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1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。

これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。

【足の滞りはどこ? その9】

前回「【連載】1分で読める!健康への「気づき」~坐骨神経痛をほぐす経絡~」では、胆経の「気」が滞っていることから起きる、カラダの不調とその対処法についてお話させていただきました。

今回は、胆経の滞りのチェックポイントについてお話します。

胆経は、両目の外側の目尻から足薬指外側までのカラダの外側の中央を通る経絡です。

今回もいつも私が使っている経絡の図で説明しますね。

■胆経図

カラダの真横を通る胆経は、ドアの開閉を司る蝶番(軸)みたいに、カラダの左右の回転をコントロール軸のような存在です。

カラダの横を通る胆経の滞りが、片頭痛、めまい、目の不調、不眠、耳鳴り、肩こり、肋間神経痛、胆嚢の病気、坐骨神経痛、足の痛みなどの症状と深く関係します。

胆経の滞りの主なチェックポイントは以下の3つがあります。

・後頭部の下項線(後頭骨と頸椎の間)の外側(風池から完骨というツボのあたり)
・肩上の真ん中(肩井というツボのあたり)
・太ももの外側(風市というツボのあたり、ズボンの外側の縫い目)

この3か所を指で強めに押して、全部痛く感じる場合は、間違いなく胆経が詰まっているので、普段、胆経に関わる諸症状で悩んでいる可能性が大きいです。

なぜ、「胆経」にかかると断言できるのか?

胆経が側頭部を支配するので、胆経が滞ると、気が側頭部に詰まり、気の膨張や収縮による頭痛が多発しやすいからです。

また、目じりから始まる胆経が、目の奥、耳の奥を通るので、胆経の中に、気血水の滞りがあると、目の痛み、赤身、黄み、痒み、目やに、できもの、中耳炎、耳鳴り、耳聾などなど、目と耳のトラブルが発症してもおかしくありません。

そして、胆経が頸の横、肩上を通って、脇に入るので、その滞りが片頭痛と同様に頸こり、肩こりを引き起こしやすくなります。

これらの症状でお悩みの方は、胆経の経絡の滞りを解消することにより、改善がみられるかもしれません。気になる方は、未病予防サロン「未病のキセキ」にて施術を受けていただくことをおススメします。

次回は、「胆経の滞りと不眠との関係」についてお話します。

皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回もどうぞお楽しみに♪

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