心とカラダの巡りを整える 羅さんの未病予防ってなぁに?
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皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。

~ 大気層となる肺 ~

前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは –その9 では、東洋医学における肝・心・脾・肺・腎の五臓の『臓』の役割、その中の肺の役割について詳しくお伝えいたしました。

今回は、肺の役割の続きをお伝えします。

肺の臓としての働きは「溜め込む」ことです。

全身の皮膚が大気層のようにカラダを覆い、気が外に逃げ出さないために保温保湿をしています。

地球上の水は、太陽の熱により水蒸気となり、上へ上がり、天幕にぶつかり、分子がまとまり雲となり、雨となって再び地球を潤します。

この天幕の役割を担うのが肺です。

~ 肺の主要な機能に「粛降(しゅくこう)」があります ~

「粛(しゅく)」とは 清めるという意味です。

白血球の働きで異物を無くしたり、入ってきた邪気をバラバラにして取り除いたり、汚れた物を、便・尿・汗として外へ押し出し、排除する働きが「粛」です。

呼吸の時に吸った空気中のウィルス・菌などを繊毛と唾液でカットする機能です。また、外部から侵入した異物などを 咳・くしゃみという形で外へ出すのも「粛」の働きです。

肺は五行の金の気を担っていますが、「降(こう)」とは 上から下に下がる金の気を表します。

肺の天幕の役割、即ち天幕の役割、体内の熱・水を皮膚から外に逃がすことなく再び体内にもどし、循環させるのが「降」の働きです。

 

~ 肺に宿る「神」とは ~

東洋の思想の一つに、肉体を操る目に見えないものの存在として「神(じん)」があります。

心臓の鼓動・呼吸・血液のデトックス・夢を見るなど、あらゆる生体活動をする中で、精神と神経の活動を司る、肉体を操る目に見えないものです。

五臓それぞれに「神」が宿ります。

全体を統括するもの「神」は心に宿ります。

「魂」は肝のシステムに宿り、「魄(はく)」は肺のシステムに宿り、「意「知」」は脾のシステムに宿り、「精」「志」は腎のシステムに宿るとされています。

肺のシステムに宿る「魄」は全部で7種類あり、それぞれに違うシステムを担っています。

七魄(しちはく)は、尸狗(しぐ)・伏矢(ふし)・雀陰(じゃくいん)・呑賊(どんぞく)・非毒(ひどく)・除穢(じょえ)・臭肺 (しゅうはい)です。

肺の主要な機能「粛降」の「粛」とは 清めるという意味ですが、七魄の中でこの仕事を担っているのは、呑賊・非毒・除穢です。

肛門は別名「魄門(はくもん)」といいますが、これら七魄は生きている間はカラダに宿り、肉体がなくなると肛門から外にでて、また別の肉体に宿るという言い伝えがあります。

~ 肺が司るもの ~

肺の「金」の気は季節では秋にあたります。

 

春から段々と強くなる太陽エネルギーは、夏にピークを迎え、冬に向かって弱くなります。

この夏から冬の間の、エネルギーが上から下へ下がっていく状態が秋の金の気です。1日の時間で表すと、日が沈んでいく夕方の時間帯です。

方位は西。

朝、東から日が上り、昼に南に高く上がった太陽は、夕方に西の空へと沈んでいきます。この、上から下に日が沈む様子は、金の上から下に下がる気を表します。

呼吸では、肺は吐く息を司ります。

吸う時にカラダは膨張し、吐くときにカラダは収縮します。この縮む時に気が上から下に下がります。息を吸った時に圧力が1番高くなり、そして吐く時は、その圧力により、血液中の酸素が全身の隅々に送られます。

次回は、肺の経絡についてお話しします。

お楽しみに♪

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