刺激するまでに数日かかるのです。

いづれにしても、詰まって狭くなっている隙間の空間を修復してあげ、気の通り道を修復して気の逃げ道を作ってあげれば、籠った熱が下がり、筋肉痛は解消できます。

次回は、経絡の種類についてお話しします。

皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回もどうぞお楽しみに♪

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