皆さん、こんにちは。「羅さんの未病予防ってなぁに?」東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
東洋医学の考え方をもとに、未病予防や体質改善について、さまざまな事例を交えてご紹介していきますね。
~過剰な情緒の浮き沈みによる体質への影響 前編:その8~
前回、東洋医学における体質を影響する3つの後天的要因のひとつ、「東洋医学の視点から見る「体質改善」-その18- 過剰な情緒の浮き沈み【前編:その7】」の中で五臓の「心」の働きを紹介しました。
今回は、五臓の「心」と情緒との関係について詳しくお話をします。
心の気は「火」の気
心の気は「火」をつかさどります。
五行の中の火の気は「下から上に上る気」となり、今の季節でもある夏は太陽のエネルギーが一番強い季節です。
なので、夏は太陽のエネルギーにより火の気が強まることから、水が水蒸気となって下から上へ昇っていく力も一番強い時期です。
東南アジアに旅行に行かれた事がある方はご存知かと思いますが、南の空に浮かぶ雲は、下から上に上る高い雲です。
心の気に対応する感情は「笑う・喜び」
心の気に対応する感情は「笑う・喜び」です。
この「笑う・喜び」の心の気を例えるならば、「ばんざい!」「やったぁ!」といった下から上に舞い上がる喜びの気です。
色でいうなら、赤です。
赤は、人を興奮させる波動を持った色です。バーゲンセールの広告や看板に赤が多く用いられるのは、赤の色を見ることで、心の気が刺激され気持ちが高まり、購買意欲がそそられるからです。
ただし、心臓・脳の血管の疾患を持っている方には、笑いすぎや、喜び過ぎは注意が必要なことも。
なぜなら、上に上がる心の気が行き過ぎると、血流がよくなりすぎて症状が悪化する可能性があるからです。
心の気に対応する体液は「汗」
心の気に対応する体液は「汗」です。
汗は血液のもととなりますので、汗と血液は同じです。
東洋医学では、汗のかき過ぎは血液が薄くなる、血液の量が減ると考えます。
大量の汗は心の気を損なう事になりますので、運動時の汗は微汗程度が理想です。
大量の汗をかくことで、これは神経、精神の活動を司る心の気が損なわれる事になり、不眠・睡眠が浅い・多夢といった症状を招きます。
また、汗のかき過ぎにより体内の陰(水)が足りなくなりますので、陰虚体質になり、イライラしやすい・カラダの火照りなどの症状を招く原因にもなります。
大量の汗をかかないように心がけつつ、大量の汗をかいたときは水分補給も忘れないようにしましょう。
何でもバランスが大事です。
次回は、過剰な情緒の浮き沈みによる体質への影響【後編】に入ります。ぜひお見逃しなく♪
皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。
次回もどうぞお楽しみに♪
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