ヨガスクールFIRSTSHIPでヨガ講師として活躍する白石紗知子さん。
現在は、ヨガインストラクター養成講座の授業やレッスンを担当しています。また、サンスクリット語にメロディーをつけたインド版の讃美歌のようなもの、『歌う瞑想』とも呼ばれるキールタンなどを取り入れた特別レッスンを精力的に開催。
癒し系の人柄が印象的な白石紗知子さんです。
元々メーカーで働く会社員だった彼女が、なぜヨガインストラクターへ転身したのか?
そしてヨガに関わる仕事が大好きになった経緯やその理由を、ヨガキャリアアドバイザー/ヨガ事業アナリストとして活動中のインタビューアー:松木百合子がご紹介いたします。
▼憧れのヨガインストラクターへ!ヨガの資格取得なら
>「ヨガスクールFIRSTSHIP」の無料カウンセリングへ!
28歳になるまで、ヨガを知らなかった私。
松木
ヨガに出会う前の会社員時代はどんなお仕事を?
メーカー勤務でモノを生み出す企画デザインのお仕事をしていました。デスクワーク中心で残業も多く、カラダも心もストレスフルな状態。
好きな仕事だったはずですが入社6年目の時、ふと頭の中で不安がよぎったんです。「私はこの先、ずっとこのままで良いのだろうか?」と。
白石
松木
確かに。自分の仕事を見つめなおすタイミングや、考える時ってありますよね。白石さんと同じようなお悩み、共感できる方は多いんじゃないでしょうか?私も30代を目前にして、同じような経験をしました。
わかっていただけますか?社会人として、それなりに経験や収入が増え、好きなことにお金もかけられて「幸せ」であるはずなのに、仕事に忙殺されて時間だけが過ぎていく。そしてふと、漠然とした未来への不安が頭をよぎるんです。「私はこれでいいの?」
白石
20代から30代へ 将来への不安 「私が本当にやりたいことって?」
仕事が一層忙しくなり、極限のストレス状態が続くと、心身ともに荒んでいくようになりました。どれだけ多くのモノを生み出しても満たされない想いがあったんです。モノが豊かである前に、モノを扱う人の心が美しく豊かな状態であるべきなんじゃないか?と思うようになりました。
自分自身も、もっと「カラダと心が豊かな状態」でいたいと思いましたし、それが叶うお仕事へ興味をもつようになりました。
白石
松木
それが転職のきっかけなんですね?
「モノ」ではなく「心」の豊かさを
そうです。「人の心を豊かにできる仕事」そして「自分自身も人生をより豊かな状態で過ごすことができる仕事」この2つが転職先を決めるポイントでした。
とにかく、もっと自然で動物らしく生きて、心が豊かになれる環境を見つけたかったんです。
白石
松木
それがヨガインストラクターだった?
結果的にはそうですね!
実は当初、リラックス系で心もカラダもほぐせるエステやマッサージ系の仕事もいいかな~と悩んでいました。
そんな時、知り合いにヨガがいいんじゃない?と勧められたんです。その数日後、ホットヨガLAVAの求人が目に入りました。引き寄せられるかのように、体験レッスンを受けました。とても心地がよくて、「これはいい!」とそのまま応募し、とんとん拍子で採用されてしまいました!
白石
松木
ヨガに出会ったきっかけがLAVAだったのですね!
28歳の時、ホットヨガLAVAに入社をしてヨガインストラクターデビューしました。
経験を積んだ後、よりヨガを学べる環境でヨガの本質を伝えたいという想いが高まり、ヨガスクールFIRSTSHIPにキャリアチェンジの希望を出して31歳の時、部署異動が叶いました。それからずっと、FIRSTSHIPでヨガインストラクター養成講座のヨガ講師をしています。
白石
松木
ヨガ未経験からヨガインストラクターのお仕事は、すぐ好きになれましたか?
求めていたのはこれだという感じでした!
入社研修でヨガ合宿を経験。ヨガ哲学や解剖学の勉強、瞑想やヨガの実践でヨガ漬けの生活。そして毎食が野菜たっぷりの食事で、ナチュラルでヘルシーな生活を送ることができました。
自然な環境の中でヨガの本質を学び体感することで、「心の奥底で求めていたことの答えがヨガにある。」と感じられたのです。カラダはしなやかに、そして心のあり方は自分次第であることなど、多くのことを学び、これが私の突き詰めたかったことだと確信に変わったんです。
白石
松木
貴重な体験だったようですね!具体的にどんなところが「これだ!」と確信に変わったのですか?
昔のお話をしますね。私は小さい頃から、「この世界は何なんだろう?」と哲学的なことを思うことがあったんです。特に思春期の頃は「自分ってなんだろう?」とか「幸せってなんだろう?」と、思ったことはありませんか?誰しも一度は頭をよぎったことがあるんじゃないでしょうか?
白石
松木
私はありましたね。「私って何?何かが満ち足りていない。幸せってどういうことなんだろう?生きるって?」と。
たいていの人は日常の忙しさでそんなこと気にも留めず忘れてしまうと思うんです。そもそも、疑問に思ったことなんてない。という人もいるかもしれません。ただ、私の心の奥底には「この世界の真理とは?」というような疑問がずっとありました。
ヨガの本質を学ぶことでヨガにはその答えがあると腑に落ちたんです。
白石
松木
その答え、とても興味深いですね!つづきを教えて下さい。
ヨガはカラダの健康やポーズだけではない、心のあり方や生き方のヒント
ヨガの本質には、カラダの健康やポーズだけではない、心のあり方や生き方のヒントがあります。学校では教えてくれない、心の取り扱い方やカラダの仕組み、魂の磨き方も教えてくれる。そこに魅力を感じます。知ったところですぐに出来るわけではないですが、日々ヨガを実践し探求しつづける中で少しずつ理解が深まっていきます。
人生を重ねるごとに気づきが深まっていくのが魅力。思考もシンプルになり、心身ともに豊かな状態に近づいていると感じます。
白石
松木
そうすると、ヨガを実践できる環境で、人にヨガを伝えられる仕事ということは、とても素敵なお仕事ですね!お客様にも本質が伝わるようなレッスンを提供されているんですか?
そうですね!なるべく本質に触れられるよう心掛けています。
社会生活の中で、人はそれぞれ役割や立場があると思うんですけど、レッスンでは「本当の自分に戻る」時間を過ごして欲しいです。
人と比べることもなく、自分を肯定してストレスを解放する。そうすると、クリアな心で日常生活に戻っていけると思います。
その神聖な時間や空間を皆さんと共有できるように心掛けています。
白石
松木
遠回りされたかもしれないですが、素敵なお仕事に巡り合えて、本当によかったですね。
実は遠回りとは思っていないんです。なぜかというと、会社員時代のストレスフルな経験は、人生の経験値となってヨガレッスンに活かせているから。
白石
松木
極限のストレスが経験値に!?
ヨガレッスンでは、エクササイズ的な要素も大切ですが、本質はお客様がその時間、外界から少し離れ、自分自身と向き合える環境を提供することだと思っています。
自分の経験を元に、どんな時空間だとより開放感に癒され、心身のバランスが整うのか?より自分らしく豊かな状態に近づけるのか?と考え工夫することができました。
白石
▼憧れのヨガインストラクターへ!ヨガの資格取得なら
>「ヨガスクールFIRSTSHIP」の無料カウンセリングへ!
ヨガインストラクターって楽しい!
松木
あらためてヨガインストラクターのお仕事をしてよかったことを教えてください。
自分自身が心身ともに健康な状態でいられます。それがまずはベースとして大切なことですね。カラダを動かすお仕事ですので、肌ツヤもよくなりむくみもとれ、インストラクターになってから若返ったね!とよく言われます。
そして、昨年からはヨガ情報満載のWebメディア、YogaFullにて、【連載】やさしく学ぶヨーガスートラで、連載を担当させていただくようになりました。YogaFullのライター一覧に白石紗知子と名前が載った時は、とてもうれしかったです。
働きながら大好きなヨガを学び続けることができ、私にとってはよいこと尽くめなお仕事です。
白石
松木
最後に、ヨガインストラクターに興味がある方へメッセージをお願いします。
ヨガインストラクターのお仕事は、自分の人生がより豊かになりますし、ヨガを通して人の人生にも少し関わることができます。その人自身がよい方に変化できる場面に立ち会うと、本当にこのお仕事をしていてよかったと、やりがいを感じることができます。自分の好きな分野で専門性を磨き、人のお役にたてる。
そんな魅力あるヨガインストラクターのお仕事に是非チャレンジしてみてくださいね!
白石
白石さんとのインタビューでは、「豊かな状態」というワードがとっても印象的でした。
「土の時代」から「風の時代」へとよく耳にすることがありますが、まさに白石さんが感じた「豊かさ」に対する価値観の変化は、それを象徴しているかのようです。哲学的な考えがお好きで感性豊かな白石さんだからこそ、早くから心に響くヨガを多くの方へ届けられているのかもしれません。
総合満足度No.1ヨガスクール(※)
国際ヨガ資格取得なら
FIRSTSHIP(ファーストシップ)
スクール&コース詳細はこちら
※アイディエーション調べ:2023年6月