皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
これから東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について皆さんにさまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
ホットフラッシュと呼吸との関係
心臓は24時間動きながら車のエンジンのように熱を作られます。
この熱は、呼吸の度に上下運動する横隔膜の動きによって、胃や小腸に送られ消化吸収の活動が行われます。そして、この時に作られる熱を使って食物の水分は水蒸気となり、全身に循環させます。
そのため、横隔膜の動きが悪くなると心や肺の周りには熱が籠り、反対に胃や小腸には熱が送られなくなり、上半身が熱く、下半身が冷えるといった症状が起こります。
これが所謂、更年期に起きるホットフラッシュの症状です。
上に籠った熱を調節するために、上半身だけ汗をかきます。また、上半身に詰まった気のせいで、頸の痛みや頭痛、熟睡できない状態となります。
臓器の冷えや肋骨や胸椎の歪みがある場合は、心の周り、特に横隔膜の周りに気やガスが詰まり横隔膜の動きが妨げられ、呼吸も浅くなり、更年期の症状も辛くなります。
呼吸が浅い人の共通点
呼吸をすると胸郭の中にある横隔膜が下がり、これによって肺のスペースが大きくなりますが、その横隔膜の動きが悪いことによって思うように動かせず、呼吸が浅くなるのです。
ミゾオチからおへそ(任脈にある巨闕や中間のあたり)は、肝臓・心臓・胃など、色々な臓器を繋ぐ筋膜が重なっている部分です。
複数の筋膜が通過していますので、お腹が冷えると臓器が収縮し、臓器と臓器がお互いに引っ張り合って筋膜が緊張した結果、筋膜と筋膜の間にガスと水が溜まります。
また、毎年開催する深呼吸ダイエット合宿では、3日間で4キロ減量できる人もいれば、1キロもやせない人もいます。なぜ、こんなに個人差があるのでしょうか。
ガスや水が溜まれば、丁度、風船がそこに詰まっているようなものですから、本来の肝臓・心臓・胃などのスペースが狭くなり、動きが妨げられます。
ミゾオチからおへそに風船が詰まれば横隔膜の動きが妨げられ、動きの幅が小さくなりますから、これにより呼吸が浅くなります。
この場合、ミゾオチからおへそまで指で押すと痛いまたは激痛!なぜなら、押されると、中にあるガスが膨張するからです。
いづれにしても、呼吸が浅くなれば十分な酸素が体内に取り込まれなくなります。
つらい更年期障害とオサラバ!まずはしっかり深呼吸
1日に消費するエネルギーの97%以上は酸素を使って作られていますので、酸素不足はエネルギー不足を招きます。これによりカラダのだるさ・眠気・免疫力の低下・集中力不足など様々な不調が現れやすくなるのが、呼吸が浅い人の共通点です。
まずできることは、ゆっくりと深い呼吸(深呼吸)をして、体内に酸素を多く取り入れて、循環のよいカラダをつくりましょう。
毎日何気なくしている呼吸も、少し意識を変えるだけで、どこでも誰でも簡単にカラダを温めてくれます。
できることからはじめることで、未病予防に大きくつながります。
それでもやはり、更年期のつらい症状で「対処法」が気になるあなた、私が監修する経絡に特化した専用サロン「未病のキセキ」でそのカラダを変えていくのもよいでしょう。
\こんな方におススメです/
・突然の汗、ホットフラッシュ、のぼせ、ほてりでお悩みの方
・疲れ、だるさ、倦怠感、やる気のなさで困っている方
・頭痛、首コリ、肩こりから解放されたい方
・イライラ、不安、睡眠が浅い、不眠で悩んでいる方
・動悸、息切れ、呼吸が浅いと自覚している方
※未病のキセキ(気施技)は、完全予約制の女性専用未病予防サロンです。
皆様の未病予防と体質改善のため、お役を立てればうれしいです。
次回は、「胃腸不調の人がむくむ!?」についてお話しします。
お楽しみに!
■東洋医学普及活動家・
羅予澤が技術監督■
経絡養生師による未病予防なら
専用サロン 未病のキセキ(気施技)