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ヨガの知恵でズバッと解決 教えて!ヨガ哲子の部屋

本日のお悩み

え!この時代に戦争?
テレビや映画じゃあるまいし、このご時世に本当に?衝撃・・・。
世界はどうなっちゃうんだろう?

こんにちは、哲子です。

先日、YogaFull 編集部に一通のお手紙をいただきました。
熱心にヨガスタジオに通ってヨガに励んでいるという、そのお方は、数ヶ月前から起こっている、とある国と国の争いごとにたいそう心を痛めているようでした。

テレビやドラマのワンシーンであればよいと思いたいほど、衝撃的な映像や、流れてくるニュースを何度もみてしまうとのこと。

世界が平和に向かうように、何か行動を起こしたいとデモに参加したり、医療やボランティア団体など、人々を助ける支援活動をするのは、ちょっと気が引ける。

同じ地球に住む者として何かできないものですかねぇ、哲子さん。と語りかけてくださるお手紙でした。

お悩みという訳ではないけれど、胸の中のモヤモヤした気持ちを正直に伝えてくださり、ありがとうございます。
きっと多くの方が、この現実世界で起こっている国レベルでの争いについて同じ気持ちで見守っているのではないかしら?と哲子も思っています。

どんな事象も、繋がりあって起こる

ヨガの教えは3000年とも、5000年とも言われ、もとは深い瞑想による鍛錬で、穏やかな心とカラダの状態を追求し、悟りを開くもの。

現代社会で、悟り…と言われてもピンと来ないかもしれないけれど、私はこう解釈しているわ。

いつでも、どこでも、何が起きても、私は平和ですと言える境地

残念ながら、ヨガの教えがある人類の歴史において、争いは絶えないし、現代においても争いは起こってしまう。

ヨーガ・スートラにあるように、今起こっているどんな事象も過去の結果であり、未来を決めるのは、今の行いです。

今起きている事象だけで見てしまうと、どちらが良い悪いといった二項対立の議論になりがちだけど、繋がりの歴史の中で国と国の関係を考えてみる機会になると良いかもしれませんね。

もっと俯瞰できるならば、その国の出来事と私の暮らしはどう繋がり合っているのかまで、考えてみましょう。

一人一人にできることを、心を込めて

デモに参加するのは勇気ある行動ですし、直接現地に行って支援活動にたずさわることができなくても、避難の方を受け入れたり、募金で心を寄せるのは、たいそう立派な行いです。

どんな風に心を震わせて、行いをするかは、人それぞれ。

行いに大小良し悪しの判断はいりません。大切なのは、心を尽くすということ。あなたが考える行いを、あなたが精いっぱい行う。それだけで十分です。

一人一人にできることを、心を込めてしましょう。どうか、後悔ないように。あなたにとっての想いの表し方で、十分なのですよ。

世界の平和は、自己の平和が第一歩

わたくしがヨガの教えに出会うきっかけになったのは、前に関わっていたお仕事によります。

当時、わたくしは非常に高慢でしたから、世界は私が平和にしてみせる!くらいの気持ちだったのですね(笑) 今となってはアプローチがずいぶん違ったなぁと分かりますし、何より私がヨガに教えていただいたのは、

世界の平和は、自己の平和が第一歩。
自分を大切にしていますか?
身の周りの人たちを大事にしていますか?

ということ。

皆さん、いかがでしょう?
このYogaFullを訪ねてくださる方たちに、哲子が心を込めてお伝えしたいのは、まさにこれです。ご自身と周りの人たちへ愛を届けてほしいと、心から強く願います。

一人一人が平和ならば、点は線になり、線は面になり、地球はまるっと平和になるはず。

世界は繋がっていますから、どこかの争いは自分に返ってきます。逆に、ご自身が平和ならば、周りの人たちが笑顔で幸せならば、どうでしょう?自分発信で世界を平和にできる力を、皆さん、持っているのです。

このお話を読んでくださっている8月は、私たちが住む日本にとって、平和を考える大切な月。遠くの出来事を近くに感じて、私にできる行いに心を尽くしましょう。想像できる平和な世界は、いつか実現できるものと希望をもって。

本日のお言葉

ニミッタン・アプラヨージャカン プラクルティーナーン ヴァラナベーダハトゥ タタハ クシェートリカヴァット
ヨーガ・スートラ 第4章3節から抜粋
私たちが今直面している世界は、すべて過去の行いの結果です。ならば、今の行いをよくすることで、未来は変えられるはずです。未来を決めるのは、今。水を引き入れ、畑を耕し、大地を豊かにする農夫のように、私たちも、過去に学び、現在を改め、未来に幸せを実らせていきましょう。

またお会いしましょうね♪

ヨガ哲子

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