皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について皆さんにさまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~朝起きて一杯の水を飲む理由、ご存知ですか?~
ネットなど様々なメディアを通じ、朝に水を飲む健康法が推奨され、その影響からか『朝起きて一杯の水を飲む習慣』を持つ方がいます。
このことを、東洋医学の観点・自然の摂理から考えてみましょう。
朝は、徐々に自然の陽のエネルギーが強まる時間帯です。人のカラダも同じく、朝起きた時間は1日の活動のためのエネルギーを準備している時間です。
この陽のエネルギーを強めていく時間帯(体温が徐々に上がる)に、体温より冷たい水をバシャッとかけてしまっては、折角大きくなりかけた陽のエネルギーが消されてしまいます。
内臓は一気に冷やされ、機能低下に陥ります。
このような生活が半年、1年と習慣化すると、その寒邪が体内に残り、下痢、腹痛、嘔吐、生理痛、生理不順、内臓下垂、腫瘍、筋腫・・・など、様々な不調を引き起こす原因になると、考えられています。
朝起きた時には、常温もしくは、白湯など内臓が冷たいと感じない温度のお水を飲むように心がけましょう。
そうすることで、カラダの負担や冷えからくる様々な不調も改善することが期待されます。
~南国からやってきた、コーヒー飲み過ぎもご用心~
大きな視点で見ると、私たち人間も自然の一部です。
自然の摂理や、自然の流れをうまく使うことで、カラダや心に過度な負担をかけることなく、過ごすことができます。
自然の摂理を知らぬまま、流行しているからなどという理由で、取り入れていると、いつの間にかカラダに負担がかかっていることもあります。
ですから、先程ご紹介した朝の一杯の水を飲むなら、体温より暖かい物(常温のお水や白湯)を飲むことをおススメします。
ただし、同じ温かい飲み物でも、コーヒーはNGです。
それはなぜでしょうか?
南国産のコーヒーには、カラダを冷やす性質を持っているといわれます。飲んだ後、お手洗いにいきたくなるのは、カラダに寒邪が溜まり、冷えてしまった証拠です。
朝からカラダを冷やす、冷たい水、ジュース、コーヒーなどを習慣的に摂取しつづけると、陽虚という冷え体質になってしまい、女性特有の不調にもつながります。
冷えは万病の元とも言われます。カラダを温めるには、温かい飲み物や食べ物をいただくことを知っておくとよいでしょう。
次回は、「「運」を左右する、運動とは?」について、お話します。
お楽しみに♪
■東洋医学普及活動家・
羅予澤が技術監督■
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