ヨガのある生活で、毎日を心地よく。
心もカラダもハートフルになれる手のひらメディア。

本格的な冬が訪れ、寒さが身に染みるに季節なってきましたね。

アーユルヴェーダでは、冬は「冷たい」「乾燥」など不安定な性質が増え、「ヴァータ」というエネルギーが自然界に増える時期と考えられています。

それに加え、現代人の年末の忙しい時期には、生活の中にもバタバタと忙しい時間が増えるため、「ヴァータ」のバランスを取ることが心とカラダを整える近道になるのです。

今回は、年末に焦点を当て、アーユルヴェーダの視点から整え方を学んでみましょう。

アーユルヴェーダから見る日本の年末とは?

日本では12月を過ぎると「年末は仕事納め」という言葉が飛び交うほど、年内にできる仕事は終えておこうという傾向が今でも強く根付いています。

冬は風のエネルギーであるヴァータドーシャに影響され、バランスが取れていると心とカラダともに風のように軽やかに動ける、というのがこの時期の特徴です。

しかし、仕事量を多くこなしていかなければいけない事が多い時期は要注意です。

特に年末は、イベントごとも多くワクワクと楽しい反面、旅行や帰省ラッシュなどの風のエネルギーが過剰になりやすいため、まるで風が吹き荒れているかのように、心とカラダにも不安定で不調が出やすい時期でもあるのです。

ヴァータドーシャが過剰になる原因とは?

アーユルヴェーダでは、カラダの不安定さがある時には必ず原因がある、と考えます。

どんな行動がヴァータドーシャを過剰にするのでしょうか?

<ヴァータドーシャを過剰にする行動>
・忙しく時間に追われる
・移動が多い
・人混み
・緊張する場面
・暴飲暴食
・冷たいものの飲食や乾燥したものの摂取

何個かチェックが付いた方は、ヴァータドーシャが過剰になっているかもしれません。

年末は、忙しいのと並行してイベントごとも多い時期。帰省する方や旅行に行く方も多いでしょう。

帰省すると、慣れない親戚との集まりや食事の場面などもあるかもしれませんね。心の緊張や不安定さ、動きの過剰などは、ヴァータドーシャを過剰にします。

さてここからは、年末の場面ごとにヴァータドーシャの整え方をのぞいてみましょう。

アーユルヴェーダ―的、帰省ラッシュの乗り越える方法

私たちは周りの環境を変えることは難しいけれど、帰省ラッシュ時の準備をしっかりしていくことで自分の内側の環境を変えることは簡単にできるのです。今回はアーユルヴェーダ―的におススメの2つの方法をご紹介します。

【その1】ヴァータドーシャを整える飲み物を持ち歩く

忙しかったり、疲れているとコーヒーなどで目を覚ましたい!と感じる方もいるかもしれません。コーヒーはカラダを乾燥させ、交感神経を優位に立たせるため、ヴァータドーシャを過剰にしてしまう飲み物なのです。

<ヴァータドーシャを整えるおススメの飲み物>
・温かいハーブティー

ハーブティーの中でも特にカモミールティーは、心を安定させヴァータドーシャを整えてくれる効果が期待できます。お好みでミルクなどを入れティーラテにするのも〇。おススメです。

【その2】スケジュールにゆとりを持つ

帰省の時間はあっという間!乗り換えはスムーズに!あれもこれもしたい!と予定を詰めすぎている方も多いのではないでしょうか?

<ヴァータドーシャを整えるおススメの過ごし方>
・スケジュールを詰めすぎない。行動にゆとりをもたせる。

予定を詰めすぎると帰省しても時間に追われ忙しく、ヴァータドーシャが過剰になり「結局楽しめなかった。」という事にもなりかねません。

スケジュールにはゆとりを持ち、休憩時間も考えてスケジュールを組みましょう。

アーユルヴェーダ―的、慣れない方との食事会の過ごし方

年に何回かしか会わない方に会う、家族の方に誘われて初対面の方に会う、なんてことも年末年始は良くあることです。またヴァータドーシャが過剰になりそうな状況ですね。

そんな時は、どのような心持ちでいたらいいのでしょうか?ここでも、アーユルヴェーダ―的におススメの2つの方法をご紹介します。

【その1】自分の座る場所をしっかりと感じる

自分がその場に慣れないように、周りの方も慣れていない状況です。だからこそ、声をたくさんかけてくれたり、お料理を取り分けてくれたりと周りもヴァータドーシャを高めながら動いてくれます。そんな周りに気を使う、という事もあるでしょう。しかし、自分も同じように動くとお互いのヴァータドーシャが過剰になりがちです。

<ヴァータドーシャを整えるおススメの過ごし方>
まず座りましょう。ゆっくりと取り分けてくれた食事をゆっくり味わい、いただきましょう。

そうすることで、ヴァータドーシャのバランスが安定し、自分が何をしたらいいのかも分かってきます。受け答えもスムーズにできるようになるでしょう。

【その2】感謝をする。感謝の気持ちを抱く

慣れない環境にいると、心がソワソワしてしまいますね。自分の場所にどっしりと座って、安定感を感じたら心の中で感謝をしてみましょう。

<ヴァータドーシャを整えるおススメの過ごし方>
・今ここにいる人たち、食べ物、環境などに対して「ありがとう」と感謝を伝えましょう。心の中で思うだけでもOKです。

感謝をする気持ちは、すべてのドーシャを安定させ、心とカラダの生命素となり生きる力を育んでくれるでしょう。

いかがでしたか?生命の科学であるアーユルヴェーダは食事やマッサージにとどまらず人生の中で訪れること、すべてに関係があるのです。

ぜひ今年の年末年始に試してみてくださいね♪

次回もお楽しみに。

アーユルヴェーダの知恵で潤う!寒い冬でも輝きを保つ秘訣とは!?

【PR】『今日からできる アーユルヴェーダ』連載中のインストラクターからヨガを学ぼう!

▼体験レッスン・オンライン説明会受付中
ヨガスクール FIRSTSHIP

Lapre(LAVAオンラインストア)
PR

植物由来・無添加・
オーガニック生活をはじめるなら
ヨガする人のための Yoganic Life ヨーガニックライフ

この記事を書いた人