
皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~ 経絡は通り道 ~
前回、【東洋医学を学ぶシリーズ】経絡とは –その4–では、誰もが一度は経験したことがある痛みのひとつ、筋肉痛についてお伝えしました。
今回は、気血水の通り道でもある「経絡(経脈と絡脈」について、詳しくお伝えいたします。
~ 経絡とはカラダの隙間のネットワーク ~
骨と骨の隙間、骨と筋肉の隙間、筋肉と筋肉の隙間、筋繊維と筋繊維の隙間といった空間に経絡はあります。
その隙間を、目に見えないエネルギーが通り、水も通ります。
水とは、目に見える液体状の水や血液の他、目に見えない水蒸気なども通ります。また、それらに含まれる神経物質や栄養素も通ります。
また、血管やリンパ管も隙間の一種です。これらは、パイプですので、パイプの中には隙間があり、その隙間の中を血液やリンパ液がながれているわけです。
但しこの空間は、血管には血液が流れ、リンパ管にはリンパ液が流れるという意味では、閉鎖された独立した空間となります。
また、例えば皮膚と筋肉の隙間・皮膚の表面など体表の空間にも経絡はあります。
空間が狭くなる、空間が捻じれる、空間が詰まる、空間が変形するなど空間の広さが変わると気血水の通りが悪くなり、様々な機能が正常に働かなくなります。
これにより健康状態が大きく左右されるわけです。
~ 経脈(けいみゃく)と絡脈(らくみゃく) ~
ラダには縦を繋ぐ通路と横を繋ぐ通路があります。
この縦の隙間を経脈、横の隙間を絡脈といいます。
人体(足、腕、手、背)の大きな骨は縦につながっています。
そして、この縦の骨にそって筋肉が付いています。それらの大きな骨と骨・骨と筋肉の間にある縦の隙間が経脈です。
また縦の隙間(経脈)は、横の隙間(絡脈)とのつながりがあり、この隙間同志をつなぐ、横との繋がりを強化する、浅い部分と奥深い部分を連絡するといった働きも担っています。
~ 十二正経(じゅうにせいけい)と奇経八脈(きけいはちみゃく) ~
この縦の隙間「経脈」は陰陽に分類されます。
五臓と心包の機能を担う経脈は全て内側「陰」にあります。これを陰経といい、それに対し、六腑を司る経脈は全て外側にあります。
外側は「陽」ですので陽経と言います。
<十二正経について>
十二正経は内側に陰経が六つ、外側に陽経が六つあるというお話をしましたが、五臓(肝・心・脾・肺・腎)と心包の機能を担う経脈は全て手足の内側「陰」にあり、六腑(胃・小腸・大腸・胆・膀胱・三焦)の機能を担う経脈は全て手足の外側「陽」にあります。
カラダの片側に12本、左右合わせて24本の経脈になります。
<奇経八脈について>

そして、経脈のもう一つのシステムは「奇経八脈」です。正常の「正」に対して奇跡の「奇」と書きます。
任脈、督脈、衝脈、帯脈、陰きょう脈、陽きょう脈、陰維脈、陽維脈
以上8本あり、これら奇経は、十二正経の機能を監督、調節、補う役割をします。
次回は、十二正経と奇経八脈の役割の違いについてお話しします。
皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。
次回もどうぞお楽しみに♪
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