巣鴨店ブログ
チョコレート講座
2017/10/10
みなさまこんにちは。
インストラクターの森まあこです。
寒かったり暑かったり、気候の変化に翻弄されています(>_<)
さて、秋といえば・・・食欲の秋。
チョコレートが美味しい季節になりました。
チョコレート好きが高じて去年はチョコレート検定を受験し、
趣味検定ですがショコラマイスターの資格を持っています。笑
今年の3月に急性胃腸炎になってから体調が優れず、
チョコレート離れしていましたが、またチョコレート熱再燃。
チョコレートでおなじみの明治さん開催の「カカオレッスン」に参加しました!
机の上にはテイスティング用チョコレートも。
わくわくしながら受講しました。
生のカカオの実と初対面!!
ほぼほぼ現地でしかみることができないそうです・・・!
ラグビーボールみたいな形で、大きさはスマホよりも少し大きめ。
香りは青みがあるかんじで、チョコレート特有の香りは一切しません!
ぱっかーんと割ってみると、白い実の部分と種がでてきます。
白い実の部分、特別に試食してみました。甘いです!!
ライチのような感じでとってもおいしいけど、チョコレート感ゼロでした。
最終的に種の部分(カカオ豆)がチョコレートの原料となります。
種の部分を割ってみると・・・紫色!
ポリフェノール特有の色だそうです。なるほど。
製造の過程で白い実の部分とカカオ豆は一緒に発酵されます。
なんと、まさかの発酵。
発酵することで特有の甘い香りになるそうです。
木箱の中に、白い実の部分と種をなかなかワイルドに入れて
バナナの葉をかぶせて屋外で発酵させます。
発酵が浅いと渋みがあり、逆にしすぎると酸味が増すそうで、
実際食べ比べてみると味が全く異なりました。
発酵がチョコレートの風味や味の鍵となります。
発酵具合を見るために、ギロチンと言われるカッターで
一気にカカオ豆を真っ二つに裁断!!
紫色だと発酵が足りないらしく、茶色だとおいしく発酵できているそうです。
発酵後は天日で乾燥します。
乾燥したカカオ豆が世界中に届けられ、美味しいチョコレートとなります。
写真はメタテとマノという道具でローストしたカカオ豆をすりつぶしています。
なかなかの力仕事。
チョコレートは紀元前から中南米の人たちに親しまれていて、
その昔は滋養強壮に良い飲み物や、飲む薬だったとか。
貨幣としても利用されるほど貴重なものだったそうです。
食べるチョコレートになったのはほんの数世紀前。
今でも中南米ではメタテとマノを使用しているらしく、
現地では主にスパイスを入れた甘くないチョコレートドリンクや、
鶏肉などとチョコレートやとうもろこしなどを入れた煮物(これも甘くない)として
いまでも親しまれているそうです。
これはチョコレートの苗木。日本で見られるのはレアです!
カカオは生育条件が限られているため、
栽培される地域も必然的に限定されてしまうのです。
赤道を挟んだ南北緯20度以内の地帯をカカオベルトと言って、
この地帯がベストな気候だといわれています。
ガーナやエクアドル、ブラジルやコートジポワ-ルなど暖かいところです。
同じ材料でチョコレートを作っても、栽培地によって味が全く異なります!!!
食べ比べてみると酸味があったり、ナッツ香があったり、
フローラルなかんじがしたり、産地別で食べ比べるのもおもしろいです。
とても貴重な体験ができました^^終始楽しかったです!!
チョコは太るイメージがありますが、
カカオの含有量が多いものはその分ポリフェノールが含まれている為
お肌に良かったりと美容効果がありますよ!カカオ63%以上がおすすめです!
食べるとセロトニンも分泌。ハッピーな気分になります。
ホットヨガを楽しみつつ、チョコレートでティーブレイクもいいかも^^
もっとチョコレートについて語りたいところですが、
語りだすとキリがないので、そろそろお暇致します・・・。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
みなさんと巣鴨店でお会いできることを楽しみにしています。
ナマステ♪