ヨガのある生活で、毎日を心地よく。
心もカラダもハートフルになれる手のひらメディア。

この連載「ヨガと人と。」では、ヨガ講師・ヨガインストラクターである私、山下真由実がヨガと出会ったこと、また旅先やヨガを通して出会った人、ヨガ哲学の教えから学んだことなど、経験したことを皆さんにお話ししていきます。

前回のお話しは『【連載】「ヨガと人と。」 ~世の中の刺激と離れたときに、見えてきた世界~』でした。

今回は『【連載】「ヨガと人と。」 ~ご飯を食べる=言葉を超えて広がる幸せ~』をお話しします。

どんな「心持ち」で、ご飯を食べていますか?

皆さんはご飯を食べている時に、「心」をどう使っていますか?

食べながらテレビを見ている
音楽を聴いている
他のことを考えている…

ということはありませんか?

その時のご飯の味を覚えているでしょうか。

私は、ご飯を食べることに集中した際、美味しさだけではなく、とっても幸福になった経験があります。

今回はそのお話をシェアしたいと思います。

幸せが広がるアシュラムでのある日のご飯

アシュラムでスタッフになってしばらくたった頃のこと。スタッフの一人に、現地の方で言葉を話さない方がいました。

ある日、その方と朝ご飯のテーブルが一緒になり、その方の隣に座るとニコニコと微笑みかけてくれました。

私も嬉しくなって笑顔で挨拶を返し、一緒に朝ご飯を食べました。

その方は言葉を発しないため、その人の表情や、カラダ全体で発しているエネルギ―を感じながら朝ご飯をモグモグと食べる。なんとも穏やかな雰囲気を感じながらの食事の時間が過ぎていきました。

そして私は、あることに気づきました。

『この方は、ひと口ずつ、とても丁寧にご飯を食べている』と。

ですから、私もその方と同じように『ひと口ずつ丁寧に』食べてみたのです。

これから食べるものをよく見る
匂いをかぐ
ひと口ずつ食べる
たくさん噛む
噛んでいる間にどんどん変化していく口の中の食べものを繊細に感じ取る
飲み込む
余韻を味わう
湧き上がる感情を味わう。(この時は「おいしい!」という喜びの感情でした。)

この一連の流れをひとさじ、ひとさじと繰り返していくのですが、この時のご飯が、今まで経験したことのないくらい味わい深かったのです。

美味しいので嬉しくなり、自然と笑顔になってゆっくり食事をしていました。

二人でニコニコしながらゆっくり食事をしていたら、だんだん周りにも人が集まってきて「なんだかとっても幸せそうだね!」と言いながら一緒に食事をし始めました。

誰も時間を気にすることもなく、みんなで食べることをただ楽しみ満喫する。

とても幸せなときを過ごしました。

さらに、その方は言葉を語らずとも、ニコニコと手を差し出してきたので手を握りました。

幸せな感覚が、繋いだ手からもお互いに伝わり、さらに周りに広がったように感じました。

自分の持っているエネルギーは伝わり
それは周りにも広がる
何も話さなくても

幸せな感覚や、良いエネルギーは言葉にしなくても伝わるし、広げていきたいとも思いました。

「食べる」という行いに心を尽くす

今の私たちは、忙しいですよね。

どんどん情報が入ってきて、心はそれに反応して飛び回っています。とても早く、次から次へと、心は今していることよりもはるか先に向いています。

そうかと思えば、過去に起きた物事に、心がずーっと絡まってしまっている時もあります。

どちらにせよ、忙しいライフスタイルも相まって、私たちは「今」に心を置くことが、なかなか難しいのです。

「今」に気が付いていないと、自分がどんなエネルギーを発しているのかにも気が付きません。

だからこそ、「いただきます」と心を込めて言って、最初のひと口は、ぜひ全身全霊で味わってみていただきたいのです。

「心」を「食べること」に専念させて、飲み込んだあとの余韻までつぶさに感じ取ってみてください。

その時の心が何を感じるかまで見届ける時間をとってみてください。

きっとその時、心は「今」に落ち着いているでしょう。

そして「今」に落ち着いている時、発しているエネルギーはきっと穏やかなものになるでしょう。

これが、食べる瞑想と言われているものです。

皆さんにも試してみていただけたら、嬉しいな。

じっと見つめて、愛おしく。「食べる瞑想」のススメ

【インタビュー】ヨガはちょっとした不調を整える「セルフメンテナンス術」。山下真由実さん

【PR】『ヨガ哲学の世界』連載中のインストラクターからヨガを学ぼう!

▼体験レッスン・オンライン説明会受付中
ヨガスクール FIRSTSHIP

Lapre(LAVAオンラインストア)
PR

植物由来・無添加・
オーガニック生活をはじめるなら
ヨガする人のための Yoganic Life ヨーガニックライフ

ダウンロードはこちらから

この記事を書いた人