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心もカラダもハートフルになれる手のひらメディア。

約5000年前にインドで生まれたヨガ。現代ではエクササイズとしての要素がクローズアップされがちですが、もともとは瞑想や、幸せに生きるための哲学が起源になっています。

つまり本来ヨガは心にアプローチし、整えるためのもの。ヨガはカラダを健康にするだけでなく、「心を健康にする」ものなのです。

心が健康ってどういうこと?

病気や怪我を抱えていない、ご飯を美味しく食べられる、夜ぐっすり眠れる。カラダが健康な状態はイメージしやすいですが、「心の健康」とはどういうことなのでしょう?

ヨガでは、心の状態を3つの質にカテゴリーしています。

・サットヴァ(純質)

調和が取れていて、落ち着きのある質
揺らぎがなく安定していて、物事を公平に見ることができる

・ラジャス(激質)

活動的で野心的な質
感情に左右され激しく揺れ動き、欲望や不満に囚われる

・タマス(鈍質)

不活発でやる気のない質
怠惰で無気力、執着に囚われる

このように並べてみると、ラジャスやタマスは私たちにとって悪いもの、不必要なものと感じるでしょう。

ですが、心の健康を保つにはラジャスもタマスも必要で、誰にでも備わっています。ただこれらが過剰になりすぎると、イライラやプレッシャーが強すぎたり、無気力になったり、心が健康でない状態につながるのです。

心に混乱がなく、静かで穏やかなサットヴァの質が増え、3つの質のバランスが取れている状態、それがヨガで考えられている「心が健康」というものです。

ヨガで心の柔軟性を高める

心にサットヴァな質を増やし、健康にするにはどうしたらいいのでしょうか?その方法は、心にスペースと柔軟性をつくり出すことです。

食べ過ぎると胃が消化不良を起こしたり、硬い筋肉は怪我をしたりしやすくなるように、余裕がなく硬い心は特にラジャスの質が増え、不調につながります。

また、心が満員電車のようにギュウギュウになって、動かす空間がなくなれば、息が詰まり、どんどんと凝り固まっていくことに。

ヨガはカラダをストレッチするものと考えられがちですが、心にもスペースと柔軟性を生み出します。

心にスペースをつくるには

私たちは過ぎた過去を悔やんだり、まだ来ない未来のことを必要以上に心配したり、自分で自分の心の中をギュウギュウにしてしまっています。皆さんも、気がつくと過去の後悔や、先のことばかり考えていないでしょうか?

過去のことは悔やんでもどうにもならないし、今を飛び越えて未来に行くことはできません。できることは「今」に集中すること。今をより良くすることで良い未来につながります。

ヨガの練習の中では、「心を今に留める」ためにカラダや呼吸を使います。しっかりと呼吸し、カラダに意識を向けてポーズの練習をすることで、余計なごちゃごちゃとした考えや感情から心が離れ、すっきりと落ち着いていきます。

心にスペースがあれば、新しい物や、新しい考え方を受け入れる柔軟性も生まれてくるのです。

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心の健康が幸せにつながる

ヨガの練習の中で、繰り返し「今」に集中することで、その集中力が日常生活の中にも反映されていきます。

今、向き合っている仕事、作っているお料理、会話している言葉、目の前にいる人。普段、どれだけその物事に意識が向いていなかったかに気づくかもしれません。

さらに、見落としていた素晴らしさや大切さにも気づき、受け入れることができるかもしれません。

そうすることで、自然と周りの人の素晴らしさに気づき、感謝できたら、それは幸せなことです。

ヨガの本来の目的は幸せに生きること。「心が健康」であることは、幸せに生きていくことにつながっているのです。

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