本日のお悩み
もっと一緒にゴロゴロしたり、もっと仲良くしたいのに、うちの猫ったら全然近寄ってきてくれないんです。私、なんかした?!
ごきげんよう、哲子です。
新しい季節、新しい環境で、新しいチャレンジが始まった方も多いことでしょう。
そろそろ、疲れが出ていませんか?
日々疾走していると、ふと振り返った時にずいぶんな道を走り抜けてきたものだなぁと思うことがあります。山あり谷ありかもしれないし、思わぬ難敵が出現しているかもしれない。
そもそも距離が遠い!と息巻いている方もいるでしょう。
いくら事前に思いを巡らせて、こうかな、どうかなと予測と対策を立てても、その通りになることなんて、まぁ、面白いくらいにありません。その時々で最善の判断と対応をしながら、一生懸命に日々を生きる。
これに尽きる気がいたしますね!
さて、本日もお悩み相談ありがとうございます。
今回のお悩みは動物と仲良くなるには?というもの。
世の中には驚くべきことで、散歩中のワンちゃんや友人宅のネコさんなど、出会った瞬間すぐに仲良くなれる特技を持った方がいます。
哲子はどちらかというと、そんな方たちを「すごいなぁ」と眺める側です。だから、お悩みのあなた様の気持ちがよく分かる!そんな時はヨーガ・スートラと共に対処方法を紐解いてみましょう。
私のバイブル、ヨーガ・スートラ。
こうあるべき、こうしてほしい、が強いかも
「ふわふわの毛並みで、うちの猫、可愛いお顔でしょ〜。膝の上でゴロゴロ甘えて頬ずりしてくれるのよ。」
「ご主人様の帰りを今か今かと待っていて、ガチャっとドアの鍵が開いただけで、嬉しくて走ってきてくれるのよね〜、うちの犬。」
世間的にこんな会話が溢れていると、すべての飼い猫、飼い犬がこうであるような気がしてまいります。
が、決してそんなはずはありません。
飼い主と仲が良くないケースもあるでしょう。一緒に暮らしてみたものの、相性が合わない場合もあります。ごはんは美味しいものを揃えていて、お手洗いもいつもキレイにしているのに、なぜ?!!と言いたくなるくらい、近寄ってきてくれないのは悲しいものですね。
けれども、それが現実。
動物は意図がありませんからね。裏表なく、今のあなた様との関係が真実です。悲しいけれども。
「こうあるべき」「こうしてほしい」は、ちょっと脇に置いておきませんか?
一緒に暮らす前、あなた様はきっと夢を見たことと思うわ。我が家にお迎えする新しい家族とのハッピーな未来を。でも、何かがあってそうはなっていない。辛辣だけれども、現実を見つめましょう。
恐怖の存在になっている?!
相手から距離を置かれるということは、
1:その原因を作った可能性がある
2:潜在的にあなた様も距離を置いている可能性がある
と言えます。
何か現象が起こる時、原因が一方的にあるということは宇宙の原理からしてありません。望もうが、望むまいが、振り子が両方均等に揺れるように、原因と作用も同様均等に影響し合うのが法則です。
逆を言えば、関係改善を心から望んで最大限の努力をするならば、相手も同様に反応してくれる可能性はあるということです。そこには作意やエゴがなく、純粋にシンプルな願いのエネルギーだけがある状態。
人が持つ意図は動物たちに見透かされます。思いは言葉にするよりも速くて強いですから、口にしていなくとも、「私が飼ってあげているのよ。私の思い通りになって当然よ。」という奢りや、「なんで近寄ってきてくれないのよ!おかしいじゃない!」なんて怒りは、ちゃんと察知されているはず。動物たちは自分の身を守るために、「この人間には近づかないでおこう」としているわけですから。
動物とつながる瞑想は練習あるのみ
頭の中が忙しいというのは、アレもコレも考えて、とっちらかっている状態です。たくさんの物事に視覚が奪われ、たくさんの音も聞こえてきます。心もザワザワ浮足立っています。
こんな状態で、動物たちとつながるのは難しいというもの。
瞑想は、潜在意識にアプローチをするとか、考えを手放していくとか言いますが、シンプルに心も頭もぼーっとさせることです。
海が凪いでいる状態。これが理想です。
海が荒れて波がばっしゃんばっしゃん岩肌を叩きつけている状態=忙しい状態ですね。
頭と心の波を穏やかにして、凪いでいく。波が静まり、あなた様自身がゆったり呼吸を続けながら、目の前にいる家族を思い感謝を伝える。
どうでしょう?
ここまでお話してきて気づきましたが、これってどんな関係にも、物事に取り組む姿勢にも言えることだなと思いましたよ。あは〜♪
事前に描いた通り、思い通りになることは、まぁ、ありませんから。どんな関係においても、どんな物事においても。その時々を面白がって、心を尽くしてまいりましょう。お疲れにならない程度にね。
本日のお言葉
- ヴュッターナ・ニローダ・サンスカーラヨーホ アビバヴァ・プラードゥル・バーヴァウ
ニローダ・クシャナ・チッターンヴァヤハ ニローダ・パリナーマハ
ヨーガ・スートラ 第3章9節から抜粋 - 活動的な心の動きを収めることで、穏やかな心の本質・潜在意識が現れてくる時、その静けさに変化が起こります。ご自身とのつながりにおいても、物事や生き物とのつながりにおいても、瞑想を深めて心地よい暮らしを。
またお会いしましょうね♪