「ヨガと人と。」 新しい連載はじまります
この連載では、ヨガ哲学の連載を担当し、ヨガ講師・ヨガインストラクターである私、山下真由実がヨガと出会ったこと、また旅先やヨガを通して出会った人、ヨガ哲学の教えから学んだことなど、経験したことを皆さんにシェアしていきたいと思います。
20代はずっと海外に住み、様々な国でヨガを学んできました。
連載第1回目となる今回は、私が最初のRYT200(全米ヨガアライアンス)の資格を取得するきっかけとなったお話からはじめましょう。
ここからはじまった、私のヨガ人生。最初のRYT200を取りに行く
当時私はイギリス・ロンドンに住んでいました。ある時友人が日本から遊びに来て、ヨガマットを持ってきたのを見たことが、ヨガを知るきっかけとなりました。
大きくて重そうなマットをわざわざ日本から運んでくるなんて!と思ったことを覚えています。聞けば、ヨガをすると心もカラダもすっきりと落ち着くとのこと。
その時はそれを聞いて「ふーん。」と思っただけでした。私は全くヨガに興味がなかったのですね(笑)
それからしばらくヨガのことは忘れていたのですが、ある時体調をくずしました。心もカラダもうつうつとして元気のない状態が続いた時、ふっと友人が言っていた「ヨガはカラダにも心にも効くよ!」の言葉を思い出したのです。試しにヨガをしてみようと思いました。
最初のヨガの先生は、テレビ画面の中にいた
手っ取り早くヨガをするのに私が思いついたのはDVDでした。
早速お店に行って探してみると様々な種類のヨガがあることが分かりました。想像以上にたくさんあるので迷い、よく分からないので収録時間が長く、4枚組で販売していたものを購入しました。
今なら知っているのですが、当時私が購入したDVDはジバムクティヨガのもので、アーサナの実践だけではなく、マントラを唱えることや、瞑想するパートもあって、ヨガが全く初めての私でもヨガの教えに興味をもつ内容でした。
ですが、ワンレッスンを終えるまで約2時間かかりました!
ヨガについて何も知らなかった私は、「ヨガとはこういうものなんだ」と、まっさらな心で毎日2時間のプラクティスを日課としたのです。
今考えると、すごいことをやっていたと思います。
ヨガを続けて分かったこと。様々な気づきと疑問
毎日、ヨガのポーズのプラクティスをコツコツと続けていくうちに、カラダが柔軟になっていき、筋力がついて逆転もできるようになりました。
そして何より、うつうつとしていた心が晴れやかになっていったのです。
これにはとても驚きました。当時の私はこのヨガの効果、ヨガのメカニズムについては全く分かりませんでしたが、心もカラダも調子がいいので、ずっとヨガの練習を続けていたのです。
しかしある時、ヨガポーズのプランクをしていて片方の手首に痛みがあることに気がつきました。私はその時、すでにヨガを習慣化していたので休むことなど考えもしませんでした。
そのうちよくなるだろうと痛みを無視してヨガの練習を続けていたのですが、その痛みは治まるどころか、どんどん増していきました。
痛いと心地よくポーズをとることができず、さらにはヨガをしていない時も痛むようになってきてしまったのです。
これはマズイと思いました。でもヨガも続けたいし、自分では何が悪いのか分からない…。そこでヨガのティーチャートレーニング、ヨガの資格を取得するプログラムに参加することに決めたのです。
世界中で取得できるRYT200。さてどこに行こうか?
海外での生活にも慣れている私。世界中どこでも取得できるヨガの資格をどこで受けようか?と考えた挙句、ヨガのティーチャートレーニングに行くなら他の国がいい!ついでに自然がいっぱいあるところがいい!!とインターネットで探したところ、金銭的にも内容的にも私にマッチするヨガの流派がシヴァナンダヨガでした。
さらに、シヴァナンダヨガは世界中にセンターやアシュラムがあり、私にうってつけ!
どの国に行こうか迷いましたが、当時私が生活していたイギリス・ロンドンとは全く違う環境がいいと思い、暖かくて海がきれいそうなバハマと、ヨガの本場でもあるインドにヨガの資格取得プログラムに参加したいとメールを送りました。
数日待ったのち、返事がきたのがバハマにあるシヴァナンダヨガだったので、バハマに行くことに決定したのです。(笑)
次回は飛んでバハマ!波乱万丈、自然が美しいバハマでのヨガ生活がはじまります。
お楽しみに。
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