調子がいいのは、内側が整っているから
お肌のケアはもちろん、心とカラダの調子を整える秘訣のひとつに、外側からのアプローチはもちろん、内側に意識を向ける『インナーケア』に意識を向けて生活をしている方が、年々増えているようです。
このインナーケアとは、『栄養バランスの取れた食事』・『適度な運動』・『十分な睡眠』の3つの質を向上させるために、内側から調子を整えていこうというアプローチ方法のことを言います。
今回は、インナーケアの中でも内側から整えるのに効率がよく、効果も感じやすい「腸」に注目し、毎日簡単にすぐ始められる『インナーケア』をご紹介いたします。
腸スッキリ!効率のいいインナーケアとは?
インナーケアという言葉は初めて知ったけど、「腸活(ちょうかつ)」という言葉であれば耳にしたことがある方もいるかもしれません。この腸活もインナーケアのひとつに含まれます。
腸活とは、腸内環境を整えて、健康維持を図ることを言います。
また腸内環境を整えることで、栄養吸収がよくなり私たちのお肌やカラダの調子が整うのはもちろん、腸内環境が健やかな状態にあると、心にも大きく影響するといわれており、注目度がさらに高まっています。
腸には大きく分けて小腸と大腸に分かれていて、 小腸は胃や十二指腸で消化された食べ物を分解し栄養素や水分を吸収しますが、吸収されなかったものは大腸へ送られ排出されます。
そのため腸を整えることが栄養の吸収には大切で、特に乳酸菌やビフィズス菌等の善玉菌の割合を多く保つことが腸を整えるポイントになります。
腸内環境が整った状態で、目的に合った栄養を摂取するとより効率よく全身に効果的な栄養成分を届けることができるのです。
■効率的なインナーケアを行うためのポイント
(1)腸を整える(乳酸菌やビフィズス菌等の善玉菌の割合を多く保つ)
(2)腸から栄養を吸収して全身へ届ける
腸内環境を整えるのが大切なのは分かっていても、実践するにはなかなか難しいものですよね。
減少するからこそ、積極的に取り入れたい。コエンザイムQ10
必要な要素をカラダの隅々まで届けるインナーケアですが、せっかくであればより美容と健康への効果が期待できるものを届けたいですよね。
ビタミンやミネラルなど届けたい要素はたくさんあるのですが、力を入れて届けたい栄養素はエネルギーの源であるコエンザイムQ10 です。
このコエンザイムQ10は細胞に働いて、カラダの内側から元気にする成分です。細胞内のミトコンドリアを活性化させることでインナーケアの源になるエネルギーを生み出します。
食べ物からでもコエンザイムQ10は摂取できますが、このコエンザイムQ10は20歳の頃をピークに減ってしまうことが研究でわかっています。
また、コエンザイムQ10は「酸化型」と「還元型」に分けられており、「酸化型」は体内に吸収するために変換する必要がありますが、「還元型」は体内に存在する状態と同じなので変換することなくそのまま体内へ届けられるという特徴があります。
同じコエンザイムQ10を摂取するのであれば、スムーズにエネルギーとして使われる「還元型」のコエンザイムQ10を意識して摂取すると、より効率的なインナーケアにつながります。
食べものやサプリメントを上手に活用しよう
コエンザイムQ10 を摂取する方法はいろいろ。先ほどご紹介したように、コエンザイムQ10を多く含む食材としてイワシやブロッコリー、赤身のお肉などを食べることはもちろん、サプリメントなども上手に使って、バランスよく取り入れることをおススメします。
※医薬品を服用中の方がサプリメントを服用される際には、医師や薬剤師などにご相談のうえ服用ください。