皆さん、こんにちは。ヨガスクールFIRSTSHIP講師のEmiです。

あれほど厳しかった夏の暑さも少しずつ落ち着いてきて、朝晩には秋の風を感じられるようになってきましたね。

外に出ればふとした空気の匂いや空の色に、季節の移ろいを感じるこの頃です。

日中はまだ汗ばむ日もありますが、空気は乾きはじめ、台風や気圧の変化が気になる方も多いかもしれません。

なんだか頭が重い、カラダがだるい、眠りが浅い…そんな不調が出やすい時期でもあります。

今日は、そんな季節の変わり目を心地よく過ごすヒントを、アーユルヴェーダの視点からお伝えしていきます。

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アーユルヴェーダと季節のエネルギー

アーユルヴェーダでは、宇宙や自然、私たちの心身は「空・風・火・水・地」の五大元素から生まれる3つのエネルギー(ドーシャ)で成り立っていると考えます。

ドーシャについてはこちら↓

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秋のドーシャの移り変わり

秋の初め(9月頃)は、夏に蓄積された火のエネルギー(ピッタ)がまだ強く、そこに台風や気温の低下などで風のエネルギー(ヴァータ)が高まり始めます。

この季節は「火から風へ」の移行期。空気は乾燥し、風も冷たくなり、心とカラダへの影響も変化していきます。

に起きやすい、不調とドーシャの影響

火のエネルギー(ピッタ)が乱れると…

●胃の不調(胃痛・下痢など)
●肌トラブル(ニキビ・湿疹・アトピーの悪化)
●目の乾燥や疲れ
●体臭の強まり
●イライラしやすく、怒りっぽくなる
●感情の起伏が激しくなる

風のエネルギー(ヴァータ)が乱れると…

●冷えや乾燥(肌・髪・喉など)
●便秘・関節のこわばり
●疲れやすさ、体力の低下
●眠りが浅くなる、不安感が強まる
●焦りや落ち着かなさ
●気分のムラや感情の不安定さ

こうした不調に心当たりがある方も多いのではないでしょうか?

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整え方の基本は「反対の性質でランスをとる」

アーユルヴェーダでは、「同じ性質はそのエネルギーを増やし、反対の性質がバランスを整える」というシンプルな原則があります。

たとえば、寒い冬に温かいお風呂でほっとするのも、暑い夏に木陰を求めるのも、自然な反応です。

これこそが、アーユルヴェーダの知恵。

変化する季節の優勢になりやすいエネルギーを知り、自分の心とカラダを観察することで、今必要なケアが見えてきます。

【初心者向け】質問にお答えします!アーユルヴェーダとは?何から始めればいいの?

秋を心地よく過ごすためのセルフケア

秋は、夏の余韻とともに少しずつ空気が澄んできて、気づけば風に乾きを感じる季節。

「今日はちょっとカラダが火照ってるな」と思う日もあれば、「なんだか落ち着かなくてソワソワするな」と感じる日もあるはずです。

そんな揺らぎをやさしく整える、日常に取り入れやすいケア3つのポイントでご紹介します。

1. 食事で整える

■火のエネルギー(ピッタ)が強いとき

火のエネルギーには「熱・鋭・微油性・軽」などの性質があります。これに対して反対の性質を取り入れるのがポイントです。

夏の名残で胃が熱を持っているときは、辛いカレーや揚げ物はちょっとお休み。

代わりに、きゅうりや梨など、口に入れた瞬間に「すっと涼しくなる」食材でクールダウンしましょう。

具体的には、鋭さがある、辛い・酸っぱいもの、油っこいものは控えめに。唐辛子は避けて、きゅうり・梨・甘い果物でクールダウン

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■風のエネルギー(ヴァータ)が強いとき

風のエネルギーは「乾・軽・冷・不規則」などの性質を持ちます。乾燥して唇がかさついたり、お腹が冷えている日は、温かいスープや根菜の煮物を。

お鍋を開けたときの湯気に包まれる感覚だけでも、心までホッとしますよね。生野菜や冷たい飲み物は控えて、心もカラダも温まるものを取り入れて、オイルで潤いをプラス。

今の季節は、特にチャイもおススメですね!

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2. 日常の習慣で整える

■火のエネルギー(ピッタ)が強いとき

夜更かしをしてスマホを眺めていると、ますます頭に熱がこもってイライラが増しがち。

そんな日は、ラベンダーやサンダルウッドの香りを枕元に置いて、早めに灯りを落としてみてください。

外出時にはサングラスや、帽子など直接日光に当たらない工夫を。月を眺めるのも心身を落ち着かせる方法です。

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■風のエネルギー(ヴァータ)が強いとき

気圧の変化で「なんだか心が落ち着かない」日は、無理に頑張らず、温かいお白湯をゆっくり飲むだけでも十分。

風は不規則性があるので、朝昼晩のリズムを整えることが、風の揺らぎを静めてくれます。

なかなか寝付けない夜は、マイナスなことを考えずその日あった「よかったこと」を思い出しながら、目を閉じて静かに過ごしてみましょう。

白湯もおススメ♪ウイルス対策に適度な湿度はキープしよう

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秋の不調も、ヨガやセルフケアで整える

■火のエネルギー(ピッタ)を鎮めたいとき

 汗をかくほど激しい運動よりも、前屈やねじりなどで「熱を外に流す」ポーズがおすすめ。

ゆったりとした呼吸を意識するだけでも、カラダも気持ちもすっと落ち着いてきます。

視線も少し落として、「勝ち負け」「がんばりすぎ」にならないよう、自分に優しいマインドで。

【ヨガポーズ解説】「ねじった三角のポーズ」で内臓の働きを活性化

■風のエネルギー(ヴァータ)を落ち着けたいとき
心がザワザワする日は、ブランケットに包まれてリストラティブヨガやシャヴァーサナを。

長めの吐く息を意識して、ゆったりとリラックスして、少しポーズにとどまる時間を長くしてみましょう。

【ヨガポーズ解説】「しかばねのポーズ(シャヴァーサナ)」で、新しい自分と出会う

観察して、必要なケアをチョイスする

「今日はどんな状態かな?」と、自分にやさしく問いかけながら、毎日自分をよく観察することが大切。

その時の自分に合わせて必要なケアを選んであげると、秋の揺らぎもやさしく乗り越えていけます。そんな小さな工夫の積み重ねが、不調を防ぎ、心地よい秋を迎える土台になります。

自然と調和しながら自分自身を見つめるアーユルヴェーダの知恵は、忙しい毎日の中でこそ、そっと寄り添ってくれるはず。

季節のリズムと心身の声に耳を傾けながら、今年の秋を、穏やかに、心豊かに過ごしていきましょう。

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アーユルヴェーダを学べる場所ってあるの? アーユルヴェーダによくあるFAQ

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