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こんにちは!
フードヘルスコーチの安井シンジです。

まだまだ寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

この時期は乾燥で肌が荒れてしまったり、寒さでついカラダに力が入って肩こりになってしまったりと、カラダにも不調が出やすい時期です。

ですが2月4日の立春を過ぎると、少しずつ春に向けて季節が変わっていきます。

冬眠していた動物が動き出したり、植物が芽吹き出したりと自然が動き出す季節。この寒さを抜けるとあたたかで陽気な時期が待っていると思うと、気持ちだけが先に温かくなる感じがします。

さて、今回は旬の果物を取りあげます。

その旬の果物とは、甘酸っぱくてサクッとした食感が美味しい柑橘系の果物「八朔(はっさく)」(以下「はっさく」という)です。

日本原産のはっさくは2月頃から市場に出回り、春の訪れを予感する果物の一つ。

ではさっそく、そんなはっさくの魅力をお伝えします。

八月朔日、略して八朔(はっさく)

はっさくは漢字で八朔と書きます。

ちょっとだけ果物と離れて、暦のお話しをさせてください。

果物のはっさくは、漢字で書くと「八朔」と書きますが、果物のはっさくとは別に日本には八朔(読み方は同じ、はっさく)という日があります。

それは八月朔日(さくじつ)、8月1日です。

朔(さく)というのは新月のことを意味し、月の始まる日のことを指します。つまり朔日は月が始まる1日なので「ついたち」とも読みます。

この八朔(旧歴の8月1日)は古くから大切な日として考えられてきました。

あまり知られていませんが、八朔は「田の実の節句(たのみのせっく)」といって稲穂の豊穣を祈願する日とされ、今でもお祭りなどの行事が行われる地域もあるようです。
※現在の暦では1カ月ほどずれ、2024年は9月3日が八朔にあたります。

果物のはっさくに話を戻します

最初にお話しした通り、はっさくの旬は2月頃からですが、ではなぜ「八朔(はっさく)」という名前なのでしょうか?

はっさくは1860年頃に広島県因島のお寺で偶然発見されたそうですが、それを食べた住職が「8月1日ごろには食べられる」と言ったことから「八朔」と呼ばれるようになったというのが定説のようです。

それにしても、2月頃が食べ頃のはっさくを八朔(旧暦の8月1日)の時期に食べていたとすると、そうとう酸っぱいはっさくを食べていたことになりますね・・・。

 

はっさくパワーで美と健康をキープしよう!

はっさくの果実の皮は漢方薬では「枳実(きじつ)」と呼ばれ、古くから用いられています。未成熟のはっさくの果皮を乾燥させた「枳実」は消化不良・胸やけ・胃もたれ・便秘・咳などの症状を緩和するとされています。

そんなはっさくには他にどんな健康効果が期待できるのでしょうか?

1. 美肌効果と免疫アップのビタミンC

コラーゲンの生成を助け、肌のハリ・ツヤを保つ働きがあるビタミンCが豊富。活性酸素による細胞へのダメ―ジも防いでくれるため老化予防にも最適!またビタミンCは免疫力を高めてくれるので、風邪を引きやすいこの時期はとっても大切な栄養素ですね。

2. 疲労回復とミネラル吸収のクエン酸

クエン酸は酸っぱい味の元になる成分で、疲労回復や新陳代謝を促す働きがあります。またミネラルの吸収を助ける効果もあるため、不足しがちなミネラルをしっかりカラダに届けるためにも必要な栄養素です。

3. ダイエット効果と花粉症対策のナリンギン

あまり聞きなれない「ナリンギン」という栄養素。これはフラボノイドの一種で、柑橘系果実に含まれる苦味成分です。食欲を抑える働きがあると言われているため、ダイエットをしている方の強い味方になりそうです。またナリンギンにはアレルギー反応を抑える働きがあるとも言われているため、この時期から食べておくと、もしかしたら花粉症のつらい症状を少しは和らげてくれるかもしれません。
ナリンギンは果肉よりも果皮に多く含まれているため、果皮を使うマーマレードなどがおすすめです!

その他にも、むくみを予防したり血圧を抑える効果が期待できるカリウムや整腸作用や血糖値の上昇を抑えてくれる食物繊維なども含まれています。

おいしい「はっさく」の選び方

旬の果物なのでどれも美味しいとは思うのですが、せっかくなのでその中でもとびきり美味しいものを選びたいですよね!

おいしいはっさくを選ぶときは、五感を研ぎ澄まし「目・鼻・手」を使って選びましょう。

<おいしいはっさくを選ぶときの順番とチェックポイント>

【STEP:1】まずは目で色・形をチェック!
皮は黄色みが強く・ヘタは茶色ではなく緑色をしたものがベスト!はっさくは完熟すると黄色みが増します。また完熟を過ぎるとヘタが乾燥して茶色くなってきます。つまり、完熟MAXでフレッシュな状態は「黄色みが強くヘタが緑」です。また形はまん丸の方が全体の甘味が均一です。

【STEP:2】次に手で重さをチェック!
ジューシーな果汁をしっかり含んだはっさくは重いため、一番ずっしりと重みがあるものを選びましょう!

【STEP:3】最後に鼻で香りを嗅ぐ!
完熟して甘味が強いはっさくは皮からとっても爽やかな香りが香ってきます。アロマのような良い香りがするものを選びましょう。

次回ははっさくを使ったカラダが喜ぶ美味しいレシピをご紹介します!
旬の食材、季節の恵みを感じられる食材を食べて、心とカラダを元気にしましょう!

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【安井シンジの台所】サクッとジューシー♪「はっさく」の爽やかレシピ

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