情報が多すぎて、何を選んだらいいのか分かりません。

皆様、ごきげんよう。哲子です。お変わりないですか？

すっかり秋が深まってまいりました。前回、秋の夜長に読書がはかどりますと書きました、わたくし。すると私のファンという方から「哲子さんはどんな本を読むのですか？」とお声がけいただきました。あは、嬉しい♪嬉しい♪

今、読んでいる本は「死の講義」というもので、字面だけ見るとちょっとビックリしてしまうけれど、「よりよく生きるためには死について知ることが大切」という内容の本で、さまざまな宗教の死生観を取り上げたものです。

ある日、私は確かに日々生きている（生かされている）のだけれど、強烈に死を意識しながら生きているわけではないと、ふと思ったのですね。なんで思ったのでしょう、不思議ですね～。心の羅針盤がそちらを指しました、という表現が一番近い感じがします。

人は生物だから、いつか必ずいなくなってしまう＝死んでしまうのだけれど、その事実を意識するのは、なんとなく怖い。私がここからいなくなる想像をするというのは、ずいぶん勇気がいることかなぁ、と思います。

そんなことをふと思って、死ぬことは避けられない事実だけれども、より充実した生を生ききりたい、命を精一杯燃やしたい、と思った時に出会ったのがこの本でした。
（興味がおありの方は検索してみてください（笑）タイトルでヒットします。）

情報や知りたいことは、その人にとって必要なことであれば、ちゃんと向こうからやって来てくれます。「この情報はあなたの人生に必要だよ、役に立つよ。」と相手から近づいてきてくれるものなのですね。

ですが実は、すでにあなた自身にもう備わっている知恵でもあるのです。ヨガの聖典「ヨーガ・スートラ」にはこう書かれています。

心が鎮まる時、真実の知恵が現れます。（第1章48節）

必要な情報、知恵は、私たちの本質としてはじめからここに持ち合わせているのですね。ただ、その知恵、情報が不要なアレやコレやで覆い隠されてしまっていて、気づけていないことが問題なのです。

そう、だから、今回お悩みのあなた様も、そんなに思い詰めなくて大丈夫。あなたに必要な情報は自ずとやってきます。落ち着いて情報の真意を見極めましょう。未読マークが溜まっていくのもOK。

大切なのは、あなたの心の羅針盤がいつでもしっかり動けるように、ピカピカに磨いておくことだと思います。

「このことについて、もっと知りたいな」
「これを読んでいるとワクワクするな、楽しいな」
「これを調べていくと、時間が経つのも忘れて集中しちゃう！」

こんな感覚は、心の羅針盤が大いに反応している証拠です。これこそが、あなたの生きる（生かされている）役割を発揮できるところになるのです。

人は幸せになるために、この世に生まれてきています。
すべての成長は、幸せになるためです。

必要な情報を、必要な分だけ。あなたを生かしてくれる情報、知恵を手に、ご自身が納得してそれに取り組めますように。