皆さん、こんにちは。ヨガスクールFIRSTSHIP講師の則包麻里江です。
このYogaFullの記事は、女性の方も多くの読んでくださっていると思うので、少し女性向けのお話をさせていただきますね。
私を含め、日々の暮らしの中で生理期間が憂鬱になる方も多いのではないでしょうか?
人によっては、生理前から腹痛、頭痛、めまいなどの症状で、仕事を休まないといけないほどつらい方もいると聞きます。
生理期間中の過ごし方は様々ありますが、アーユヴェーダでは生理期間をどのように考えているのでしょうか?
私も実践している快適術もご紹介しながら、アーユヴェーダ的、生理中の不調ケアとデトックスを一緒に見ていきましょう。
アーユヴェーダでは生理はデトックス期間!?
アーユヴェーダでは生理期間中をデトックス期と考え、心とカラダに溜まった不要なものを外へと排出する期間と考えます。
しかし、現代はストレスや様々な要因によって、心とカラダのバランスを保つことが難しく、うまくデトックスできていない方が多いのも現状です。
では、どのようなことを日常生活に取り入れると快適に過ごすことができ、デトックスがスムーズにできるのでしょうか?
生理期間中は過剰になりやすい風のエネルギーを整えよう!
風のエネルギーはカラダ全体の動きや神経伝達を司っており、生理中の月経血を外へ排出する動きにも関わっています。
生理期間中は通常の動きにプラスして、排出のエネルギーも加わる為、体力が奪われやすい期間なのです。
では具体的に、どのようにとらえていけばいいのでしょうか?
3つのポイントに分けて見ていきましょう。
【その1】休息をとる
月経血の量が多い生理1日目から3日目くらいまでは、のんびりと過ごすのがおススメです。アーユヴェーダでは、月経期は風のエネルギーが過剰になり、疲れやすい期間と考えます。デトックスにもエネルギーが必要です。
この期間は仕事も早めに切り上げる、育児や家事も程よく力を抜くなど、心と生活にスペースをつくってみましょう。アーユヴェーダでは経血量が多い1日~3日間くらいまでは、洗髪やオイルマッサージもエネルギーを使うため推奨されません。
そのくらい繊細な時期であり、休息を要する期間なのです。
【その2】消化に良い食べ物を食べる
カラダが疲れやすい、という事は消化器官も疲れ気味です。消化に負担がかかる動物性のお肉や乳製品は消化に重たく、消化のエネルギーをたくさん使います。
冷たい性質を持っている風のエネルギーは暖かく、程よく油分を含んだ食べ物を摂ることでバランスが取れるため、おかゆや温かいスープなどもおススメです。
消化に良い食べ物を適量摂取することで、エネルギーが排出の方に使われ、月経血がスムーズに排出され心とカラダのデットックスにもつながります。経血の排出がだらだらと続く方は是非試してみてくださいね。
【その3】五感を休める
アーユヴェーダでは、五感の間違った使い方が、心とカラダのストレスにつながると考えられています。
目は美しいものを見て、耳は心地よい音楽や言葉を取り入れる場所です。現代は五感を過剰に使いすぎる傾向にあり、あらゆるところに刺激がありますよね。
生活をしている中では五感が休まる時間もありません。
目や耳からの情報などがすべて刺激になり心もカラダも休むことが出来ません。スマホやイヤフォンなどから離れる時間を作り、自分の心とカラダに向き合う時間をつくりましょう。
生理期間中は、ご自愛タイムに
月経期間は女性特有の期間でもあります。取り入れられそうなものから取り入れて、月経期間中も快適に過ごしましょう。
次回は、アーユヴェーダから見る、PMS(月経前症候群)についてお話をします。
次回もお楽しみに。
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