季節の変わり目は、空気が乾燥しやすい時期。
自宅やオフィス、商業施設では空調や除湿がよく効いて、室内の空気も乾燥気味になっていることも。
適度な除湿は、快適な生活を過ごすのに必要ですが、ウイルス対策の視点で見ると適度な「湿気」が大切なようです。
今回は簡単にでき、カラダにも優しい「加湿」対策をお届けいたします。
ウイルス対策のポイントは「加湿」!
この時期、手洗い、うがいといった基本的な対策に加えて、ぜひ取り入れていただきたいのが、室内での適度な「加湿」です。
理由は、空気を湿らせることによってフワフワと空中を漂うウイルスたちを大幅に減少することがでます。ウイルス対策に理想的な室内の湿度は50~60%だと言われています。
近ごろは、ご自宅やオフィスに加湿器を備えているという方も多いですよね。
準備やお手入れなど、多少面倒に思えても、健康的な生活環境をチェックする上でも、室温計に加えて、今の時期は湿度計を積極的に利用したいところです。
ただし、その際、気をつけていただきたいことが…!
飲み水など体内に入るお水はミネラルウォーター、と決めている方も、加湿器に入れるお水は必ず水道水にしましょう。
なんでも、加湿器にミネラルウォーターを用いると、かえってバイ菌を増殖させてしまうこともあるそう。
反対に、水道水に含まれる塩素によってバイ菌の増殖を防止できると言われています。加湿器を使用する場合は水道水で!と覚えておきましょう。
「部屋干し」や「お風呂の蒸気」でも効果アリ!
ご自宅に加湿器がないという方にも今日からできるエコな裏ワザを2つご紹介!
【1】洗濯物をあえて室内に干すこと。空気の乾燥を防ぎ洗濯物も乾いて一石二鳥です。
【2】加湿器を買うまでも…という方は、お風呂上りもバスタブのお湯を抜かずに浴室のドアを開けっ放しにしておくことで室内の湿度を保つことができます。
洗濯物もないし湯船も張っていないという場合には、大きめのタオルを濡らして干すという方法も。
どちらも普段の生活の「ついで」にできることなので、ぜひ今日からやってみてください。
ただし、梅雨の時期は空気中の湿度が高めなので、換気と加湿を上手に調整してくださいね。
また、最近では、スマートフォンのお天気情報等で、簡単に空気中の湿度をチェックすることもできます。
それ以外の方法で、十分な加湿ができているか調べたい時には、氷水を入れたガラスや金属のコップを部屋に置いて、水滴のつき具合を見てみてください。
もしすぐに水滴がつけば、室内は比較的過ごしやすい湿度であると言えますが、2~3分経っても水滴がつかなければ乾燥対策が必要な状態であると考えられます。
参考にしてみてくださいね。
「白湯」なら、作って飲んで一石二鳥!
また、知らないところで乾いているのが口の中やカラダです。
最近では、唾液の分泌量が少なくなり口の中が乾燥状態となる、ドライマウスが注目されています。口の中が乾燥していると、口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、唾液による抗菌作用が低下し感染症などにも影響を及ぼすことがあります。
外気の加湿はもちろん、体内の保湿・水分補給もとても大事になります。
そこで活躍してくれるのが、冷え対策でもおなじみの白湯です。
ご存じの方も多いのではないでしょうか?
白湯には、カラダを温める効果はもちろん、カラダの巡りを良くし、いらないものが流れやすくなります。
また白湯には不純物が入っていないため、カラダの中に吸収しやすく、カラダの保湿効果もUPします。
飲むタイミングはいつでもOKですが、朝、起きた直後、朝ごはんの前や、昼食、夕食の前に一杯飲むと、内臓も温まり、消化や吸収の助けにもなります。
特に冬の時期や、カラダが冷えていると感じる場合は、就寝前に飲むことでカラダが温まり、リラックスした気分も味わいながら眠りにつくことができます。
そんな白湯の正しい作り方は
1.やかんに水を入れ、強火で沸騰させる
2.火にかけたまま、やかんのフタを取り、湯気が上がるようにする
3.ブクブクと泡が立ったら火を弱め、10~15分間沸かし続ける
4.飲める程度に冷まし、ズズズ…と啜るようにゆっくり飲む
このレシピなら、沸騰した後10~15分間沸かし続けるという工程があるため、普通に作るだけでお部屋の加湿にも効果抜群です。
また、水分をしっかりとってカラダを温めることは、免疫力UPに欠かせないこと。
そのため、ウイルス対策はもちろん、毎日の生活を快適に過ごすため、朝と晩に一杯ずつ白湯を飲む習慣をつけるようにするといいかもしれません。
室内とカラダの加湿、カラダの免疫力UPとまさに一石二鳥の白湯。
今日からぜひ白湯を作って飲んでみてくださいね♪
植物由来・無添加・
オーガニック生活をはじめるなら
ヨガする人のための Yoganic Life ヨーガニックライフ