
皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~ 天地の気に対応する五臓六腑 ~
前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは -その7-では、天の気と地の気の話についてお伝えしました。
今回は、地の気「五行」に対応する五臓の機能について、詳しくお伝えいたします。
地の気に、木・火・土・金・水という五つの気(五行)があります。
天の気に、風・熱・暑・湿・燥・寒という六つの気(六気)があります。
地の五行に合わせて、ヒトには肝・心・脾・肺・腎という5つの機能(五臓)があります。
天の六気に合わせて、ヒトには胆・小腸・三焦・胃・大腸・膀胱という6つの機能(六腑)があります。
地の気「五行」にそれぞれの特徴があります。
木=中から出ていく、のびのび伸展する、柔軟性、温かくなる
火=下から上へ上がる、成長する、熱くなる
金=上から下へ下がる、衰退する、収穫する、涼しくなる
水=外から中へ入る、ためこむ、収縮する、寒くなる
土=一つの状態から次の状態へ変化する、安定する、平穏
地球上の万物の変化(生・長・化・収・蔵)が五行のルールに従います。
生=木、長=火、化=土、収=金、蔵=水
この地の五行に対応するカラダの機能は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)となります。
肝=木、心=火、脾=土、肺=金、腎=水
たとえば、肝はカラダにある中から外に出る、のびのび伸展する、柔軟性に関する機能を司ります。
汗が出る、涙が出る、排便や排尿、筋肉の柔軟性、髪の毛の伸び、爪の伸びなどなど、それらはすべて肝の機能の現れです。よって、これらの機能が悪くなると、肝の機能が悪いと考えられます。
また、腎はカラダにあらゆる収縮、外から中に入る、ためこむといった動きを支配します。
肛門の収縮、耳の聴力、骨の頑丈さなどはこれに当たります。だから、聴力の低下、頻尿や尿漏れ、骨粗しょう症などの症状は、腎の機能の低下を意味します。
この五行に支配されている地球上に生存するため、ヒトの生体も同じルールに従い、同じ機能を備えなければなりません。
~ 五臓の仕事場としての陰経 ~
五臓の機能を発揮するには、体中、さまざまな作業をする必要があります。
会社の中で、経理部、営業部、企画部など、それぞれの部署専用のエリアで仕事すると同じように、作業するため、一定の空間を専用し、集中する方が効率よいのです。
人体にも同じです。
五臓の機能を維持するための作業をそれぞれ専用の経脈を用いて、行います。
肝経=肝の仕事、心経=心の仕事、脾経=脾の仕事、肺経=肺の仕事、腎経=腎の仕事、
上記五臓に対応する五つの経脈のほかに、肉体の心臓の動きを司る心包経を加え、全部六本の経脈が陰経といいます。
天の気は陽、地の気は陰。
五臓は地の気に対応するため、陰経といいます。
次回は、陰経の中の肺経の役割についてお話しします。
お楽しみに♪
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