皆さん、こんにちは。YogaFull編集部です。
だんだんと日差しが強くなり、紫外線やエアコンの影響で肌の乾燥が気になる季節。
保湿クリームを使ってしっかりケアしているつもりでも、肌がカサついて潤いが保てないことはありませんか?
もしかして、それは肌を「洗いすぎている」せいかも。
今回は、ダメージから肌を守り、潤いをキープする素肌ケアのポイントをご紹介します。
洗いすぎの目安と原因
顔やカラダを洗った後に肌のカサカサ感やつっぱる感じがしたら、それは洗いすぎのサイン。皮脂や油分が過剰に取り除かれ、肌の保水能力が低下してしまっている状態です。
原因としては主に次の【1】【2】が挙げられます。
【1】洗浄料:
・洗浄力の強い洗浄料を使っている
・1回あたりに使用する洗浄料の量が多い
【2】洗浄用具:
・毎日ナイロンタオルやスポンジを使って肌をこすり洗いしている
■洗いすぎはなぜNG?
肌の洗いすぎは、皮膚の潤いを保つ成分である天然保湿因子や余分な皮脂を除去し、肌のバリア機能の低下を引き起こします。その結果、肌トラブルを招きやすくなるだけではなく、乾燥などによってダメージや老化を促進させる原因となります。
■洗いすぎを防ぐには?
洗浄料と洗浄用具の使い方を見直し、いつもの習慣から引き算することを意識してみましょう。
【1】実際、洗浄料は必要?
ボディソープや固形石けんなどの洗浄料を使わず水だけで洗い流すという美容法もありますが、肌の汚れや油分は水だけですべて落とし切ることはできないため、毎日ではなくとも適量の洗浄料を使って洗うことが清潔な肌状態を保つために大切です。
ではここで代表的なボディソープと固形石けんについて、特徴や使い方のポイントをご紹介します。
■ボディソープ
泡立ちのよさや香りの豊富さから人気の高いボディソープ。ただ、合成界面活性剤が含まれているものは洗浄力が強く、肌の油分を過剰に洗い流してしまうため、肌が敏感な方は注意が必要です。合成界面活性剤不使用タイプや弱酸性の商品を選び、使用の際は1~2プッシュを目途にしましょう。
■固形石けん
固形石けんの主成分は天然油脂や脂肪酸(パーム油・米ぬか油など)。弱アルカリ性で低刺激のため敏感肌の方でも比較的安心して使用できます。ただ、冷水では溶けにくく、濃度が薄い状態だと十分に洗浄力を発揮しないため、使用の際はぬるま湯でしっかりと泡立てて使うことが大切。ボディソープに比べて泡立ちにくいため、ネットやスポンジなどを使用しましょう。
【2】ボディ用スポンジなどは毎日使うべき?
ボディ用スポンジやタオル、ブラシなどカラダを洗う道具はたくさんありますが、古くなった皮脂汚れは手で洗うだけでも十分に落とせるといわれています。
基本は手を使って、脇の下など発汗性が高く皮脂がたまりやすいところは優しく入念に洗いましょう。
洗浄用具を使用する場合は肌への刺激が少ない柔らかな素材のものを選び、週1回を目途に。泡で肌をなでるようなイメージで洗い、ゴシゴシこすらないよう注意します。
■肌の潤いキープのための洗い方
肌への負担を最小限に抑えながら汚れを落とし、潤い肌をキープするためのステップをご紹介します。
(1)「事前洗い」で汚れを落とす
乾いた状態でいきなり石けんやボディソープをつけるのは肌へのダメージの原因にもなるのでNG。あらかじめシャワーで軽く洗い流すことで、肌表面の6割程度の汚れは落ちるといわれています。熱いお湯では皮脂を落としすぎてしまうため、38~40℃のぬるめのお湯で1分ほど洗い流しましょう。
(2)洗浄料は十分に泡立てる
原液のまま肌に直接つけるのではなく、スポンジなどで洗浄料をよく泡立ててから使います。泡には汚れを浮かせ、包み込んで一緒に洗い流す作用があるため、できるだけ密度の高いきめ細やかな泡を意識して。
(3)ぬるま湯で速やかに洗い流す
洗浄料は肌にとどめておく時間が長いほど、刺激が強く余分な皮脂まで取り除いてしまうため、洗い終えたら速やかにぬるま湯で流すことが大切です。ただし、すすぎ残しがないよう注意しましょう。
(4)入浴後の保湿ケアは必須
入浴後はできるだけ早く保湿をして水分の蒸発を防ぎましょう。保湿クリームやオイルなど自分の肌タイプに合わせ、しっとり感が持続するものを選ぶことがポイント。目安としては次の日まで潤いが続くものがベストです。
洗い方を少し変えて、健やかな肌へ
いかがでしたか?今までゴシゴシと肌を洗っていた、シャワーを直接顔に当ててるなど、肌に刺激を与えすぎているな!と心当たりがある方は、今回ご紹介した洗い方を取り入れて、肌の変化を実感してみてくださいね。
また活動量が少なかったり、あまり汗をかかなかったりした日は、洗浄料を使用せずにぬるま湯で汚れを洗い流すだけで充分ともいわれています。
肌の乾燥が気になる時は日々の習慣を一度見直し、洗いすぎないケア方法を実践してみましょう。
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