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心とカラダの巡りを整える 羅さんの未病予防ってなぁに?

皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について皆さんにさまざまな事例を交えてご紹介していきますね。

〜朝食抜き、消化機能の低下を招く〜

東洋医学によると、朝の7~11時には胃と脾にエネルギーが集中し、消化という活動にエネルギーが使われます。

もし、この時間に物が入ってなければ胃は空回りし、この状態が習慣化すれば消化機能の低下を招いてしまいます。そのため、朝食はキチンと食べる必要があります。

ただし、朝食を食べたとしても、コーヒーだけ、ヨーグルトだけといった、食事であったり、冷たい物を摂る、などの習慣は消化器系の機能低下を招きます。

例えば、冷蔵庫から出したての果物を朝食として食べたり、冷たい水を飲むなどの行為は、これから加熱しようとしている時に、熱を奪い、不足させてしまいます。

〜冷たい朝食は、冷えの元〜

朝、1日の活動のためのエネルギーを準備している時に、体温より冷たい水をバシャッとかけてしまっては、折角大きくなりかけた陽のエネルギーが消されてしまいます。

内臓は一気に冷やされ、その寒気が体内に残ります。このような生活が半年、1年と習慣化すると、下痢、腹痛、嘔吐、生理痛、生理不順、内臓下垂、腫瘍、筋腫・・・など、様々な不調を引き起こす原因となります。

いろいろなメディアを通じ、朝に水を飲む健康法が推奨され、その影響からか、朝起きて1杯の水を飲む習慣を持つ方がいます。

体重の約70%は水分と言われていますが、この水分がどういった状態で体内に蓄えられているかが大切です。

理想的な状態は水蒸気です。水蒸気は、水の分子がバラバラの状態で分子が小さく、細胞内の出入りが自由に行われます。

しかし、もし液体状の水のままでは、その分子が大きいため、細胞内の出入りが出来ず、細胞を潤すための水分が足りなくなります。

皮膚の乾燥や喉の渇き、目の乾燥など、こういった渇きの症状がある方は、カラダの冷えが原因で水蒸気が不足し、細胞を潤すための水分が足りないことを現しています。

〜カラダを温め保湿してくれる朝ごはん〜

このことから、朝ごはんをチャンと食べる。特に穀物類を中心とするお粥を食べることをおススメします。
漢方では温かいお粥で水分を摂ります。

そのため、水分は温かいドロドロな状態で胃に送られ、胃や腸の中の滞在時間が長くなります。

その分、水分が加熱される時間も長くなりますから、水蒸気として体内を巡る時間が十分ある状態となります。

また、植物の種からなる穀物類には、宇宙のエネルギーがたくさん凝縮されているので、カラダのエネルギー補給には、もっとも適している食材です。

次回は、「朝はカラダがだるおも。午前中に疲れやすい理由とは。」についてお話しします。

お楽しみに♪

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