日本の気候風土にあった「旧暦」と暮らす

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「季節の変化」があります。

季節の変化をうまくキャッチし、理解することでより快適に日々を過ごすことができると言われています。

これから皆さんに、日本の気候風土に合った太陰太陽暦から生まれた「旧暦」を基にし、その季節の特徴、心とカラダの変化や対処法をお伝えしていきます。

春分(しゅんぶん):3月20日頃~4月4日頃
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~今年の春分は熱い~

3月20日は、二十四節気の春分。
太陽黄経が0度になるこの日に、昼と夜の長さが同じになります。

日照時間は、春分からどんどん長くなるため、この日は陰と陽の入れ替わりの日とも言われます。(陰陽交替)

東洋医学の運気学によると、二十四節気のうち、大寒、立春、雨水、啓蟄は、風、熱、暑、湿、燥、寒という天の六気の風(厥陰風木)に属し、春分、清明、穀雨、立夏は熱(少陰君火)に支配されます。

よって、これからの天気はだんだん暖かくなります。そして、2021年の春分以降の天気は例年よりさらに熱くなる見込みです。

天の六気には、主気と客気があります。
主気は、四季(春夏秋冬)とともに風、熱、暑、湿、燥、寒の順番で、毎年変わりませんが、

客気は、その年の干支によって毎年異なります。

2025年の干支は、乙巳。

客気の順番は、風、熱、湿、暑、燥、寒

初の気(1月20日~3月20日) ― 主気 厥陰風木   客気 陽明燥金
二の気(3月21日~5月20日) ― 主気 少陰君火   客気 太陽寒水
三の気(5月21日~7月22日) ― 主気 少陽相火   客気 厥陰風木
四の気(7月23日~9月22日) ― 主気 太陰湿土   客気 少陰君火
五の気(9月23日~11月21日) ― 主気 陽明燥金   客気 太陰湿土
終の気(11月21日~1月20日) ― 主気 太陽寒水   客気 少陽相火

つまり、2025年の春分の日から2か月間2025の春分以降の2か月間(320日~520日)の客気は太陽寒水という冬の気が影響するため、天気は例年より寒くなる見込みです。

~風邪をひかないように要注意~

主気が少陰君火で、熱くなる時期に、太陽寒水の冬の寒気が時々訪れるため、寒暖の差が激しく、風邪のリスクが高くなると考えられます。

お出かけの際に、服を一枚多めにもって、くれぐれも、用心するようおススメします。

皆さんの未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回は、二十四節気のひとつ、清明(せいめい)についてお話いたします。

どうぞお楽しみに♪

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