本日のお悩み
今日、30年ぶりに高校の同級生に会ったの。あの頃はお互い18歳。社会に出て、結婚したり、離婚したり、子育てもひと段落して、今は自分のために時間を使えることも増えたのよ(だからこうして古いお友達にも会えているってワケ)。そしたらね、ふと友達が、「私、たくさん我慢して生きてきたから、もう我慢したくないのよ」と言っていて。え?それっていいの・・?って思っちゃった。ねぇ、哲子さん。我慢は美徳じゃないの?それって、どう思います?
ごきげんよう、哲子です。
もうすっかり晩秋の今日この頃。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、お手紙いただきました「我慢はしない方がいいの?我慢することは、それも美徳?」。
時代にもよるものでしょうが、我慢ができてよろしいと言われて育った世代もあることでしょう。社会的な風潮や、目に見えない圧力もあったかもしれませんね。
もうねぇ、私哲子の結論は決まっているんです。我慢はしなくてよろしい。
え?ほんと?という方も、大賛成!という方も、皆さんにもっと生きやすい世界を作ってほしいと願う哲子にとって、答えは明白なのです♪
我慢の意味とその影響
「我慢」とは、一般的には辛い状況や不快な感情を耐え忍ぶことを指しますね。日本の文化においては、我慢は美徳とされることも多くて、特に困難な状況においては忍耐を求められることがよくあります。
けどね、我慢をしすぎることは、心とカラダの健康に悪影響を及ぼしてしまうくらい強いものなの。過ぎたるはね、よろしくないのです。
まず、我慢をすることでストレスが蓄積される。
日々の暮らしの中で、仕事や人間関係、家庭環境など、さまざまなストレス要因がありますね。これらのストレスを無理に我慢することで、心の中に不満や怒りが溜まってしまって、最終的には爆発してしまうことがある。
懐かしい・・・かつての哲子もそうでした。ぐーっと我慢しすぎて、我慢しすぎて、大爆発!今思えば若かりし日の思い出です・・・(遠い目)。
職場で不当な扱いを受けたり、家庭内でのコミュニケーション不足を我慢し続けると、心の健康が損なわれて、うつ病や不安障害などの精神的な問題を引き起こす可能性だってあるのです。
また、我慢をしすぎることで、自己肯定感が低下することもあります。
自分の感情やニーズを無視してしまうと、自分自身を大切にしていないと感じるようになり、自己評価が下がります。
自分自身に向き合わないことになってしまう。
それによって、他者との関係にも悪影響を及ぼすことがあります。自分の気持ちを抑え込むことで、他者とのコミュニケーションが難しくなり、孤独感を感じることも少なくありません。
だから、我慢は一時的な解決策としては機能するかもしれないけれど、長期的には心の健康を損なうリスクがあるのです。
あー、怖い!
さらに、身体的な健康にも悪影響が出ることも。ストレスが蓄積されると、免疫力が低下して、さまざまな病気にかかりやすくなります。心とカラダの健康は密接に関連しています。
精神的なストレスがカラダの症状として出てきてしまう。慢性的なストレスは高血圧や心臓病、消化器系の問題を引き起こすことがあるのよ。我慢は心だけでなく、カラダにも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
我慢を手放すことの重要性
我慢は手放せるのだと分かると、急に目の前が明るく広がったように感じますね。あぁ、そうか、その道があったのかと、知る意識です。
自分自身を大切にすることにつながって、自分の感情やニーズを認識して対処できるようになる。
それは心とカラダの健康を保つためにとっても重要。
ストレスを感じたときには、その原因を特定して適切な方法で解消するに限ります。友人や家族に話を聞いてもらったり、趣味に没頭したり、ね。
自分の感情やニーズは、基本的にはご自分で対応するほかないのです。
あとね、我慢を手放すことで自己表現が豊かになるわ。
自分の気持ちを素直に表現できると、他者との関係も深まって、より良いコミュニケーションが生まれるというもの。自分の意見や感情を大切にすることで、他者もそれを尊重してくれるようになります。
自分は大切にすべき存在だと知るのです。より健全な人間関係を築けるし、社会的なつながりも強化されるというものです。
さらに、我慢しないことで自己成長の機会が増えると思うの。自分の限界を認識して、それを超えるための行動を取る。
新たな挑戦に対する意欲が湧いてきます。失敗を恐れずに自分の感情に正直でいることで、人生を主体的に捉えた、より豊かな人生を送ることができるでしょう。我慢を手放すことは、自己成長の第一歩でもあるのです。
我慢をしない!実践方法
我慢をしないためには、まず自分の感情に敏感になることが大切です。
感情に蓋をしないということです。
大人だから、お母さんだから、娘だから、部下だから、上司だから。感情をだだ漏れにするということではなくて、感情を抑え込みがちな日々の中で、自分がどのように感じているのかを意識し、その感情に正直でいることを心がけて。
例えば、日記をつけることで自分の感情を整理しやすくなりますし、感情を言葉に書き出すことは自分自身を理解する手助けにもなるというものです。
次に、ストレスを感じたときには、適切な対処法を見つけることが大切よ。ホットヨガでリラックスする時間を作ったり、汗をかくことも心とカラダのバランスを保つことにつながります。
友人や家族と過ごす時間も大切にして、サポートを求めることも大事。自分一人で抱え込まず、周囲の人々とつながることで、心の負担を軽減できるのです。
最後にね、哲子からのお願いです。どうか、自分のニーズを大切にすることを忘れないでください。自分が何を求めているのか、何が必要なのかを考え、それに基づいて行動すること。
自分のニーズは自分にしか分からない。
我慢をせず、自分の気持ちを大切に扱うことで、人生を主体的に生きていきましょう。そう、伸びやかに、健やかに。
本日のお言葉
- スカ アヌシャイー ラーガハ
喜び・楽しみにを強く望み、執着する考えがラーガ(欲望、執着)です。
ヨーガ・スートラ 第2章7節から抜粋 - 「sukha-anushayi」(快楽に基づく)ものがラーガ。快楽や快適さに対する執着が我慢を引き起こすことがあるというものです。自分が何に執着しているのかを考え、その執着が本当に自分にとって必要なものなのか?自身の声に耳を澄ませていましょう。執着を手放すことは、より自由に生きる第一歩です。
またお会いしましょうね♪