これまで【連載】ヨガの八支則ってなぁに?(1)~(8)では、ヨーガスートラの八支則をお伝えしてきました。
この連載では、ヨーガスートラの八支則から、「ヤマ」と「ニヤマ」について解説していきます。また、おススメのヨガポーズもご紹介しますので、ぜひ行ってみてくださいね。
では「ニヤマ」の5つの項目についてひとつずつ見ていきます。今回は2つ目「サントーシャ」についてです。
今の自分が出発点「サントーシャ」
「サントーシャ」とは「知足」と訳されます。
今、すでに「足りていることを知る」という意味です。
言い換えれば、今の自分を出発点とし、自分の時間とカラダと心を使って、できることに全力を尽くせばOK!ということです。
私たちはついつい、周りの人と比べて「自分はまだまだ」とか「私なんて」と自分自身に否定的な判断を下しがちです。
善いも悪いも、たくさんの評価判断を受け続ける日常生活の中、自分すら、自分自身に厳しい判断をしてしまっては消耗するばかりでつらいですよね。
この記事を読んでくださっているのも何かのご縁。
いい機会ですから、自分を過小評価すること、そう思い込むルーティンをやめてみませんか?
思いのままに動かせるカラダ、たくさんの考えやアイディアが泡のように浮かんでは消える躍動する心を使って、今の自分に与えられたことを一生懸命やるだけで、本来は十分なんです。
自分に「それでいい」と言えるようになろう
自分以外と比べることは、いったいいつから身についてしまったのでしょう。
ずーっと昔、食べられるものとそうでないもの、敵とそうでないものをわけ、たくさんのことを比較しながら進化し続けた私たちはきっと、ずいぶん前から「比べる」ということが身についてしまったのでしょうね。
比べてみたら、「自分の方がいい」と思うこともあれば、劣っているように感じることもあるでしょう。
ですが、よく考えてみれば唯一無二の存在である自分と唯一無二の存在である他の人々とを比べてもしょうがないですよね。(笑)比べなければ、はじめから比較はないんです。
だって全員違うのですから。思い悩むだけ無駄な時間です。
今の自分でいいのですよ。
そう思えたら、今この瞬間から、もっとたくさんの可能性が広がるように思いませんか?
さあ、今の自分でどんなことをしましょうか。
おススメのヨガポーズ「頭じゃない!カラダで感じる逆転のポーズ(シルシャーサナ)」
逆転のポーズ(シルシャーサナ)は、ヨガのポーズで逆転を意味しています。
様々な思いや判断にからめとられそうになったら、カラダの感覚に意識を向けて、ポーズへの道のりを一歩ずつ丁寧に辿ってみてください。
カラダに痛みがでたり、呼吸が止まることがあれば一つ手前のステップに戻ります。
自分のカラダの感覚を繊細に感じながら行ってくださいね!
ヨガのポーズで有名な逆転のポーズと言えば、頭を逆さまにするヘッドスタンド(頭立ちのポーズ)です。
このヘッドスタンド(頭立ちのポーズ)は、土台がしっかりしてからでないと、転倒の危険性もあるので、ヨガインストラクターとともに行うことをおススメしています。
ここでは、ヨガのクラスでも、ご自宅でも簡単にできる逆転のポーズ(シルシャーサナ)をご紹介しますね。
それは、太陽礼拝などの、ダウンドッグのポーズも逆転のポーズの仲間なんです。
ポーズの完成形に囚われず、今の自分にできるところを見極めて、じっくりカラダと向き合ってみましょう。
「あ、これが心地いい!」と思えるところが見つかったら、そこにとどまります。
この時間では、誰と比べなくても、きっと「それでいい」と思えるはずです。
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