真っ赤な太陽、真っ赤なトマト!
こんにちは。フードヘルスコーチの安井シンジです。
梅雨が明けて、真夏の太陽に会うのが待ち遠しいですね。
真っ赤に燃える真夏の太陽の下で、キンキンに冷やしたみずみずしいトマトをガブリっ!トマト好きの方は想像しただけでほっぺが落ちそうです。
みずみずしいトマトは真夏が一番美味しく、旬のイメージが強いですが、実は美味しい時期は真夏ではないんです。
本来トマトは高温多湿に向いていないため、日本の真夏はベストな環境とは言えません。どちらかと言うと春から初夏にかけた今の時期(もしくは秋)が美味しい時期なのです。
たくさんの種類がスーバーに並ぶ、色とりどりの美味しいトマトを食べて、心とカラダを整えましょう。
美肌の大敵、紫外線対策は内側からも!
夏はアクティブな季節なので僕は大好きですが、気になるのはやっぱり日焼け。
日焼け対策に日傘や日焼け止めは必須ですが、内側からもしっかりケアしましょう。そこで活躍するのがトマト!
「リコピン」ってご存じでしょうか?
なんとも可愛いキャッチーな名前のリコピン。最近はケチャップやトマトジュースなどの加工品で「濃厚リコピン」などという言葉が使われるので、知っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
「リコピン」とは赤い色をした天然の色素で、トマトの他には柿やスイカなどにも含まれる成分。
ここで少し老化・病気と活性酸素の関係についてお話します。
私たちのカラダは酸素が必要ですが、使った酸素の一部はカラダの中で酸化して活性酸素になると言われています。
活性酸素自体は強い殺菌力があり、細菌やウイルスと戦う役目を担ってくれるのですが、増えすぎてしまうと老化、肌荒れ・シミ・シワの原因になったり、生活習慣病の原因になったりします。
生きている以上カラダの酸化を避けることはできませんが、食べ物によって酸化を抑えることは可能です。
リコピンには高い抗酸化作用があるため、カラダから活性酸素を除去する働きが期待できます。それも同じく抗酸化作用があるβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍も!
すさまじい抗酸化作用ですね!
日焼けと活性酸素の関係は、肌が紫外線を浴びると皮膚細胞にも大量の活性酸素が発生し皮膚細胞を損傷します。それを防ごうとして、大量のメラニン色素が作りだされ、それがシミの原因になるのです。
体内にリコピンがあると、紫外線によってできる活性酸素を抑えてくれるので、メラニンを大量に作る必要がなくなり、肌を守ってくれるのです。
ちなみに、リコピンの効率的な摂取方法は、
●油を使って加熱する
●ミキサーなどですりつぶす
これからの季節、「日傘・日焼け止め・トマト」で決まりですね!
リコピンでスッピン美人になりましょう!
他にも嬉しい効果がいろいろ!
ヨーロッパには「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言うことわざがあるくらい、トマトはカラダによい効果を与えると言われています。
リコピン以外にも
●抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を健康に保つβ-カロテン(体内で必要な量のビタミンAに変わります)
●免疫力を高めたり、美肌作りが期待できるビタミンC
●体内の余分な塩分を体外に排出するカリウム
●腸内環境を整える食物繊維
など、ビタミン・ミネラルが豊富な優秀野菜なのです。
またトマトには旨味成分のグルタミン酸が含まれていて、トマトを料理に使うと旨味がぐっと増します。
ヨーロッパでは「トマトの時期には下手な料理はない」と、トマトを入れればどんな料理も美味しくなるほど旨味がたっぷりだと言われています。
僕のおススメはトマトそうめん!麺つゆに細かく切ったトマトをたっぷり入れて食べると、トマトの旨味でそうめんがワンランク上の料理に早変わりします。
いかがでしたでしょうか?
トマトってとっても魅力的!
実は僕は子供の頃なんとなくトマトは苦手でいつも残していたのですが、あま~いトマトと出会ってから大好きになりました。
トマト嫌いの方もこれから素敵なトマトとの出会いがありますように!
次回はトマトを使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!
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