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みなさま、こんにちは!YogaFull編集部です。

大変ご好評いただいただいている【連載】私に寄り添うフェムケアヨガも、今回をもって最終回となりました。

最後を飾るのは、みんなのリアルなフェムケア事情第3弾として、ホットヨガスタジオLAVAのトップインストラクターとして、東京都内を中心に活躍されている村上里菜さんに、YogaFull編集部が直接取材を決行!

LAVAの人気レッスン「私に寄り添うフェムケアヨガ」も開発された村上さんが、どんなことを語ってくれるのか、どうぞ楽しみにお読みください。

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フェムケアとの出逢い

編集部

はじめまして。今回は都内を中心に活躍されているトップインストラクターの村上里菜さんに取材ということで、同じく都内に拠点を構えるYogaFull編集部が、村上さんにフェムケアについてお話をお伺いします。どうぞよろしくお願いします。

はじめまして。ヨガ情報いっぱいのYogaFullは私も愛読しているメディアなので、とてもうれしいです。こちらこそ、よろしくお願いします。

村上

編集部

村上さんはLAVAの人気プログラム「私に寄り添うフェムケアヨガ」を開発されたと伺いました。そこで、この連載の最終回を飾るべく、フェムケアについてについてどんなお話が聞けるか、とてもワクワクしています。

はい!私もワクワクしております。どうぞよろしくお願いします。

村上

編集部

では早速、村上さんが「フェムケア」に興味をもったきっかけは何ですか?

一番大きなきっかけは、「私に寄り添うフェムケアヨガ」という、フェムケアをテーマにしたレッスンの開発に携わりだしたことです。

村上

編集部

なるほど!フェムケアに特化したヨガレッスンの開発がきっかけだったんですね。

それ以前は、フェムテックやフェムケアという言葉自体はなんとなく耳にしていましたが、実際にちゃんと調べたことがなくて。しっかり調べ、興味を持ち出したのはレッスンを作成するにあたって知識を深めようとしたときでした。

村上

編集部

そうだったんですね。村上さんは女性のカラダや、フェムケアについて精通している印象があったので、それは意外です!どんな人であれ、やはり最初は「わからない」とか「なんとなく知っている」ところからスタートするものなんでしょうね。

私も皆さんと同じで、フェムケアって何だろう?からはじまりました。

村上

編集部

では実際にフェムケアについて勉強をしはじめてから、新しく知ったことや新しい発見はありましたか?

たくさんありますよ!例えば、デリケートゾーンは専用ソープで洗った方が良いとか。普段意識しないようなことや、新しいワードが多くて驚きの連続でした。

村上

編集部

デリケートゾーン専用のアイテムがあることすら目から鱗!でした。そしてわざわざ専用の物を使う必要があるのかな?とも思います。

そうですよね。私も普段使っているボディソープじゃだめなの?と思いましたし、今からフェムケア対策として、新しいアイテムや専用ものを取り入れるということをちょっと難しくも感じました。

村上

編集部

村上さんもそうだったんですね。フェムケアを意識し始めると、特に最初のうちは、少し面倒くさく感じるようなことも多いですよね。でもそこから実際に必要性を感じて取り入れたことはありますか?

そうですね。まずは自分のカラダのリズムを意識して、予定を組むようになりました。

村上

編集部

確かに。女性はカラダのリズムによって、体調や気分の変化もありますよね。

つい仕事や他の用事が優先になってしまうので、自分の月経サイクルの周期をつけて、流れを把握してから一か月の予定を組むようにしています。あとは、生理用品も使い方次第ではカラダを冷やすことを知ってから、使い方を工夫もするようになりました。

村上

編集部

生理用品の使い方でカラダが冷えることもあるんですか!はじめて知りました。フェムケアを意識して、生活の中に少しずつ取り入れることはとても大事なことですね。

はい。おかげさまで自分のカラダのリズムを知ることで、適度に休むことも大事にしながらカラダを労われるようになりました。

村上

みんなそれぞれ違うPMS (月経前症候群)とその付き合い方

編集部

できるところから上手にフェムケアを取り入れている印象のある村上さんですが、フェムケアを意識して生活に取り入れだしてから、何か難しく感じたことがあれば教えてください。

そうですね。フェムケアについて勉強をすすめるほどに、「受け入れる」ということを難しく感じることがありました。

村上

編集部

「受け入れる」こと・・・。

はい。「受け入れる」ことです。フェムケアについて勉強していると、女性には特有のサイクルがあることや、その重要性がわかってきます。そしてそのサイクルは自分ではどうすることもできないということも。

村上

編集部

確かに。やりたいという気持ちがあっても、カラダがついてこないなどありますね。

そうなんです。自分の想いとは裏腹に。このホルモンの揺らぎがどれだけ大切なものかと頭で理解していても、やっぱり受け入れられない葛藤が、正直何度もあったんです。

村上

編集部

そういう意味では、私自身も受け入れられないことが何度もありました。その中でも、特に村上さんが受け入れるのが難しいと思う場面はありましたか?

はい。とくに月経前のタイミングでよく感じます。私はたまにPMS(月経前症候群)があり、その都度とにかく気持ちが沈むんです。

村上

編集部

PMS(月経前症候群)という言葉は、私も聞いたことがあります。

PMS(月経前症候群)は生理周期の前3~10日の間に現れる身体的、精神的な症状のことを指します。例えば、誰かに何かを言われたときになぜか必要以上にネガティブにとらえてしまい、涙が出そうになったり。

村上

編集部

何でもない一言でも、自分の状態によって受け止め方が変わる経験、私にもあります。

PMS(月経前症候群) 、生理前だから仕方ないとわかってはいても、なかなか素直に受け入れられないのが正直なところで、いまだにそんな自分との付き合い方を難しく感じるときがあります。

村上

編集部

そうですね。私も生理前は気持ちが揺らぎやすいのですが、どちらかというと怒りが湧いてくるタイプです。普通だったら流せる誰かの言動が、生理前はいちいち気になっちゃって。時にはその相手にきつくあたってしまいます(苦笑)しかも、そんな自分がまた嫌になって落ち込む・・ということをよく繰り返していますね。

落ち込むより、怒りが湧いてくるタイプのPMS(月経前症候群)もよく聞きます。みんなそれぞれの苦労や症状の違いがあるので、自分のリズムを知って、その状態の自分を素直に受け入れることがフェムケアの第一歩なのじゃないかなって思うんです。

村上

編集部

そうですね!PMS(月経前症候群)ひとつをとっても、そのあらわれ方は多種多様。だからこそ、自分にあったケアの方法や、自分との付き合い方を知り、受け入れることがきっと大切なんでしょうね!

「私に寄り添うフェムケアヨガ」で伝えたいこと

編集部

これまでお伺いしたフェムケアの実践や、ご自身の経験を踏まえて監修されたLAVAの人気レッスン「私に寄り添うフェムケアヨガ」ですが、村上さんご自身もレッスンを担当されていると聞きました。

はい。「私に寄り添うフェムケアヨガ」は、監修はもちろん、一部店舗では、実際にレッスンも担当しています。

村上

編集部

開発担当者として、村上さんご自身が担当される際、どんな気持ちでこのレッスンを提供されていますか?

そうですね。なによりも、このクラスを受講してくださる皆様には「これまでの経験や、自分の選択を肯定してほしい」という想いをたくさん込めています。

村上

編集部

自分の選択を肯定することは、受け入れることにも通じますね。

そうです。フェムケアとは、ここまでの話題にもあったように、カラダをケアすることだけにとどまらず、時には受け入れがたいことを受け入れたり、難しく感じることだらけの中でも、それでも自分を大切にするということも含まれると思うんです。

村上

編集部

先ほどお話くださったように、まさに「どんな自分のことも受け入れる」ということに通じますね。

はい。だからこそ、このレッスンでは、「どんな自分のことも大切にする」ために「これまでのどんな選択にも間違いはない。そのすべての選択と経験の末に、今の自分がいる」というメッセージを強く伝えたいと思っています。

村上

編集部

自分への理解や思いやりを育むことが、きっとなにより大切なフェムケアになるはずですね。

はい。まさにその通りです。そしてもうひとつ。自分を受け入れることと同じくらい、多様性を受け入れることも、このレッスンだからこそ届けたいメッセージです。

村上

編集部

自分のことだけでなく、多様性を受け入れることにもつながる、ヨガのレッスンを通してメッセージを伝えるという発想も、とても興味深いです。もう少しくわしく教えてもらえますか?

ありがとうございます。多様性を理解するということは、誰かを気遣うような思いやりにつながると思うんです。というのも、私たちは同じ「女性」でもいろんなタイプの方がいて、いろんな症状があって、さらにその方々にもそれぞれの生活がある。

村上

編集部

ひとり一人、生き方や考え方、生活のスタイルが違いますもんね。

そうです。みんな同じではない。すると、やっぱり様々な症状や考え方があって当たり前。直接比べることはできずとも、みんなそれぞれの立場や状況で過ごしているんだと理解しようとするだけでも、そこに自分だけではなく相手に対しても思いやりが生まれると思うんです。

村上

編集部

自分を理解するのと同じくらい、他者を理解しようとすることで、心にゆとりが生まれそうですね。まさに異なる視点や考え方、存在を受け入れる「多様性を受け入れる」に通じるものがあります。

はい。とくに辛い時ほど、人ってつい自分のことでいっぱいになってしまいがち。でもそうやって自分や誰かを思いやることでこそ、気づけるものや、ほどける感情があるはずです。その辺りを知ってもらうことが、フェムケアを伝える私たちの使命でもあるのかな?と思って「私に寄り添うフェムケアヨガ」のレッスンを提供しています。

村上

フェムケアとこれから

編集部

日々フェムケアについて発信をしている村上さんですが、今後は生活のなかでどのようにフェムケアを取り入れていきたいですか?

そうですね。これからはもう少し自分に甘くなってみようかなと思っています。というのも、私は結構完璧主義なところがあって。何をするにも失敗したくないという気持ちが強いタイプなんです。

村上

編集部

そうなんですね!何となくわかるような気もします(笑)

(笑)
でも「どんな自分も理解して受け入れる」フェムケアの重要性を感じているからこそ、追求することばかりでなく、今後は「まぁいっか」と思えるような思考の柔らかさも育てていきたいと思っています。

村上

編集部

自分に厳しすぎるストレスが原因で、ホルモンバランスも崩れやすくなるというお話もよく聞きますしね。心だけでなく、カラダを整えるうえでも、きっと大切な心がけになりそうですね。

はい。今の自分のカラダの状態を許し、少しずつ受け入れる心構えでいることが、これからの私に必要なフェムケアの実践であり、今後フェムケアを伝えていくために大事なことかもなって思っています。

村上

編集部

では、そんな村上さんから読者の皆様に向けておススメのフェムケアはありますか?

自分の力が抜ける方法を探してみてほしいですね。

村上

編集部

「自分の力が抜ける方法」ですか!

はい。例えばヨガをするとしたら、その日の心とカラダの状態を見つめ、自分が本当に求めるヨガを選んでみたり。またはお気に入りのアロマを嗅いだり、湯船につかってマッサージをするとか。なんでもよいので、自分にとって心地よいものを探して、知っていただきたいです。ちなみに私の個人的なおすすめは、香りの効果を借りることです。

村上

編集部

香りの活用は良いですね!ヨガの効果を高める効果が期待できるシャンティアロマロールオンも発売されましたね!このシャンティアロマロールオンはホットヨガスタジオLAVAのトップインストラクターの方たちが開発に携わった、こだわりの品ですよね。

ひとつひとつ香りにこだわって作った思い出深い品です。よくアロマには気持ちを整える効果があると言われますが、香りが脳に与える影響は絶大です。そして私達女性に大きな影響を与える女性ホルモンも脳から出てくるものですからね。

村上

編集部

いい香りをかぐと、穏やかな気分になるのも女性ホルモンに良い影響があるんですね。

香りによって脳がリラックスすることで、ホルモンのバランスを整えられる効果があるので、香りの力を借りたセルフケアは是非みなさまにも試していただきたいです。 皆様、是非自分に合うフェムケアをマイペースに探して取り入れてください!

村上

編集部

ヨガやアロマなど、皆さんが自分らしい快適な毎日を送るための手助けにしてもらえたらなによりですね!最後に、村上さんが監修されたプログラム「私に寄り添うフェムケアヨガ」はどこで受けられるのですか?

フェムケアをテーマにした「私に寄り添うフェムケアヨガ」のレッスンは、一部の店舗と、ホットヨガスタジオLAVAのレッスンが自宅で受けられるオンラインヨガUCHIYOGA+にて、リアルタイムレッスンと動画の両方で受けられますので是非!!

村上

編集部

オンラインヨガUCHIYOGA+でも受けられるんですね。早速スケジュールを確認します。村上さん、今回は素敵なお話をありがとうございました!

フェムケアがおしえてくれたこと

普段なかなか聞くことがないみんなのフェムケア実体験。いかがでしたか?
全8回にわたるこのフェムケア連載も、ついに今回が最終話となりました。

この連載を通して、フェムケアとは、カラダを整えるといった瞬間だけで完結するものでなく、生き方や考え方、周りの方々とのかかわり方までも考えるきっかけになると、私たち自身改めて感じることが多くありました。

だからこそ、この「フェムケア」との出逢いは、これからまだまだ続く人生のなかで、自分らしい毎日を歩むためのヒントをたくさん与えてくれていると思います。

フェムケアの実践とは、この連載でもいくつか紹介しましたが、とても小さく、地味なことばかり。

自分のできる範囲で、ひとつひとつを丁寧に積み重ね、受け入れていくことで、心の豊かさやカラダの快適さを育めることでしょう。

皆さんが心地よく思う「私に寄り添うフェムケア」を見つけて、実践してみてくださいね。

この記事を読んでくださった皆様にとっても、フェムケアが毎日を豊かにするきっかけになりますように!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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【連載】私に寄り添うフェムケアヨガ–第1話–「フェムケアってなぁに?」

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