本日のお悩み
以前は彼に会えるだけでもうれしく、一緒にいられるだけで幸せだったのに、それもだんだん慣れてきてしまいました。最近ではむしろ、一緒にいることがちょっと苦痛です。たまに、文句すら言うようになってしまいました。出会った当時のよろこびの感覚を、また取り戻せるでしょうか?
あら~、一緒にいるだけでも幸せだったなんて、素敵だわ!お惚気ごちそうさま♪こんにちは、哲子です。
本日もお悩み相談ありがとうございます。
哲子も同じような経験がありますよ。人はとっても不思議な生き物で、最初はうれしかったことでも、だんだん慣れてくると、その感動も薄れてくるものよね。
例えば、あなた様の大好きな大福をお友達がプレゼントしてくれたとします。あなた様はとーってもよろこんで美味しくいただきました。
そして次の日も、また次の日も、毎日のように大福をプレゼントしてくれるようになりました。
さて、あなた様の心はどうなるかしら?
極端なお話かもしれませんが、3日目くらいで最初のうれしかった感覚が薄れはじめてくるような気がしませんか?そしてさらに、ある日突然その大福のプレゼントがなくなったら「何が起きたの?」と、不安に思えてくる可能性もありますね。
大好きな「大福は大福」なのに、この心の変化はいったい何でしょう?
最初はうれしかったことが当たり前に感じたり、苦痛になったりするには、いろいろな原因が考えられます。
例えば、慣れてしまう。あるいは受け取りすぎて、だんだんその行為自体が重たく感じてしまう。また、こんな幸せなことがずっと続くはずはないと不安になり、やがて無関心になる。あるいはその逆に、よろこびが停止することで、何か私に原因があったのか?と「よろこび」と思っていたことが、真逆の感情になる可能性もあります。
人は同じ行為が続くとだんだんその感覚に慣れていく性質を持っています。つまり変わったのは大福ではなく、その行為に対しての心の受け止め方が変化したのです。
とはいえ、変化することは決して悪いことではありませんよ。
ただ、もし新しい感覚やよろこびをいつも感じていたい、初心を忘れないようにしたいのなら、接し方や受け止め方に変化を加えるといいかもしれませんね。
「今日はお互い好きなように時間を過ごそう!」と、ひとりの時間を楽しんでみるのもいいと思うわ。
また、物をもらうときなど、少し重たく感じたら正直に伝えるのもひとつの手よね。何をしてくれたらうれしくて、これ以上は結構よって。心も感覚も日々変化していくものだから、その変化の過程をお相手やお友達に素直に伝えることは、とても大事だと哲子は思います。
それから今の感覚から一歩抜け出すには、心をいつもまっさらな状態にしておくとか、ちょっと変化をつけてみてもいいわ。
そう、「変化は進化」なんだから・・・!
いつまでもよろこびの感覚を、新鮮に感じられますように。哲子は応援しています。
本日のお言葉
- 心を支配する3つのグナ(純正・激性・惰性)の
作用により、識別力のある人にとって、
快楽やよろこびですら苦である。 ヨーガ・スートラ 2章15節 より - 心は常に変わりゆくものです。 今の感覚から一歩抜け出すには、心をいつもまっさらな状態にしておくか、ちょっと変化をつけてみるのがおススメよ。
忘れそうになったら思い出して!「大福は大福」。 いつまでも、あなたに新鮮なよろこびがたくさん訪れることを願って・・・!
またお会いしましょうね♪