本日のお悩み
仕事で何度も同じミスを繰り返してしまいます。今回で4回目…。自分なりに気をつけているつもりなんですが、どうしても忘れてしまったり、指摘をもらって「あ、そうだった・・」と気づいたり。
上司は口には出さないものの、正直呆れられているんじゃないかなと感じています。フィードバックや評価も思わしくないし…がっくり。皆さん、どうやってミスを防いでるのでしょうか・・・?
こんにちは、哲子です♪
YogaFulⅼ編集部へお悩みお寄せくださり、どうもありがとう。
あら、まぁ~、あなた様のため息が聞こえてきそうなお悩みですね・・・。
そんな時は一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切だと哲子は思います。
まぁ、人間ですから、ミスはあって良し!
それでも、何度も同じミスを繰り返してしまうと、「あ~、またやってしまった・・」と大きく落ち込みますし、上司や同僚など、周りがどう思っているかな・・なんて気持ちが滅入ります。
そもそも、「自分には学習能力がないのか・・?」と、自分の能力を疑ったり、自信がなくなったりもしますよね。
同じ指摘を受けるのは、そこに成長のチャンスがある
しかし、よく考えてみてください。
何度も、同じ指摘を受けるということは、成長すべきポイントが明確になっているということです。逆に、どこを強化すれば良いか、道標を示されているようなものですよ。
まさにそこが「のびしろ」ですね~♪
あなたの人生にその課題が与えられている。その壁を乗り越えるための努力が必要な、人生(魂)の段階というわけでしょう。
ただ、もうひたすらにカルマが課される時代は終わっているので、カルマを避けたからといって、次なるカルマが形を変えて現れるということではありません。
魂の成長のためには、課題に取り組むことが必要なんですよ、ってことですね。課題に取り組まない選択をするならば、それは、それで、その段階に留まるということになります。伝わるかしら・・・?
またね、ネガティブな感情をポジティブな言葉に置き換えるってことも大事です。
その言葉を一番聞いているのは自分ですからね。その反響を受け取るのも自分です。
「何度もミスしちゃって、申し訳ないな・・・。私、がっかり。」のネガティブな感情をポジティブ変換するとこうです。
「同じ指摘を受けるってことは『成長のチャンス(のびしろ)』と捉え直せる!モチベーションを維持してがんばるぞ!」
どうでしょう?違いませんか?
ただまぁ、そうは言っても、同じミスを4回繰り返すと、ミスを恐れてしまって、そちらの方に神経がもっていかれるわよね。
ミスを恐れるあまり、「失敗したらどうしよう」に意識が向いてしまい、本来の仕事に集中できていないのかもしれない。ミスを直せないこと、そのものに焦りや不安を感じてしまう気持ちにも、とても共感できます。
必要なものは与えられる
そんな時こそ覚えておいてほしい、宇宙の法則をお伝えします。
それは、「必要なものは、いつか必ず自分に与えられる」というもの。
私たちが大切にしているヨガ哲学では、すべては一つに繋がっていて、私たちは宇宙の一部であると捉えています。
この宇宙には、目に見えない法則が働いていて、必要なものが与えられるという考え方は、その法則を信じることに繋がっています。
必要なものが与えられるためには、まずご自分がそれを受け入れる心の準備ができている前提がとっても大事なの。
ミスをなくしたいと願った結果に与えられるスキルや知識を、「全身全霊で受け入れる準備ができている!」、「いつ与えられても大丈夫!」と胸を張って言える状態かしら?
そしてね、ただ与えられるのを待つだけではなく、自分が望むものを得るために努力し、行動することも必要です。
ミスをなくすために、上司や同僚にやり方を相談したり、指差し確認して1つ1つ間違いを消したり、誰かにダブルチェックをお願いしたり。
人は行動してこそ変われますし、体現できますからね。
そしてそれは、願うものが現実として引き寄せられるという考えとも通じるわ。自分が願うものはいつか必ずこの手に与えられると信じることで、自信にもなりますしね♪「こうありたい」に向かって努力を続けるモチベーションも与えてくれるでしょう。
執着は手放して、サットヴァ(純粋な意識)へ
必要なものは与えられるという考えにおいて、ベースになるのがサットヴァ(純粋な意識)です。
ヨガ哲学では、すべての存在はサットヴァ(純粋な意識)から生じると考えられています。このサットヴァ(純粋な意識)は、私たちに必要なものを与えてくれる源泉だと捉えられているのよ。
サットヴァ(純粋な意識)を阻害する意識となるのが「執着」です。
執着は手放すことで、心にゆとりができて、必要なものが自然と流れ込んでくる状態を作ることができるのよ。
こうあるべき、こうあらねばならないといった執着は、力が入るし、情念もこもるし、視野も狭くなる。自然体とは言えません。
ヨガのポーズや呼吸法、瞑想を通して、リラックスでき、フラットになれる方法を知って、心身を清め、宇宙との繋がりを深めることで、必要なものが自然と引き寄せられる状態を作り出すことができるってわけなのよね。
あとですね、自分との向き合い方にもコツがあります。
ヨガ哲学では、自分自身と向き合い、内なる声に耳を傾けることが重要とされます。皆さんは、ご自身の声をちゃんと聴いてあげられているかしら?
自分自身と繋がることで、ご自分にとって本当に必要なものは何かを深く理解して、それを引き寄せることができるようになるのです。
大切なのは、ミスから学び、改善していくこと。
何度も同じ経験をすることで、その分あなたは確実に成長しているとも言えるわ。
でも、もし今のやり方で成長を感じられない、ご自身が満たされていない、周りの評価も伴ってこないのであれば、別の角度からやり方を見つめ直してみたり、新しい方法を試してみたりするのも良いでしょうね。
これまでと違う、自分に合った仕事を与えてもらう、見つけるというのも手でしょう。
同じミスを4回はさぞかし辛かったことでしょう。ただ、ミスは責められ、それによる評価ががっかりな内容であっても、あなた様ご自身の人間性は否定されるものでないし、尊い存在なのです。
少し休憩して、また頑張ってみましょう。
そう、笑顔でね。いつでも哲子が相談に乗りますよ。
本日のお言葉
- タッシャ ヴァーチャカフ プラナヴァハ ヨーガ・スートラ 第1章27節から抜粋
- オーム=OM(聖音)は、イーシュヴァラ(自然の摂理)のひとつの呼び名。サンスクリット語の、ア、ウ、ム=A、U、Mという3つの音からできているオーム(聖音)は、全世界の3つの状態、私たちが経験できる3つの次元を現しています。ア=はじまり・起きている世界、ウ=維持・夢の世界、ム=おわり・眠っている状態。人が体験する3つの時間、3つの次元すべてに浸透している存在がイーシュヴァラ(自然の摂理)です。 ちょっと疲れちゃった時、自分に自信がなくなっている時、ネガティブな気持ちになりやすい時、哲子はこの「オーム(聖音)」を静かに口ずさみます。すると、おもしろいくらいに心が清められるのです。「オーム(聖音)」最強説、お試しあれ。
またお会いしましょうね♪