こんにちは!
フードヘルスコーチの安井シンジです。
いよいよ春の訪れを感じる季節になりました。日差しが徐々に暖かくなり、梅や桜の花が咲き始め、街が華やかになってきました。また、卒業式や入学式など、新たな門出を迎える人が多い月でもあります。
春はなんだかウキウキしますね♪
さて、本日のコラムは「アボカド」を取り上げます。
今ではとってもポピュラーになったアボカドですが、僕が幼いときはアボカドの存在を知らなかったし、近所のスーパーでも見かけたことはなかったです(年齢がバレそうですね・・・)。
濃厚でクリーミーな口当たりと、何となくカラダに良さそうなイメージで、いつしか大人気になったアボカド。今日はそんなアボカドを特集します!
今を時めくアボカドの下積み時代
いつしかメジャーな食材になったアボカド。
知っている方もたくさんいるかと思いますが、アボカドは野菜ではなく果物。まったく甘くないので、なんだか果物からは逸脱した異色の存在ではありますが、植物学的にはれっきとした果物です。
その理由は、
1、木になる(一般的に、野菜は草本植物から収穫されます)
2、種を含む
3、果肉が食用
ということだそうです。なので、アボカドは果物ということに!なるほどですね♪
そんなアボカドは今やどこのスーパーに行ってもシーズン関係なく見かける存在になりました。果たして、どんな旅を経て、この日本でこんなにもメジャーな存在まで登り詰めたのでしょうか?
元々はメキシコと中央アメリカの熱帯地域原産で、何千年もの間、その地域の人々によって栽培されてきました。
16世紀にスペイン人によってヨーロッパに紹介され、その後、世界各地に広まりました。
実は、日本に初めて伝わったのは1870年代。そんなに昔からあったとは驚きですが、当時はあまり人気が出なかったようです。
アボカドが日本でポピュラーになったのは随分あとになってから。1985年頃に輸入が自由化されたことにより、価格が下がり、一般家庭でも手に届くようになりました。
1990年代に入ると、アボカドを使った料理レシピが雑誌やテレビ番組で紹介されるようになり、その後は健康志向の高まりとともに人気に拍車がかかり、今の地位を築いたようです。
意外と下積み時代が長かったのですね。
アボカドのギネス級の栄養素!
一度は聞いたことがあるかと思いますが、アボカドとにかく栄養素がすごく「森のバター」と称されます。
その理由は、アボカドの栄養素として大量に含まれている脂肪分が関係しています。
1、脂肪分の多さ
果肉の約20%が脂肪分で、バターのように滑らかな舌触りと濃厚な味わいを持ちます。アボカドのこの栄養素は他の果物と比べても脂肪分の含有量が多く、バターと似た食感と栄養素を持っています。
2、健康的な脂肪
アボカドに含まれる脂肪分は、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が主です。これらは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果があり、健康維持に役立ちます。バターに含まれる飽和脂肪酸と比べて健康的な脂肪であることから「森のバター」と呼ばれます。
その他、アボカドには以下のような豊富な栄養素が含まれます。
・美容の強い味方 ビタミンE
アボカドにはビタミンEがたっぷり含まれます。若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEは高い抗酸化作用があり、美容の強い味方になる栄養素がたっぷり!アボカドが人気である大きな理由の一つですね。
・美しい腸に導く食物繊維
「腸をキレイにしておくことが心とカラダの健康、そして美容にとっても大切である」ということは皆さんよくご存じかと思います。アボカドにたっぷり含まれる食物繊維は、腸をキレイにお掃除し、美腸に導いてくれます。
食後の血糖値の上昇抑制効果もあるためダイエットにも最適!
・むくみ防止のカリウム
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、むくみを取ってくれます。血圧を下げる効果も期待できます。
・造血ビタミンの葉酸
葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれ、赤血球の生成をサポートします。貧血気味の方は是非摂りたい栄養素ですね。栄養素たっぷりのアボカドですが、カロリーは高めのため、食べ過ぎには注意が必要です!
意外と難しいアボカド選びのHOW TO
こんな経験はありませんか?
「おっ、良さげなアボカド!」と思って家に帰って切ってみると、「うわ!真っ黒!」
ロシアンルーレットのように僕たちを翻弄してくるアボカドですが、出来る限り勝率は上げたい。
そんなあなたに完熟アボカドの見分け方のポイントをいくつかお教えします!
よく皮が黒っぽい色が食べごろだと言われますが、それだけだと切った時に「ガッカリ」となりかねません。
アボカド選びのポイント1:「ヘタ」
アボカドのヘタは食べごろを見極める重要なポイントです。
完熟アボカドのヘタは『周りがくぼんでいて、皮との間に隙間があって少し浮いている状態』で『ヘタを触るとグラグラして取れそうな状態』になっています。
皮の色味だけでなく、ヘタもよく観察してみてくださいね!
アボカド選びのポイント2:種の大きさ問題
切った時に種が小さく 「ラッキー!」と嬉しくなったことはありませんか?なんだか得した気分になっちゃいますよね♪これも切ってみないと分からないものですが、まん丸のものは種が大きく、洋ナシ型のものは種が小さい傾向にあるそうです。
洋ナシ型を選んだ方がコスパは上がりそうですね!
アボカド選びのポイント3:未熟なアボカドを追熟する
「おっ、今日はアボカドが安いから買っておこう!」と言ってついつい未熟なアボカドに手を出してしまったときの対処法は追熟です。
常温で放置しておくだけで、徐々に熟していきますが、早く追熟させたい場合は、バナナやリンゴ、キウイと一緒に置いておきましょう。バナナなどが熟すときに出すエチレンガスの効果でアボカドも早く熟します。
ジップロックに一緒に入れたり、新聞紙で一緒にくるんであげてください。
いかがでしたでしょうか?
次回はアボカドの栄養素を生かした、アボカドたっぷりのカラダが喜ぶ美味しいレシピをご紹介します!
恵みをいただいて、心とカラダを元気にしましょう!
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