山科店ブログ
【ヨガ哲学】そもそもヨガって何だろう?
2019/06/06
皆様はじめまして、こんにちは!
いつも山科店をご利用いただき、ありがとうございます!^^
インストラクターの谷口響子です。
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突然ですが...
こう思うことってありませんか?
「そもそもヨガって何だろう?」
ヨガの経典であるヨーガスートラには
次のように書かれています。
「ヨガとは、心の作用を止滅することである」
(しめつ...?なんか怖い事いってる...?)
って思ってしまいそうですが、
簡単に言うと、
「ヨガって、心の働きを止めることなんですよ~」
ってことなんですね。
って結局どういうことなんですかね。
*
今回はこの、
「心の働きを止めること」
について
少しお話したいと思います。
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さて、
ヨガのレッスン中や色々な場面で
「今ここに集中しましょう」
という言葉を耳にしたことはありませんか?
何気なく耳にする集中という言葉ですが、
実際のところ、
集中するって意識していても難しいことですよね。
何故なのか?
それって、私たちの心がいつも働いているからなんですね。
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私たち人間には、
時間の流れを認識する力が備わっています。
この能力によって、
過去―現在―未来という概念とともに
日々の生活を送っています。
すると、様々な思いがひとりでに生まれてきます。
例えば...
「昨日、職場の〇〇さんがあんな事言ってはったなぁ...」
「あの時こうすればよかったなぁ...」
「ずっと前のあの時も××やったし、怒ってはるんやろなぁ...」
「明日会ったら絶対なんか言われるわぁ...」
「〇〇さんと仲がいい△△さんにも嫌われてるんやろなぁ...」
「もう仕事行きたくないなぁ...」
「私働くの向いてへんのかなぁ...」......
...と、こんな感じです。
寝る前あるあるみたいな感じかもしれませんね。
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このような様々な思い、つまり、
起きてしまった過去への後悔や
まだ起きていない未来への不安も
心の働きによるものです。
実際には何も起きていないのに
恐れや苦しみを抱えている時の心は
波立っている湖の水面のような状態。
どんなに美しい景色も
そんな水面の上には、荒く乱れて映ってしまいます。
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そ・こ・で!
心の働きを止めることによって
この水面を波立たせずにいられるとします。
すると、心の湖は鏡のように
周囲の景色(つまり、私たちの生きている世界)を
ただありのままに映すようになります。
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心とは自分そのものではなく、
この世界を、そして、自分自身を映す鏡なのです。
「その鏡をいつもキレイにしておこう!
歪みや曇りのない、ありのままの姿を映せるように」
っていうのが
「ヨガとは、心の作用を止滅することである」
ってことなんじゃないかなぁ。
と、私は、思います。
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*
なんだかとりとめもなくなってしまいました。
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さて。
心の働きを止めることがヨガ、
という定義があることはわかりました。
ところで、
あなた自身にとっての
ヨガって、何でしょうか?
これって一言でポンッと表現できる
シンプルなことなのかもしれないし
言葉では言い表せないような
しみじみとしたものなのかもしれないし
私たち一人ひとりにとっての
それぞれの、その時の、答えがあるのかもしれませんね。
(一人ひとり、に見えるそれらは、
本当は全部が一つであって
それらが織りなす美しいグラデーションも
ヨガと言えるのかもしれないな、
て、今、初めて、思いました。)
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皆さまは
ヨガに何を感じますか?
何をヨガだと感じるでしょうか?
是非お聞かせくださいね^^
*
お読み頂きありがとうございました!
ナマステ。