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ヨガの知恵でズバッと解決 教えて!ヨガ哲子の部屋

本日のお悩み

残業、残業の日々。やらなきゃいけないのは分かっているけど、なんかズタボロです。このままずーっとこんな働き方をしていていいのでしょうか?

毎晩、遅くまでお仕事お疲れ様です。大変な中、哲子にお悩みのご相談、どうもありがとう。

1日、2日ならまだしも、連日連夜、残業、残業の毎日では、カラダはクタクタ、心はボロボロにすり減ってしまいますわね。ホッと一息つける時間が少しはあるのかしら?

世の中には色んなはたらき方がありますから、一概に良し悪しでは言えませんが、長時間労働によってあなた自身が心とカラダを壊してしまったり、はたらく意欲を失ってしまったら、元も子もありませんね。

「このままのはたらき方でいいのかなぁ」とモヤモヤを抱えているあなた様の心の霧が晴れて、気持ちよく仕事に向かうことができるように、このコラムが心を整える時間になれば嬉しいわ。

どうはたらきたいか?どう生きたいか?

かくいう私哲子も、昨夜は子(ね)の刻までパソコンと向かい合っておりました。出張などが続いて2週間ぶりのお休み、なんてことも、まぁあります。

もちろんカラダにはこたえますから、そろそろマッサージに行きたいわ、とか、栄養ドリンクを飲もうかしら、とかある訳ですね。

けれども、それ以上でもそれ以下でもない。やりたいこと(やらねばならぬこと)があって、それをやっているというだけに過ぎません。

はたらいていたらこんな時間になっていた、は事実。カラダが疲れているな、も事実。

事実と解釈をごちゃまぜにせず、事実に付随した私の解釈は別ものとしてちょっと置いておいて、事実と解釈、それぞれに対してどうしたいかを考えるのです。

自営業の方も、組織にお勤めの方も、1日多くの時間をはたらいています。

どうはたらくかは、どう生きたいか。
その答えを自分で決めておくことです。

そうすることで、事実と解釈に振り回されて心がグラグラしたり、被害意識が出てきたり、「こんな遅い時間まで残っていて、なんて仕事ができないの、私(涙)」なぁんてことに苦しまなくてよくなるはずですよ。

「はたらく」は本来、喜びであってほしい

先日、あるビジネス書を読んでおりましたら、こんな一文がございました。

14歳の子どもがゲーム用のハイスペックパソコンの組み立てで起業したお話です。

「お父さん、自分が好きなこと(パソコンの組み立て)ができて、それを買って喜んでくれる人が世界中にいる。仕事って、楽しいんだね!」

一瞬、私は言葉を失いましたわ。

私たちは、こんな気持ちで仕事ができているでしょうか?
はたらける喜びや感謝を感じられているでしょうか?

月曜日が楽しみでしょうがない!というハイレベルな方はなかなか稀としても、みんながはたらく喜びや楽しみを持てる世の中になるとよいですね。

あなたがはたらくことで、製品やサービスを喜ぶ方がいて、あなたは社会に貢献できて、対価を得られる喜びを感じられる。きっとどこが欠けてもよろしくないでしょうし、バランスを大事にしたいものです。

ウェルビーイング=あなたらしく生きること

昨今、「ウェルビーイング」という言葉が聞こえてくるようになりました。SDGs(持続可能な開発目標)とは違って、Well(よい)+Being(状態)から成る言葉です。

「よく在る」状態、心とカラダともに、社会的にも、満たされた状態をさす概念です。

言葉としては古く、世界保健機関(World Health Organization: WHO)を設立した、スーミン・スー博士が、「健康とは、身体的・精神的・社会的にWell-being(ウェルビーイング)な状態」と発言したことから世に広まることになったのよ。

このウェルビーイングを考えるとき、鍵になるのが、主体的・主観的であるということ

「幸せだなぁ」
「役に立っているなぁ」
「満ち足りているなぁ」

こんな気持ちを感じるのは、ご自身です。

誰かに「そう思え」と言われても思えるものではないでしょう?

先行きの見えにくい今の時代、主体的にウェルビーイングを高めていくのが、とても大事だと哲子は思います。

人生の充実は、あなたらしく生きることに尽きます。
それが主体的ウェルビーイングの第一歩。

信頼できるお友達や、お仲間、ご家族がいる。お母さんであったり、職場のマネージャーであったり、ご自身の役割から存在意義を感じられる。

企画するのが好きだったり、誰かのお世話をするのが好きだったり、あなた自身の強みを活かせている。

そして、心とカラダともに不安がなくて健康であること。

残業ばかりの日々であっても、あなたの素晴らしい人生なのです。納得して、あなたらしく生きられているかどうか、ちゃんと時間を作って、見つめて、考えられますように。

本日のお言葉

ルタンバーラー タットラ プラニャー ヨーガ・スートラ 第1章48節から抜粋
静かな心で自分を知りましょう。自分自身であることに確信をもって、強く、自由にあり続けることができるようになるまで、ヨガの練習を繰り返して、自分を磨き続けることです。

またお会いしましょうね♪

ヨガ哲子

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