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1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。

これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。

【足の滞りはどこ? その6】

これまで【連載】1分で読める!健康への「気づき」では、足にある6本の経絡のうち、胃経脾経肝経腎経の滞りのチェックポイントについてお話しました。

今回は、カラダの後ろにある膀胱経のことについてご紹介します。

以前、あるヨガインストラクターから右側の首筋が腫れ上がって、どんどん痛くなるのはなぜですかと聞かれました。

指で軽く押してみると、「痛いっ! 痛いっ!」と連呼。。。

かなり、つらそうでした。

首筋は、膀胱経(膀胱の経絡)が通るところですから、右側が痛いのであれば、おそらく左足の膀胱経に滞りがあるのではないかと思い、左膝裏の「委中(いちゅう)」というツボの近くを軽く押すと、

再び「痛いっ! 痛いっ!」と連呼。。。

やっぱり、、、、、、

早速、左足外側の膀胱経のいくつかのツボを押し揉んでみました。

約5分間押し揉んだところ、膝裏の痛みは消え、首筋の腫れも引き、痛みもほとんどなくなり、3日後に再会した際に聞いたところ、あれ以来、痛みはなくなったそうです。

腫れ上がって痛かった首のところ、左膝裏の軽く押したところ、5分間揉んだところを、いつも私が使っている経絡の図で説明しますね。

なぜ、首筋の痛みの原因は「足」にあるのでしょうか?

不思議に思われる方もいると思いますので、簡単に説明しておきます。

まず、痛みの原因に関する漢方の考え方ですが、痛みの直接的な原因は、圧力。つまり、気圧です。

カラダの中では、一定の方向性と時間性を保ちながら、気が絶えず流れています。何らかの原因で気の流れに滞りが生じると、気が一つのところに詰まり、そして、どんどん膨張してしまいます。

その詰まりが限界を超え、膨張した気が周りの神経を圧迫した時に、痛みという現象が起こります。

気の流れの滞りの引き金となるのは、寒さ、外傷(怪我や捻挫など)、痰湿や宿便(老廃物)、水などいろいろあげられますが、これらは、あくまでも気の滞りを引き起す原因で、痛みの原因ではありません。

ですから、痛みの原因である高い気圧を解消すれば、痛みが一発で消えます。

例えば、足首を捻挫すると、足が腫れ上がり、とても痛く感じます。

その際、反対側の足首または手首のツボを数分間刺激すると、形の損傷自体はそのまま残りますが、足の腫れ、痛みはほとんど感じなくなります。

では次回は、「膀胱経の滞りのチェックポイント」についてお話します。

皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回もどうぞお楽しみに♪

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