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カラダの秘密発見!アナとミックのなるほど解剖学

Anna

ミック!夏の日差しを全身で浴びながら朝のヨガプラクティスが気持ちいいわ!カラダが伸び伸びするのよね♪

アナ、夏バテしてないかい?夏は気温が高いから筋肉が緩んで朝のヨガプラクティスもはかどるね!

Mick

Anna

ミックのアドバイスのおかげで体型もアーサナのアライメントもばっちり決まっている感じがするのー!!

アナのお役に立てて何よりだよ。Thank you!

Mick

Anna

こちらこそスペシャルサンクスよ、ミック!ところで私のヨガポージングセルフィ―(自撮り)をそろそろSNSで公開していこうかと思っているのよ。ウフフ。

アナ、ナイスアイディア!だね。ワクワクするよ。

Mick

Anna

そこでね、ミック。私のセルフィー(自撮り)でアーサナのアライメントチェックしてくださるかしら?世間様にお見せする前にバッチリのアーサナにしたいわ!

OK!アナ。写メを送ってよ。

Mick

Anna

やった!ミックありがとう。どのアーサナのセルフィ―が良いかしらね。。。ヨガっぽいポーズは。。やっぱり「三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナ」ね!決まり。
ミック、今送ったわよ!見てみて。

OK!アナ。ナイスな写真だね。映えそうだよ。しかし!前脚(写真で言うと右脚)の膝が伸びすぎだね。

Mick

Anna

どこが?バッチリ力強くバランス感もあるアーサナが出来ていると思っているんだけどな。。。。

一見バランスがとれているように見えるかもしれないけど。前脚の膝が伸びすぎているよ!そして後ろ脚にも力が入っていなくて骨盤が前に飛び出しているね。そこから察するに腰がそり過ぎているだろう。

Mick

Anna

膝が伸びすぎなの?三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナでは、いつも気持ちよーく伸びるって感覚があるんだけど。。。

いいかい、アナ。三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナでは、多くの人(特に女性)が前脚の膝をあきらかに伸ばし過ぎているんだ。そして膝はとても繊細な関節で複雑に構成されているよ。だから怪我が起きやすいし、一度でも怪我をすると治りにくく、リスクが高い部位なんだ。この伸ばし過ぎな関節の状態を過伸展と言うんだ。

Mick

Anna

オーマイガー!気持ちよく伸びていたのが、実は伸ばし過ぎ!怪我のリスクが高いなんて!!知らなかったわ。膝関節の過伸展ね。私、膝を痛めたくないの。怪我のリスク回避の方法を教えて、ミック。

もちろんさ!アナ。立位のポーズで膝の過伸展を回避して安全にヨガを楽しむ為の秘訣を教えるね。

Mick

Anna

よかった!健康になる為にヨガをしているのに、ヨガで怪我をしてしまったら本末転倒ね!是非その秘訣を教えて、ミック!!

まず、膝が過伸展の状態は膝を伸ばす筋肉である太もも前側の筋肉大腿四頭筋を使わずに膝を伸ばす傾向にあるんだよ。前ももの張りについて説明した時に登場した筋肉だから、もう覚えてくれたかな?

Mick

Anna

YES!ミック大腿四頭筋肉ね、バッチリよ!

OK、アナ良いね!膝頭を引き上げて太もも前側・大腿四頭筋を引き締めながら膝を伸ばすんだ。「カックン」と膝が伸びすぎる手前で止めるんだよ。

Mick

Anna

OK!膝「カックン」しないように、その寸前でストップね!

そうさ!いい調子だ。そして伸ばし過ぎには反対の要素があるから曲げさせることでバランスを図るんだ。

Mick

Anna

ん?膝は伸ばすのに曲げる?ミック混乱してきたわ、どういうこと?

少し膝を曲げてみて、そこから前足の踵を真下に押し下げる。そうすると膝を曲げる筋肉であるハムストリングが収縮されるんだ。そして膝頭を引き上げ太もも前側の筋肉である大腿四頭筋も収縮させることで膝関節が健全な角度を保ちながら力強く脚を伸ばすことができるんだよ。ハムストリングの場所も、前回登場したらかバッチリだね!

Mick

Anna

ええ、ミック!ハムストリングもバッチリ覚えてるわよ。太ももの表裏の筋肉を同時に引き締めるのね。その繊細なカラダの意識が力強いスタンディングポーズを作るのね!なんて素敵なの!!

そんなふうに思ってもらえて光栄だよ、アナ!そして、次に腰だね。三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナで背骨や体全体を伸ばすことだけに意識を向けすぎると腰を反ることにも繋がるよ。前脚の膝の過伸展を回避したら、次は後ろ足や脚を力強く保つんだ。アナの三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナは確かに伸びていると感じるよ。その分、下半身がとても不安定だね。背骨を伸ばそうとするとあまりに後ろ脚に力が入らず、骨盤が前に飛び出すことで腰が反ってしまうんだ。つまり腰が伸びすぎているんだ。

Mick

Anna

ガーン。膝だけでなくて腰も伸ばしすぎていたのね。。。ショッキングよ!

改善は簡単だよ、アナ!

Mick

Anna

テイクイットイジ―なのね!ステキ。

そうさ!三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナで、すぐに安定した土台をゲットできるよ。まず後ろ足の外側、特に踵でマットを力強く押し続ける。そして後ろ脚の前側を後ろ側に押すんだ。そうすると土台が安定するだろ?

Mick

Anna

ファンタスティック!私の三角のポーズ・ウッティタトリコーナーサナ、足がグラウンディングしている感じが、もう半端ない!最高よ、ミック。

ナイスだね!そこからさらに、おへそを背骨に引き込んで薄いお腹を保ちコアを引き締めてみて。どうだい?

Mick

Anna

ソーナイス!ね。安定感や力強さと共に伸びがあるわ。

アナ、素晴らしいよ!君のポーズ。これでSNSのセルフィ―も撮りなおしてみて。そして、この土台の安定と膝と腰の伸びすぎを防げたらアナのポーズが進化して半月のポーズ・アルダチャンドラーサナにもチャレンジできるよ!

Mick

Anna

ワオ!半月のポーズ・アルダチャンドラーサナ!!私の憧れのアーサナよ。練習をかさねて、いつかこのポーズでセルフィ―をバッチリ決めるわね!Thank you!ミック。

その日を楽しみにしているよ!アナ。

Mick

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登場人物の紹介

AnnaAnna
骨格の違いや解剖学に興味を持ち始め、友人でもあり、パーソナルトレーナーでもあるミックに、あれこれ質問をしながら知識を深めている。趣味は雪だるま作り。プロフィールを詳しく見る
MickMick
人のカラダの不調や、ゆがみを改善することが最大のよろこびであるパーソナルトレーナー。多種多様な植物達に囲まれた、自分のトレーニングスタジオをオープンさせることが夢。プロフィールを詳しく見る
この記事を書いた人