1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防
皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。
私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。
これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。
【足の滞りはどこ? その7】
前回の「【連載】1分で読める!健康への「気づき」~首の痛みを足で揉みほぐす経絡~」では、カラダの後ろにある膀胱経についてお話しました。
今回、膀胱経の滞りのチェックポイントについてお話します。
膀胱経は、両目の内側の「晴明」から足小指外側の「至陰」までの体中で一番長い経絡です。
今回もいつも私が使っている経絡の図で説明しますね。
この経絡図には、右側の膀胱経のみが書いてありますが、経絡は左右対称ですので、左側にも同じ膀胱経があります。
上半身右側の膀胱経に痛みを感じる場合は、大抵下半身左側の膀胱経に滞り(押して痛い点)があります。
この場合、下半身の滞りをほぐしていけば、上半身の痛みはなくなるはずです。
ただし、背中にある「肺兪」、「心兪」、「肝兪」、「胆兪」、「胃兪」、「腎兪」など、「…兪」とつく膀胱経のツボは、他の経絡から流されてきた老廃物が排泄される、体中の下水路みたいな存在です。
他の経絡に滞りがあり、老廃物の排泄がうまくいかない場合、関連する背中の「…兪」とつくツボの辺りも滞りが起こり、痛みを感じるケースがあります。
また腰や背中の痛みの原因は、腰や背中だけに問題があるのではなく、ほとんどの場合は、手足にある他の経絡の滞りによるものと考えられます。
「元気」「やる気」。言葉に「気」がつくには意味がある
しかし、現代解剖学から発展してきた整形や整体などの治療には、「気」という概念が欠落しているため、ずっと、腰痛や背中の痛みの原因は背骨や筋肉にあると考えられていました。
その結果、腰痛の原因は椎間板ヘルニアのせいだと勘違いし、今から110年前までの長年の間、椎間板ヘルニアの手術を推奨してきました。
最近の研究では、ほとんどの腰痛は椎間板ヘルニアとは無関係である、とまでは明らかにしているものの、「気」や経絡の概念が理解できていないため、いまだに、腰痛の原因がどこにあるかは不明のままです。
坐骨神経痛や筋肉痛についても、これと同じです。
次回は、「坐骨神経痛や筋肉痛」についてお話します。
皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。
次回もどうぞお楽しみに♪
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