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ヘルシーで栄養価が高く、飲む点滴とも呼ばれる甘酒。

冬に飲むイメージが強いですが、実は夏のダメージからカラダを守るドリンクとして、重宝されていることをご存知ですか?

今回は、熱中症や紫外線によるダメージ対策とされる「甘酒」の効果と、夏におススメの甘酒のアレンジレシピをご紹介します。

飲むだけで効果大!甘酒は古くから伝わる栄養ドリンク

現代では冬のイメージが強い甘酒ですが、江戸時代には夏バテ予防や滋養強壮のための栄養ドリンクとして庶民の間に浸透していました。

俳句の中では夏の季語として登場し、甘酒売りが練り歩く光景が夏の風物詩となっていたそう。

昔の人々も甘酒の栄養価の高さを珍重し、暑さ厳しい時期を乗り切るために活用していたことがよくわかります。

甘酒の主な原料としては「酒粕」と「米麹」の2種類があります。

夏のダメージ回復により最適とされるのは「米麹」を使った甘酒。
具体的な効果をみていきましょう。

■甘酒で熱中症対策

熱中症は高温の環境下で体内の水分やナトリウムなどが失われたり、カラダの調整機能が破綻したりすることなどによって発症します。

甘酒は水分・塩分・糖分をバランスよく含むほか、発酵食品のためビタミンやブドウ糖、必須アミノ酸など、私たちのカラダにとって大切な栄養素が豊富に含まれる、まさに飲む点滴。

消化吸収率も高いため夏場の栄養ドリンクとして最適といえます。

■甘酒で紫外線対策

夏の紫外線ダメージを受けた肌を回復させるための栄養素がたくさん含まれる甘酒。
紫外線対策や日焼け後のダメージのインナーケアとして積極的に取り入れたいものです。

効果としては以下のようなものがあります。

・麹菌:シミの原因となるメラニン生成を抑制
・オリゴ糖・食物繊維:腸内環境を改善し、肌状態を改善
・ビタミン群:コラーゲン生成を助けるパンテトン酸・ビオチン(ビタミンB5、B7)、脂肪燃焼効果
・アミノ酸:肌のうるおいをキープ

甘酒を飲む時のポイントは?

飲むだけでその効果が期待できる甘酒ですが、より効率的に栄養価を吸収するための飲み方のポイントはどんなものがあるでしょうか?

【1】飲む量は、コップ1杯程度
商品や作り方によって違いますが、甘酒の平均的なカロリーはコップ1杯(200cc)で約160kcalと決して低くはありません。また、栄養吸収の点からも一度にたくさんの量を飲むのではなく、こまめに継続して飲み続けることが大切です。

【2】冷やし過ぎない
暑いからといってキンキンに冷やした状態で飲むと、冷えや胃腸の消化吸収力の低下を招く原因にもなりかねません。人肌程度か、または冷蔵庫で1時間ほど冷やした程度の状態で飲むように心がけましょう。

【3】目的に応じたタイミングに飲む
せっかく飲むなら、時間帯にも気を配ってみましょう。朝なかなかシャキッとしない、食欲がない時など1日を軽快にスタートしたい場合は目覚めの1杯がおススメ。ブドウ糖が素早く脳のエネルギー源に切り替わり、体内の水分保持に役立つタンパク質も効率よく摂取できます。
一方で、美肌作りにおススメなのは夜眠る前。豊富に含まれるアミノ酸による安眠効果があり、栄養吸収率も高まります。

夏のおススメ、アレンジレシピ

そのまま飲んでも美味しい甘酒ですが、夏にピッタリの簡単アレンジレシピをご紹介します。

■はちみつレモン甘酒
美肌に効果的なビタミンCを多く含むレモンのしぼり汁とはちみつを加えるだけ。
さわやかな風味と疲労回復効果が高くおススメです。

■甘酒×フローズンフルーツ
甘酒に凍らせたお好きなフルーツを氷代わりに入れるだけの簡単アレンジ。
フルーツが溶けてきたら潰しながら飲むことで風味の変化も楽しめます。ビタミン摂取もできて夏のダメージ回復にピッタリ。

甘酒に含まれる豊富な栄養価は、私たちを夏のダメージから守ってくれる優れもの。

暑い夏も甘酒を積極的に取り入れて快適に美しく過ごしましょう。

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